言葉を理解できない「記者」なんて…… | 偕楽園血圧日記

言葉を理解できない「記者」なんて……

 少し空気が湿ったくなってきた。梅雨の足音が聞こえてきたのかも……。


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「うまずして何が女性か」 上川外相、静岡知事選応援演説で

 上川陽子外相は18日、静岡県知事選の応援のため静岡市で演説し、自民党推薦候補の当選に向け「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」と述べた。新たな知事を誕生させるとの趣旨の発言だが、出産したくても困難な状況にある人への配慮に欠けるとの指摘が出る可能性がある。
 演説を行ったのは、上川氏の女性支持者が多く集まった屋内の集会。発言に対し、100人を超える聴衆からは拍手が起こった。
 上川氏は、自身の過去の選挙演説で「うみの苦しみにあるけれども、ぜひうんでください」と支持を訴えた経緯にも言及。「うみの苦しみは本当にすごい。でも、私たちは手を緩めてはいけない」と語った。
 共同通信 5/18(土) 19:20

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 またメディアがやっているよ、「失言づくり」。

 私が見たニュースの見出しはこの「うまずして」や「上川外相、静岡知事選の応援演説で『生まずして何が女性でしょうか』」(読売新聞オンライン 5/18(土) 20:39配信)という表記になっていたのだが、

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 上川氏の発言を巡っては、一部で当初「『産まずして何が女性か』」などの見出しで報じられた。その後、「産まず」という漢字表記から「うまず」というひらがなを用いたスタイルに変えた記事がウェブ上に増えた経緯がある。
 玉木氏は記事の変更について、「修正前の第一報では、『女性は子どもを産むもの』だと決めつけ、政治的な正しさを欠いているとの印象を与える」と指摘し、「修正後は『新知事を誕生させよう』との意味がより明確になっていると思われます」とした。
「そんなことはないと信じたい」とした上で、「あえて前者の配信を行い、センセーショナルな印象を与えた方が記事のビュー数を稼げるとの企図がメディア側にあったとしたら、果たして適切な配信だったのか、よく考える必要があります」と疑問視もした。
(奥原慎平)

 産経新聞 5/19(日) 14:45配信「玉木氏『うまずして』発言の上川外相に苦言 当初『産まず』表記報道には『適切だったか』」より

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 と、表記していたものがあったという。

 

 うん。完全に「煽り」に来ているな。

 そして、表記が変えられていてもいなくても、いずれの社の記事も本文には「出産したくても困難な状況にある人への配慮に欠けるとの指摘が出る可能性がある」に類する一文が入っていた。
 上川外相は「この候補を当選させるのは我々女の力だ!」といっているわけで、これはギレンの「立てよ国民!」と同じ。「女性が政治を動かす」という、どちらかといえばフェミが喜びそうな言葉を発しているのだが、メディアはそういうう勢力を「叩け叩け」と焚きつけている。
 知事選を「特定側有利」にしようと世論誘導を図っているのか、彼女がメディアの推す「石破・河野・小泉」らに立てして優位になりそうだという声があるから、潰しにかかっているのか。

 しかしくだらない。

 先日、

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「幸せ」な日本人は57% 30カ国中28位 40~50代が最も低く

 自分は「幸せである」と感じている日本人の割合は57%で、調査対象30カ国の中で28番目の低さだったことがフランスの世論調査会社イプソスのリポートで分かった。割合は低下傾向にあり、2011年の70%から13ポイント減ったことも判明。同社日本法人は「幸福感の低下傾向は日本だけではない。政治不信、紛争、自然災害、新型コロナウイルスの感染拡大などに起因しているのではないか」としている。
 調査は23年12月~24年1月、欧米やアジア、オセアニアなどの各地域にある30カ国の計約2万3000人(16~74歳)を対象に主にオンラインで実施。日本では約2000人から回答を得た。
(後略)
 毎日新聞 5/17(金) 7:00

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 こんなアンケート結果を書いていた新聞があった。

 が、「幸福を感じない」という人が多いならばそれは、この「出産したくても困難な状況にある人への配慮に欠けるとの指摘が出る可能性がある」と書くようなメディアがやっている「僻み、嫉み、妬み」の3み煽りに原因があるのではないか?

 これに煽られて「あいつはずるい」という感覚で社会、特に政治を見てしまう人がどれほどいるか。

「ジャギの唆し」に乗せられると不幸になるだけだ。


 本日の撮影。

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「テルマエ・ロマエ」の聖地が千葉に ロケ地の採石場跡地見学会


(写真、毎日新聞より。映画「テルマエ・ロマエ」の撮影に使われた場所を見学する親子連れら=千葉県鋸南町の元名採石場跡地で‎2024年‎5月‎18日午前‎10時33分、岩崎信道氏撮影)

 映画やテレビドラマのロケ地となった千葉県鋸南町の元名採石場跡地で18日、撮影で使われた場所を巡ったり、車で悪路を走ったりするイベントが開かれた。親子連れなど約130人が参加した。
 町によると、普段は一般の立ち入りを禁じているエリアということもあるため人気が高く、定員の4倍超の応募があったという。
 ロケ地巡りは午前と午後の2回実施。参加者たちは町職員の説明を聞きながら、損害保険会社のテレビCMで俳優の阿部寛さんが乗る車が立ち往生する溝や、常に一定の水量がある池などを約45分間、見学した。
 千葉市緑区から家族3人で来た自営業、宮崎昭さん(51)は、「普段は入れない場所なので貴重な経験。実際に撮影で使われた場所に立ってみると、それぞれの作品に親近感がわく」と話した。
 跡地は約28万平方メートル。1971年に採石事業の登録がされ、32年間にわたって岩石の採取が行われた。2018年に町が跡地を購入し、ロケ地として活用を始めた。今年3月末までに、映画「テルマエ・ロマエ」、テレビドラマ「相棒」など188件の撮影が行われたという。【岩崎信道】
 毎日新聞 5/18(土) 16:09

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「撮影で使われる採石場」と聞けばすぐに埼玉県寄居町のものが思い浮かぶが、千葉にもあったのか。

「テルマエ・ロマエ」で採石場の背景というのは、屋外で温泉を掘ろうとしている場面で使われたのたのかな?
 損保のコマーシャルで「ルシウス・阿部」が事故っているのもあそこか。
 役所広司といい阿部寛といい、事故ばかり起こして。車の運転下手だな(笑)。

 冗談はさておき、「テルマエ・ロマエ」のロケ地といえば、わが水戸市にもある。
 ちょっと郊外になるので車がないと行きにくいが、「七ツ洞公園」というところで、「普段は入れない場所」というのもないし閉園まで時間もたっぷりあるので、じっくり「映画の世界」を堪能できるぞ。
 作品中で「風呂」として出てきたところはただの「池」なので、入らない方がいいと思うけど。

 ちなみに、「戦隊もの」でも時々怪人が暴れています。