ジョンセンムルの色選びで、顔だけ先に婚活へ行きかけた夜

ファンデーションの色選びで悩む女性

婚活の予定を翌日に控えた夜、私はスマートフォンの画面を二本指で拡大していた。

見ていたのは相手のプロフィール写真――ではなく、クッションファンデの色見本である。

恋愛では「中身を見てほしい」と願うくせに、ファンデーションには第一印象を丸ごと任せようとしている。人間というのは、なかなか都合よくできている。

画面には、フェア、フェアライト、フェアピンク、ライト……と、親戚の名前より覚えにくい言葉が並んでいた。

白く見せたい。でも、首と別人になるのは困る。

血色感はほしい。でも、夕方に顔だけ桃まんじゅうになるのも違う。

私は買い物かごの手前で、ファンデーションより先に自信を塗り直していた。

 

 

選びたかったのは色より、明日の私だった

美容業界で働いていた頃、ファンデーションを選ぶお客様からよく聞いたのが、「できれば明るい色がいいです」という言葉だった。

その声の奥には、肌を白くしたい気持ちだけではなく、「疲れて見られたくない」「元気そうに見せたい」「今日は少しきれいでいたい」という、小さな願いが隠れていたように思う。

接客する側だった私は、「首とのつながりも見ましょう」と落ち着いて言えていた。それなのに、自分のことになると判断力が急に休暇を取る。

婚活前日の私は、色見本のいちばん明るそうな場所ばかり見ていた。

「明るい肌なら、明るい人に見えるかもしれない」

そこまで考えて、さすがに自分で笑った。ファンデーションに人柄の照明係まで頼むのは、業務範囲が広すぎる。

友人のひと言で、首が会話に参加した

私は候補にしていた明るいカラーの画面を友人に送り、「これなら顔色よく見えるかな」と聞いた。

返事は短かった。

「顔はいいけど、首は置いていくの?」

その瞬間、洗面所の白い照明の下で、私はスマートフォンを持ったまま顎を少し上げた。

頬は赤みが出やすく、首はそこまでピンクではない。しかも画面の明るさは最大。色選びに不利な条件を、自分でフルコースにしていた。

ジョンセンムルの代表的な「エッセンシャル スキン ヌーダー クッション」は、自然なツヤ感と肌のキメを生かすような仕上がりを特徴とするクッションファンデーション。

日本の正規代理店の商品ページでは、フェアピンク、フェア、フェアライト、ライト、ミディアムなどが案内されている。

販売ページや時期によって扱う色数が異なるため、「ブランドにある色」と「その店で買える色」は分けて確認したほうがいい。

色の名前だけで決めるより、まず見るのは二つ。

ひとつは、普段使っているファンデーションの明るさ。もうひとつは、頬だけではなく、フェイスラインから首にかけての色だ。

顔の中心は赤み、くすみ、日焼け止めの白さに影響されやすい。

通販で選ぶなら、日中の自然光で首とフェイスラインを見て、商品画像の明るさだけに引っ張られないようにする。

試せるなら、手の甲より顎の横に少量のせ、数分後のなじみ方まで見るのが安心だ。

私は友人のひと言で、ようやく「顔を明るくする色」ではなく、「顔と首が一緒に出かけられる色」を探し始めた。

 

 

 

イエベとブルベは、判決ではなく道しるべ

色選びを整理すると、イエベ寄りの人は黄み・ニュートラル系、ブルベ寄りの人はピンク系から見ると候補を絞りやすい。

「エッセンシャル スキン ヌーダー クッション」の主な色を、ざっくり分けるとこんなイメージになる。

・フェア
かなり明るいアイボリー。黄みは強すぎず、明るさを優先したい人の候補。

・フェアライト
明るめのアイボリーで、やや黄み寄りからニュートラルの肌になじみやすい。フェアでは白く感じそうな人に。

・ライト
明るめから標準程度のイエローベージュ。普段、国内ブランドの明るめから標準色を選ぶイエベ寄りの人が検討しやすい。

・ミディアム
ライトより深さのあるイエローベージュ。標準色がしっくりくる人や、健康的な印象を残したい人に。

・ミディアムディープ
さらに深いイエローベージュ。日焼けした肌や、標準色では白浮きしやすい人の候補。

・フェアピンク
明るいピンクアイボリー。ブルベ寄りで、明るさとほんのりした血色感がほしい人に。

・ピンクライト
フェアピンクより落ち着いたピンクベージュ。明るすぎるピンク系が浮きやすい人に。

ただし、イエベ・ブルベの分類は、色選びの入口であって判決ではない。

イエベでも頬の赤みが強ければピンク系が浮くことがあり、ブルベでも首が黄み寄りならニュートラル寄りが自然に見える場合がある。

迷ったときは、「パーソナルカラー」と「明るさ」を一度に当てようとしないこと。

最初に明るさを二択まで絞り、そのあと黄み系かピンク系かを見る。最後に首との境目を確認する。

順番を決めると、色名の森で遭難しにくい。

もうひとつ、クッションファンデは一度に厚くのせるより、少量ずつたたき込むほうが色の違和感を調整しやすい。

パフに取った量をケース内のパレット部分でならし、顔の中心から外側へ薄く広げる。シミや赤みが気になる場所だけ重ねればいい。

明るい色を厚塗りして、「仮面だけ先に待ち合わせ場所へ到着」という事態も避けやすくなる。

買う場所まで選んで、ようやく買い物になる

色が決まっても、次は「どこで買うか」という第二面接が待っている。

私が通販画面を行ったり来たりした理由は、価格差だけではなかった。

本体だけなのか、本体とレフィルのセットなのか。海外流通品なのか、日本の正規代理店品なのか。

写真が似ているぶん、夜中の判断力では全部同じに見えてくる。

安心感を優先するなら、日本正規代理店が運営する「COSME Re:MAKE公式通販」や、公式代理店表記があるモール店がわかりやすい。

実物を見たい場合はCOSME Re:MAKEの実店舗も候補だが、色や商品の在庫は店舗によって異なる。出かける前に問い合わせておくと、店頭で「ライトはあるけれど私の心がライトではない」という悲しい帰宅を防げる。

セールや韓国発送の商品も比較したいなら、Qoo10のジョンセンムル公式ショップも選択肢になる。

ただし、Qoo10内には複数の販売店があるため、商品名に「公式」と書かれているだけで決めず、ショップ名と販売元を確認したい。

楽天市場やAmazonでも見つかるが、モールでは出品者、発送元、セット内容、返品条件を読むことが大切だ。

特に色選びが初めてなら、数百円の差よりも、「相談できる」「交換条件が明確」「正規流通が確認できる」を優先したほうが、買ったあとに心が静かでいられる。

反対に、ジョンセンムルのクッションファンデが向いていないかもしれないのは、マットで隙のない仕上がりを一度で作りたい人、色を試さず少しの差も許せない人、クッション特有のツヤ感が苦手な人だと思う。

また、「敏感肌向けと紹介されていたから、私にも必ず合う」とは限らない。

私自身、乾燥や赤みが出やすいので、肌がゆらいでいる時期は慎重になる。購入前に成分表示を確認し、使い始めは少量から様子を見るほうが安心だ。

白くなることより、ちぐはぐにならないこと

翌朝、私はカーテンを開け、自然光の入る窓辺でフェイスラインを見た。

前夜ほど、「とにかく明るい色」という気持ちは強くなかった。

欲しかったのは白さではなく、待ち合わせ場所で鏡を見たときに、余計な不安が一つ減っていることだったのかもしれない。

誰かに好かれたい日は、つい自分を少し盛りたくなる。

けれど、似合わない明るさで別人になるより、自分の肌とけんかをしない色のほうが、表情まで落ち着く気がする。

もちろん、色選びに絶対の正解はない。

季節で肌色は変わるし、合わせる下地や塗る量でも見え方は動く。

だから私は、イエベ・ブルベを答えそのものではなく、迷子になったときの小さな標識として使いたい。

昨夜、最大まで明るくしていたスマートフォンの画面を、私はそっと標準の明るさに戻した。

完璧な色を見つけたわけではない。

でも、明日の私を別人にしなくてもいいと思えたぶん、昨日より少しだけ自分の顔が好きになった。

あなたなら、明るく見える色と、自分になじむ色のどちらを選びますか。

※カラー展開・価格・在庫・セット内容は販売先や時期で変わります。購入前に各商品ページをご確認ください。