懐かしい「ブルースクリーン」 | 偕楽園血圧日記

懐かしい「ブルースクリーン」

 今日も暑い!
 昨日のような雷雨もなく、普通に暑い!
 明日はもっと暑いだと?
 勘弁してくれよ、令和ちゃん。


 この暑さの中、

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 プッチンプリン、カフェオーレ、8月から出荷再開 36商品はまだ


(写真、朝日新聞デジタルより。Bigプッチンプリン =江崎グリコ提供)

 江崎グリコは19日、システム障害で4月から停止している主力商品「カフェオーレ」「プッチンプリン」などの出荷を、8月から順次再開すると発表した。
「カフェオーレ」は8月6日、「Bigプッチンプリン」は同13日、「プッチンプリン3個パック」は同27日以降に再開する。
 出荷を停止した82商品のうち、すでに再開した分とあわせて46商品は出荷が再開されることになる。「朝食りんごヨーグルト」など残る36商品の予定は公表していない。
 朝日新聞デジタル 7/19(金) 17:49

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 一幅の涼味が。

 このグリコの「出荷停止」、

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 江崎グリコ「プッチンプリン」など冷蔵品のほぼ全品出荷停止、物流・調達システムに障害…5月中旬の再開目指す

 江崎グリコは19日、物流や調達に関する基幹システムで障害が起きたとして、乳製品や洋生菓子など冷蔵品の出荷ができなくなっていると発表した。同社は5月中旬の出荷再開を目指している。不具合はシステムを切り替える際に起きたといい、サイバー攻撃によるものではないとしている。
 発表によると、今回の不具合で、「プッチンプリン」「カフェオーレ」といった商品を含む冷蔵品のほぼ全品で、出荷が停止されているという。
 同社は今月3日、システムの切り替えを実施。その際に障害が発生したため、冷蔵品を扱う全国の物流センターの業務を一時停止して原因の究明を進めていた。18日にシステムの一部を再開させたものの、受注の処理に関して負荷がかかったため再度停止していた。
 同社は「一刻も早い復旧に向けて全力で取り組む」としている。
 読売新聞オンライン 4/19(金) 19:50

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 こんな「事故」によって起きていたものなのだが、この記事にもあるように、当時から「結局なにが問題だった」のかはよくわかっていない。

 いや、グリコは「よくわかって」いてただ「システムの脆弱性が漏れるとまずい」からと発表しないだけなのかもしれない。
 それならばそれでいいのだが、ならば「プッチンプリン復活キャンペーン」などをやって、「大丈夫です。わかっていますよ」ぐらいのアナウンスはしてもらいたいところだ。

 昨日は世界で、

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 ウィンドウズ障害、ブルースクリーン表示で操作不能に…航空便やレジのシステムなど世界規模で影響か


(写真、読売新聞オンラインより。ウィンドウズで表示される障害の画面(19日午後))

 米マイクロソフトの基本ソフトウェア(OS)「ウィンドウズ」を搭載したパソコンで19日午後から、障害が起きた。画面に「問題が発生したため、再起動する必要があります」といった表示が出て、操作できなくなる。米国では主要航空会社のすべての航空便が発着できない事態が発生するなど、影響は世界各地に広がった。

 米マイクロソフトは19日夜、ホームページでパソコンの不具合は、米国のサイバーセキュリティー会社「クラウドストライク」のソフトウェアに原因があると発表した。
 また、マイクロソフトの日本法人によると、同社のクラウドサービスでも別の不具合が見つかったという。二つの障害が発生し、影響が拡大したとの見方が出ている。
 クラウドストライクのジョージ・カーツ最高経営責任者(CEO)は19日、「サイバー攻撃などではない。問題が特定され、修正プログラムを配布した。顧客の安全を確保するために全力で取り組んでいる」と声明を出した。
 カーツ氏は、不具合が見つかったのはウィンドウズ向けの更新で、米アップルのOSなどに影響はないとしている。

 関連は不明だが、世界の空港でシステム障害が起きた。米CNNは、アメリカンや米ユナイテッドといった主要航空会社の航空便が現地時間19日未明から運航できず、地上待機していると報じた。英BBCによれば、世界で3300便以上が欠航になったという。
 日本では、日本航空の予約管理システムに不具合が生じ、ウェブ上での国際線の航空券の予約ができなくなった。BBCなど欧州メディアによると、多数の空港でオンラインのチェックインができなくなり、手動に切り替えた。運航に大幅な遅れが発生した。
 生活にも影響が出た。大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」では、午後2時頃からパーク内のレストランや土産物店のレジのシステムに障害が起き、全店舗の営業を一時的に休止した。JR西日本では列車の走行位置を示すウェブサービスのシステムに障害が生じた。一時、列車の一部で位置が表示できない状態になった。
 英ニュース放送局のスカイニュースは、19日朝の放送を一時中断した。英国の国民保健サービス(NHS)でも、一部の医療機関で予約を停止したほか、薬局で処方薬が受け取れないなどの影響が出ている。ロイター通信によると、豪州では大手金融機関のコモンウェルス銀行で、一部の顧客が送金できなくなった。
 読売新聞オンライン 7/19(金) 15:13

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 こんな障害が起きていた。

「ブルースクリーン」か。
 XPの頃には時々あったが、10になってからはついぞ見なくなっていたな。なんだか懐かしい(笑)。
 そんな安定しているOSで「これからはこれをずっと基礎にしてやっていくといっていたものを「Androidなどとの連携を」といって「11リリースします」とまでやりながら(2024/03/08の記事、お前らの方が「ズブズブ」じゃん)で書いたように「やっぱり連携やめます」とするマイクロソフトもひどいものだが、まあ、それは別の話として。

 今回の障害はマイクロソフトのOSのためではなく、セキュリティソフトのためらしい。
 クラウドストライクの「CrowdStrike Falcon」というやつが原因のようで、この「Falcon」というやつは我々個人がパソコンで使っているパソコン内部のウイルス駆除をするものではなく、

CrowdStrike Falconは、組織内のネットワークに接続されているエンドポイントから収集したログデータを保管・監視し、不審な挙動やサイバー攻撃を検知・防御するエンドポイントセキュリティソリューションです。
Falcon Prevent (次世代型アンチウィルス) 、Falcon Insight (EDR (注1) ) 、Falcon OverWatch (セキュリティエキスパートによる脅威ハンティング) をシングルプラットフォームで実現し、日々生み出されるランサムウェアなどの新しい攻撃手法対策として、セキュリティ侵害を効果的に検知・防御します。


(KDDI「CrowdStrike Falcon」のご案内」より)

 というものだという。

 この頃多い「外部からのハッキング」に対するファイヤーウォールのようなものというべきか。
 それが今回不具合を起こした。

 やれやれだ。

 セキュリティーソフトでは昔、ノートンインターネットセキュリティがIEに不具合を起こしてくれたことがあった。(2015/02/23の記事、「『テレビに耳あり電話に目あり』の時代」参照)
 コンピュータ関係は文字通り「自分はなにもしていないのに動かなくなった」があるから困ったものだ。


 そういえばYahoo!配信の週刊誌の記事が、

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 中国人「日本人、遅れすぎでヤバい」…いまさら「渋沢栄一の新一万円札」に喜ぶ「まだ20世紀の国」の哀しさ

 今月3日、日本は20年ぶりの「新札フィーバー」に沸いた。全国の銀行には、いち早く新札を手にしようとする人が殺到。「ミスター円安」と陰口を叩かれている植田和男日銀総裁も、40万枚分の>「出来立てホヤホヤ新札」の束を前にニンマリだ。
(中略)
 だがこの朗報、隣国の中国では、受け止め方がまるで違った。

まだお札なんて使ってるの?
〈はっ、日本では今時、紙の新札?デジタル通貨をバージョンアップさせるのではないの?〉
〈日本に旅行する時は、まず財布を買えというのは、本当だったんだ〉
とっくの昔に完全キャッシュレス社会を迎えている中国では、日本を「フシギな国」と見ているのだ。そう言えば以前、日本旅行用のパンフレットに「20世紀を懐かしむ旅」と書かれていたのも目にしたことがある。

もしかしたら渋沢栄一翁は、草葉の陰から嘆いているかもしれない。

「オレの顔なんか刷ってる場合か!早くデジタル円を普及させないと、日本は『デジタル人民元経済圏』になっちまうぞ」

 現代ビジネス 7/20(土) 7:00

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 と、勝手に「植田和男日銀総裁もニンマリ」と下卑た空想(しかもわざわざ「カタカナ」である)に「遅れてると日本を見下す中国人」やら「嘆く渋沢栄一」やらを出してはしゃいでいる無署名の記事を書いていた。

 ふん。今回のコンピューターの世界的障害を見てもまだこんなこといっていられるのならば、誌名から「ビジネス」という単語を外した方がいいね。


 と、いうところで「本日の未来」。

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 子どもたちが描く「水戸の未来」 改修中の旧三菱UFJ銀行の囲いに


(写真、朝日新聞より。「泉町ロードギャラリー」に絵を掲示した常磐大高の美術部員たち=2024年6月24日、水戸市泉町3丁目、富永鈴香氏撮影)

【茨城】旧三菱UFJ銀行水戸支店を改修し、来年秋にオープン予定の複合施設「テツ・アートプラザ」(水戸市泉町3丁目)の工事現場の囲いに、地元の子どもたちや中高生が描いた絵が飾られている。「泉町ロードギャラリー」という名の作品展で、12月まで開かれている。
 建物を身近に感じてもらおうと、改修の施工業者、田村工務店が作品展を発案した。近隣の小中高校の児童や生徒に、「未来の水戸」「未来の街」を テーマにして絵を描いてもらった。集まった73点の作品が、工事現場と国道50号の間にある囲いに掲示されている。囲いは38メートルに及ぶ。
 作品展に参加した常磐大高の美術部では、部員一人ひとりがお気に入りの場所を撮って、印刷した写真を切り貼りした。未来をイメージさせる青空が背景になるようにと、アクリル絵の具で色を塗って完成させた。
 2年生の前島未羽さん(16)は「今も残るレトロなお店に興味をひかれる。ちょっとずつ未来の建物ができつつも、懐かしい街並みも残してほしい」と話した。
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 テツ・アートプラザを運営する哲文化創造一般財団法人は、建物に入る美術館の名称を「クヴェレミュージアムMITO」から「クヴェレ美術館」に変更すると発表している。(富永鈴香)
 朝日新聞 2024/07/20 10:45

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(2024/05/27の記事、歩いて楽しい街に)で取り上げた泉町の工事現場でこんなことをやっているのか。

 面白いから見に行きたいが、暑いしなぁ。12月までというから涼しくなってからかな?

 その前に、


(画像、黄門まつりサイトより)

 2週間後には「黄門まつり」があるから、その時に見られるか。


「未来の水戸」の第一課題はこの「夏の暑さの中、どうやって人出を確保するか」だな。
 さすがに「鋼鉄都市」にはできないだろうし。