まずは冷静になろう | 偕楽園血圧日記

まずは冷静になろう

 蒸し暑いなぁ。


+++++++++++++
 北朝鮮が複数発の弾道ミサイル発射、高度100キロで350キロ以上飛翔 防衛省発表

 防衛省は30日、北朝鮮が同日午前6時13分ごろ、内陸部から複数発の弾道ミサイルを北東方向に向けて発射したと発表した。いずれも朝鮮半島東岸付近の日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される。航空機や船舶などへの被害情報は確認されていない。
 防衛省によると、発射されたミサイルのうち少なくとも1発は最高高度約100キロ程度で約350キロ以上飛翔(ひしょう)した。
(後略)
 産経新聞 5/30(木) 9:15

+++++++++++++

 また北朝鮮がミサイル撃っている。
 いいかげんにしてもらいたい。

 そういえば先日の「衛星打ち上げ」という名目のミサイル実験では、また「Jアラートなんか」という者たちが騒いでいた。
 流れてきたメルマガ紹介メールには、「Jアラートの闇」とか書いているインプレ稼ぎライターも出ている始末。
 撃ってきた北朝鮮ではなく岸田叩きをしているような者たちは、「ミサイルなんか絶対に飛んでこない」と安心しきっているのだろう。
 実際に被害が出た時に一番騒ぐのはもまた、そういう者たちなのだろうが。

 いやはや、

+++++++++++++
 Jアラートの発令、解除は「迅速かつ適切」と北の衛星発射で政府 速報性を重視

 林芳正官房長官は28日の記者会見で、北朝鮮が27日夜に軍事偵察衛星を発射した際に日本政府が出した全国瞬時警報システム(Jアラート)について「送信、解除のタイミングはいずれも迅速かつ適切であった」との認識を示した。Jアラートは発射直後、沖縄県を対象に発令。発射は失敗に終わり、結果的にJアラートは17分後に解除されたが、政府は今後も「空振り」を恐れずに迅>速な避難を呼びかける方針だ。
(後略)
 産経新聞5/28(火) 20:54

+++++++++++++

 という記事に、

+++++++++++++
******
政府は今後も「空振り」を恐れずに迅速な避難を呼びかける方針だ。……まるで「空振り」でない事態を切望するような言い方だ、ほら見た事かと。米国の子飼いの産経新聞は神経がおかしいみたいだ。どうしてこんな荒唐無稽な記事がまかり通るんだろう。強迫神経症ではないのか。諸般の事情から日本に対する核攻撃でないことは明らかなはず、それをJアラート、パック3まで駆り出して大芝居。夜中に避難せよとは大きな大迷惑だ。心臓麻痺で死んだ人もいるのではないのか。騒乱罪に等しい。これは人に恐怖を与えてある方向にプロパガンダする常とう手段なのだ。

 ヤフージャパン配信上記記事コメント欄より

+++++++++++++

 ということを書く人間というのは、いったいどれほど思考がひねくれているのだろう?

 ここまで脳の回路がねじ曲がらなければ「キシダガー」はできないのだろうか。
 それとも「アベガー」以来ずっとこういうことばかりやっているうちにこうなってしまったのか。

 そんなことだから、

+++++++++++++
 高齢者の定義「5歳引き上げ」を ウェルビーイング実現へ提言 諮問会議

 政府は23日、経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)を開き、ウェルビーイング(身も心も満たされた状態)社会の実現に向けた方策を議論した。
 民間議員は健康寿命が長くなっていることを踏まえ、高齢者の定義について「5歳延ばすことを検討すべきだ」と指摘。その上で、全世代のリスキリング(学び直し)推進を提言した。
 政府は高齢化率などを計算する際、65歳以上を高齢者としている。
 民間議員はまた、若者の待遇改善や女性・高齢者の労働参加促進を通じ、社会保障の持続に必要とされる実質1%の経済成長を確保すべきと強調。必要な政策を「新たな令和モデル」としてまとめるよう求めた。 
 時事通信 5/23(木) 18:38

+++++++++++++

 諮問会議で民間人が行った発言を取り上げた記事だけで、

+++++++++++++
「高齢者の定義」トレンド&批判コメ殺到「“死ぬまで貢ぎ続けろ”by自民党ということだろ」

「高齢者の定義」という言葉が24日、インターネット上のトレンドワードになった。23日に首相官邸で開かれた経済財政諮問会議で、来月の策定を目指している「骨太方針」の議論の中で民間議員から、現在は65歳以上とされている高齢者の定義を、5歳延ばす検討をするべきとの提案があったと報じられていることを受けたもの。健康寿命の延びや就労意欲の高まりなどを踏まえ、高齢者がさらに活躍できる社会が念頭にあるとみられるが、SNSでは怒りのコメントが殺到。「高齢者の定義を5歳引き上げて、いずれ年金支給年齢も引き上げる作戦」「これって、年金支給を70歳からにしたいって魂胆、布石だよね」「いずれ高齢者の定義そのものが消失したりして…」「いっそのこと、還暦も引き上げしたら?」などの怒りが寄せられた。

 裏金問題を起こしながら政治資金規正法の改正案では後ろ向きとの批判を受けている自民党や、そのトップ岸田文雄首相への反発の声も多く「いい加減にしろよ 増税クソメガネ うちの会社55歳で定年で給料3割カット 60歳でバイト移行 70歳からの年金支給にするつもりだろそこらへん整備してからにしろよ 殺す気か」「というか "死ぬまで貢ぎ続けろ" by自民党 ということだろ」「高齢者の定義を5歳引き上げる…そこまでして国民に年金を払いたくないって事ですよね? 真面目に国民は税金を納めているのに。自分達は裏金三昧で…」などのコメントがあった。

 岸田文雄首相は同会議で「だれもが活躍できるウェルビーイングの高い社会を実現しないといけない」と訴えたが、この「ウェルビーイング」という横文字フレーズもX(旧ツイッター)のトレンドワードに。「岸田はほんとろくなことしないし、ろくなこと言わないな 高齢者をできる限り働かしていたいしできる限り年金を払いたくないだけ ただのまやかしの言葉」など、反発や厳しい指摘が寄せられ続けている。
 日刊スポーツ 5/24(金) 12:10

+++++++++++++

 勝手に妄想をふくらませて政策が決まったかのように騒ぐことになる。

 まったく。自分の会社の給料への不満を議員にぶつけて憂さ晴らししているだけなのだろうが、くだらない。
「ウェルビーイングがどうのが気に入らない」というのに至っては。

 私も以前書いたように岸田氏のそういう「どうだいスマートだろう?」といわんばかりの姿勢は嫌いなのだが、それと「健康寿命維持」の話を絡めて腐すのは違う。

 私は40代の時に心臓だけが90過ぎの車椅子を押してもらっているような人間より悪い状態になってしまったので普通の人とは感覚が違うのだが、実際自分が60になってみると「65歳を高齢者というのは早すぎる」としか思わないし、「定義を上げよう自体はどんどん議論してくれ」と思う。

 が、それを「あいつが気に入らない」だけで頭を沸騰させて、

+++++++++++++
「『年金は80歳から』と言い出しかねない」小沢一郎氏、SNSで批判の「高齢者の定義」に言及

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員は24日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、23日に開かれた政府の経済財政諮問会議で、出席した民間議員から現在65歳以上とされている高齢者の定義を、5歳引き>上げる検討をすべきと提案があったと報じられていることに言及した。
 ネットニュースを引用しながら「昨今『年金を75歳からもらうとこんなにお得ですよ』と盛んに誘導する政府。『年金は80歳から』などと言い出しかねない。人口減少対策をやらなかったツケ。セーフティネットを根本から再構築する必要」と投稿。政府の対応に疑問を示した。
 23日の政府の経済財政諮問会議で提案された「高齢者の定義」の年齢引き上げに関しては、24日、SNS上でもユーザーの怒りが寄せられており、小沢氏の指摘と同様に、政府が年金支給年齢の引き上げを模索しているのではないかといぶかるコメントも、相次いでいる。
 日刊スポーツ 5/24(金) 12:22

+++++++++++++

 便乗して出てくる国会議員に煽られてしまっては、愚かではすまない。

 年金については私が二十歳のころから「俺たちが60になる頃には65。65になる頃には70からという話になっているんだろうな」と仲間内で言っていたぐらいのもの。
 小沢さん。その年金制度を今の形に手直しして「100年安心」といった坂口厚労相(当時)ば、その前にはあなたが作った細川内閣の労働大臣だった人物ではないか。
 公明党と「一一ライン」と呼ばれるものを作って内閣を裏から操ろうとしていたあなたならば、年金制度についてもこんな中身のない煽りではない「もっときちんとした制度設計」を提言してくれたらどうなのだろうか?
「普通の国」論を提唱していた頃のあなたならば、それぐらいのことはしたはずである。
 それが今や……。

 こんな落ちぶれてしまった「煽り屋」やトラッシュメディアの「こたつ記事」に乗せられて岸田叩きに熱狂し、「政権交代だー」と踊り狂うほど馬鹿らしいものはない。
「空振りを恐れずということは空振りしないことを願っているということだ」などというひねくれた考え方をするのはやめて、話を党派性・属人性で判断するのもやめて、きちんと事実を見て話せる力を養わないと。


 本日のブランド。

+++++++++++++
「へべす」味も形も上々 出荷スタート 宮崎・日向地域特産の柑橘


(写真、毎日新聞より。選果場に運び込まれた特産の「へべす」=宮崎県門川町で2024年5月27日午前8時32分、重春次男氏撮影)

 宮崎県日向地域特産の柑橘(かんきつ)類「へべす」の出荷が始まった。薄く青々とした果皮を持ち、爽やかな酸味と甘みが特徴。料理や飲み物に絞ると味が引き立つと人気だ。ハウス栽培ものは7月末までに例年並みの約7トンの出荷を計画する。
 同県日向市と門川町の7戸が計97アールでハウス栽培している。出荷の中心は県内だが、関東方面などにも届けられる。市によると、江戸末期に地元の「平兵衛」という人がカボスに似た自生種を発見し、栽培したのが名前の由来という。
 現在は直径4センチ以上などの基準を設けブランド化。初出荷の27日は農家が門川町のJAみやざき日向地区本部の選果場に50キロを運び込んだ。
 生産者部会の川崎泰富会長(68)は「酸味と甘みがほど良く、玉太りも良好で、上々の出来」と太鼓判を押す。JAでは、1キロ平均1500円程度での販売を見込む。8月には露地ものの出荷が始まる。【重春次男】
 毎日新聞 5/29(水) 12:00

+++++++++++++

「へべす」。聞いたことのない柑橘だ。
 何系のものなのだろう?

 この頃冬を中心にいろいろなブランド名の柑橘が店に並ぶ。
 が、それがミカンの中でも何の系統になるのかは、できればきちんと表記してほしい。
 グレープフルーツが含まれるフランクマリンから心臓病の薬を飲んでいる人間にとって忌避されるものというのはよくいわれることだが、その他の柑橘の中にもそういう効果を持つものがある。例えば夏みかんとかダイダイとか。だから「高級ぽん酢」といわれてダイダイを使ったものとか出されると大変なことになる。

 完全に安心できるのは温州ミカンだけのようだが、ごく少量ならばフラノクマリンが含まれている柑橘でも大丈夫なこともあるし。
 本当は成分分析票をつけて欲しいところだが、それは面倒くさいだろうから、せめて「どの柑橘の系統か」が分かる表示。

 ミカンは好きな果物だけに、ぜひ生産者さんには考えてもらいたい。
 心臓が悪い人間の一人としてお願いしたい。