映画『横道世之介』を久しぶりに観た。
※ネタバレあります。
確か、初めて観たのは20代半ば頃だったかなぁ…?
偶々、ストーリーのなかのキャラクターと同い年になっていて。
昔のことって、確かにあったはずなのに時が経ちすぎて、テレビとかで放送されないとどこかおとぎ話の中の話だったような、ちゃんとあったことっていうのがぼやけてきてしまって。
私の記憶では、この映画、親に交際を反対されて別れたのかと思ったけど、単に留学で離れ離れになっただけだったんだ…その後何があったのか気になりますが…
ていうか、蛇にピアスのキャスト集結しているし、その他今活躍している俳優さん達の若かりし頃が見られて新鮮でした。
20代の頃の私には、少し退屈に感じたこの映画も、今見ると、深く染み渡るものがあります。
18歳の頃、なんでも出来る気がしていたし、本当に願い努力すればなんでも出来たのかもしれない。
私には選択肢があり過ぎて逆に何を選んだら良いか分からなかった。何がしたいかも分からず苦しい時間が長く続いた。
そんなことをふと思い出したのでした。
みんなきっと一緒。やりたいことがはっきり決まっていて一点集中出来るのはほんの僅かの人間だけで、そうでなければ、その時はもがき苦しむべき時間だったように思います。
何歳になったって、仕事の悩みは尽きないし、人間関係だって面倒くさいことが多いですが、10代20代で自分の未熟さ故に痛い目にあったからこそ30代で嫌なことがあってもなんとなく平気です。
いえ、平気じゃないことも多々ありますが…。
そういう意味でも、これから社会に出る若者の方々には沢山失敗して沢山恥をかいて欲しい。
そんな過去の自分が、未来の自分をいつか守ってくれる。
そんな風に思います。
これは、30代半ばの女の考えであって、40代50代とまた考えも変化していくのでしょうね。
成人の日だからか、最後は映画の感想じゃなくなっちゃいましたね💦