今でもぐるぐるぐるぐる考えることがある
あの時、私から言うべきだったのか
貴方のこと、好きだと。
側に居られるのなら結婚なんてどうだっていいと
そんな、取り繕った言葉言えなかった。
優柔不断な彼が決めた事なのだ。
初めて、ちゃんと決めた事を私は尊重する事しか出来なかった。
ぶっちゃけ、なんで女が家事しなきゃいけないの?っていうスタンスなので結婚なんてきっとしない。
ただ、老後が心配なだけだ。
そして、その歳で結婚もしていないのかっていう視線が痛いだけ。
いいのよ、ゆっくり好きなように過ごせればなんだって。
もう、いいのだ。
ただ、私だけが取り残されただけで。
これ以上はもう……
※ただ、言い訳に過ぎない事を分かっていたからそのまま聞いたのだ。
要するに、ただ綺麗に別れたいというのが彼の言い分で、もう私からいくことを止めようと思った私はその言い分を飲み、最後の最後に悩み始めた優柔不断君。どうか、誘惑に負けてくれと祈っていた。また、どうせすぐ喧嘩するんだろうな、怒るんだろうなって思ってたけどね。
今になって、彼の何処が好きだったのかふと考えてみた。
1ミリもイケメンではない。
顔は大きい。
唯一、良いところは身長が高かったところとオシャレに気を使うところ。
連絡をすぐ止めるは思ったこと言わないは、優柔不断でイライラするは、アトピーなのにタバコ吸うは、仕事忙しいと私は視界に入らないし
そんな男の何処が良かったのか
存在が、好きだったんだろうと今は思う。
何処がとかじゃない、その人の存在があるのとないのとでは私の世界は全く違っていた。
そんな美化するほどの私でも、相手でもないんだけど、表現しようとすると、スケールが大きくなってしまう。
私にとって、それくらい…存在が大きかった。
全ては、今だから言えること。
ここに彼がいると、言葉を選んでしまって駄目なのよ。
お前なんか、もう好きじゃないからな、あっち行けー!
って、思わせないといけないのは少し辛くて…
もっと早くに居なくなってたら、もっと未練たらたらな、酷いblogになっていたと思う。
今みたいに。
アホらしいね笑
きっと、もう幸せにしてるんだろうなー…
ほんと、私だけいつまでも動けずだわ。
そして、それに甘えて、恋愛に向き合えずにいる。
気づいた時は、凄い勢いで下に堕ちるような感じで。
未練という、甘い蜜を吸い過ぎて気づいたら、こんなに長い間逃げ回ってた。
もう、前に進まないといけないのは分かっているのに。
分かってるのに。