江戸時代の商人はこれで力を持ったわけで | 偕楽園血圧日記

江戸時代の商人はこれで力を持ったわけで

 う~ん、湿度が高い。
「梅雨だからこんなもん」なのだろうが、今年は令和ちゃんがまたデジタルスイッチガチャガチャやっているからなぁ。
 明日からはまた猛暑とかいっているし。


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 コメ卸売価格、11年ぶり高値 23年産、1万5865円

 農林水産省は16日、JAグループなどがコメを業者に卸した際の「相対取引価格」を発表した。6月は2023年産米の全銘柄平均で玄米60キログラム当たり1万5865円となり、12年産米が1万6127円を付けた13年8月以来、約11年ぶりの高値水準だった。卸売業者が小売店や飲食店に販売するコメの価格が上がり、家計にも影響する可能性がある。
 相対取引価格は、全国農業協同組合連合会(JA全農)を中心とする出荷団体が主食用米を卸売業者や小売業者に販売する際の契約価格を指す。市場に流通するコメの価格の目安になっているといわ>れる。
 23年産米の6月の取引価格が上昇したのは、猛暑による高温被害で供給量が少ない中で、インバウンド(訪日客)が増加して外食需要が拡大したことが主な要因とみられる。5月よりも2%、22年産米の前年同月と比べると14%それぞれ高くなった。23年産米が流通し始めてからの平均価格は22年産米と比べて11%高い1万5307円となっている。
 共同通信 7/16(火) 21:15

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 米が高いなぁ。

 近くのスーパーでも5キロの袋が昨年あたりの五割高になっている。
「銘柄米でも安いから農家の人も厳しいだろうな」とは思っていたが、今は逆に「これでは消費者が辛い」になっている。

 もちろんこれは「岸田がー」が騒いでいるような「円安」のせいではない。
 共同通信は「猛暑による高温被害で供給量が少ない中で、インバウンド(訪日客)が増加して外食需要が拡大したことが主な要因とみられる」と書いているが、これもちょっと違う。

 あの「美味しんぼ」がタイ米がどうのとやっていた前回の「コメ不足」の時は、確かに作況が悪くて現物が不足する事態になっていた。

 なんと作況指数が74! 「新米が穫れるまではがまん」だったのだ。

 が、今価格が上がっている昨年度米はといえば、

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 23年産米、作況指数101で確定 農水省

 農林水産省が12日発表した2023年産米の作柄概況によると、単位面積当たりの収穫量を示す作況指数(平年=100)は、全国平均で「平年並み」の101で確定した。
 前回調査(10月25日時点)と同水準。
 東北の太平洋側や北海道はおおむね天候に恵まれ、豊作となった。一方、今夏の記録的猛暑で高温障害が広がった新潟県は「やや不良」の95だった。二期作目の結果が反映された沖縄県は前回から4ポイント上昇し、103となった。 
 時事通信
2023/12/12(火) 18:12
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 平年並み。高温の影響は白化米という等級が下がる方向に出ている。
「平年並み」ということは毎年言われている「コメ余り」で古米に回る米が例年並みには出るはずということで。

 さらには、確かに、

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 23年外国人入国、2583万人 前年比6倍増、観光客が回復 入管庁

 出入国在留管理庁は26日、2023年の外国人入国者数(速報値)が前年比約6.1倍増の2583万789人だったと発表した。
 同庁によると、22年10月に新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和され、観光客が急増したことが理由。入国者数が過去最多を記録した19年(3118万7179人)の8割強の水準に回復した。
 外国人入国者の多くを占める新規入国者は、前年比約6.9倍増の2375万1693人だった。
 新規入国者を国・地域別で見ると、韓国が681万988人(前年95万2743人)で最も多く、台湾407万3135人(同31万7293人)、香港202万9811人(同25万4479人)と続いた。米国は200万4201人(同30万2382人)で、過去最多となった。
 在留資格別では、観光などの「短期滞在」が2313万2036人(前年286万1731人)で最多。次いで「技能実習」18万3030人(同17万9032人)、「留学」13万9574人(同16万7128人)だった。
(後略)
 時事通信 1/26(金) 17:04

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「インバウンド客」は増えていて、一時的に人口が「1億5千万人」近くに増えた計算にはなるが、そのほどんどが「観光などの『短期滞在』が2313万2036人」。
 韓国などの「コメ食国」からの入国が多いとはいえ、彼らがみな「一日に玄米四合を食べ」るわけでもなし。

 だからたとえば、コロナ禍の時などは、

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 古米在庫 40万~50万tのおそれ-JAグループ見込み2021年7月2日

 新型コロナ感染症拡大の影響で業務用需要が落ち込み、米の販売が厳しい。JA全農の見込みでは11月以降の古米在庫は40万tから50万tになる怖れも出てきた。販売に1年かかる量を抱えることになりかねない。

 農業協同組合新聞 2021年7月2日

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 といわれるほどであった在庫米の解消にもつながるもの。

 これにそこまで価格を上げる力があるだろうか?


 私には今のコメ価格上昇の背景には、

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 コメ指数先物を上場申請 8月の取引開始目指す 堂島取引所

 堂島取引所(大阪市)は21日、コメの現物価格を基に算出する指数の先物の上場認可を農林水産省と経済産業省に申請した。
 認められれば8月に取引を開始したい考え。堂島はコメ先物を上場する国内唯一の商品取引所だったが、2022年に取引が事実上終了。今回、指数という形で復活を目指す。
 指数は、複数の産地や銘柄の価格を平均するなどして算出する。具体的な方法は有識者らによる委員会で検討しており、3月末までにまとめる方針。指数先物を売買することで、将来の価格変動リスクを抑制することが可能になる。コメの生産者、集荷業者、卸売業者や個人投資家などの利用が見込まれる。

 堂島は11年8月、期間限定の試験上場としてコメ先物の取引を開始。「新潟コシヒカリ」など個別銘柄の先物を取り扱っていたが、常設市場とする本上場への移行を農水省が認めず、継続を断念した経緯がある。今回の指数先物は、当初から本上場の認可を申請した。 
 時事通信 2/21(水) 14:33


 堂島取引所“活発な取り引きを” コメ先物取引認可 市場開設で

 コメの先物取引が認可され、新たな市場を開設することになった大阪の堂島取引所の有我渉社長が記者会見を開き、活発な取り引きができるよう取り組みを進めていくと述べました。
 堂島取引所は申請していたコメの先物取引の上場が政府に認可されてことし8月に新たな市場を開設することになり、26日、有我渉社長が記者会見を開きました。
(中略)
 会社によりますと新たな市場では「堂島コメ平均」と名付けた主食用のコメの平均価格に基づく指数を対象に取り引きが行われるということです。
 有我社長は、特定の産地や品種に限らない幅広い投資が見込めるとした上で「堂島にとってコメの先物取引の再上場は悲願だった。今後は堂島ならではの商品をつくるなどして、取引高を増やしていきたい」と話していました。
 NHK NEWSWEB 2024年6月26日 20時33分

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 この動きが影響しているのではないかとにらんでいる。

 これがうまくいくことをにらんで「思惑先行」で卸値が上がっている。
 ならば8月になるまでは、今の価格で推移する可能性も高い。

「先物」というのは本来価格の安定を目指すもののはずなのだが……。


 本日のハザード。

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 ゾンビ、バスでも増殖? みどり市観光協会、わ鉄列車に対応


(写真、朝日新聞より。ゾンビバスの車内の様子=みどり市観光協会提供)

 わたらせ渓谷鉄道がお化け列車「ゾンビトレイン」を運行するのに合わせ、群馬県みどり市観光協会は9月1日、同市大間々地区を回るゾンビバスを運行する。
 低速電動バスを使い、車内は荒れた雰囲気に装飾。運転手もゾンビ風に仮装する。運行時間は1日午前10時〜午後4時(正午〜午後1時は除く)で、大間々駅(わ鉄)とコノドント館(大間々博物館)に停車。町を回る際、運転手が観光案内をする。1周約15分で乗車は無料。
 また、コノドント館近くの観光協会事務所では、缶バッチやアクセサリーなどのゾンビトレイン関連グッズを販売。購入者や、ゾンビ関連のものを持っ ている人は、ハンドタオルなどのプレゼントや商品の割引も行う。問い合わせは市観光協会(0277・46・7289)へ。(水山和敬)
 朝日新聞 2024/07/15 10:45

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 この頃流行の「動くお化け屋敷」だな。

 列車ならば別の車両ですスタンバイしておけるけど。バスはどうするんだろう?
 バス停で停まるとゾンビが乗ってくるんだろうか?

 ゾンビと一緒にバスに揺られ……シュールだ。
 シートもバスっぽくないし。