国境がないと国民の権利も守れない | 偕楽園血圧日記

国境がないと国民の権利も守れない

 昨日は上着を着ていると汗だくになるほどだったのに、今日は同じ雨だがダウンがいるほど寒い。
 最高気温が14℃も違う。
 令和ちゃん……。

 
 おかげで朝から寒いのに変に汗をかいたりと具合が悪いので、ちょっと簡単に。

 朝日新聞が、

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 夜空に国境はない 戦火逃れた女性、日本とウクライナの星座を解説


(写真、朝日新聞なデジタルより。福岡県内のプラネタリウム3館で解説をするオレナ・ゼムリヤチェンコさん=いずれも福岡市科学館提供)

 ウクライナのプラネタリウムで解説員をしていた女性が、日本と母国で見える星座などを紹介するイベントが23~25日、福岡県内のプラネタリウム3館で順番に開かれる。ロシアによる侵攻開始から24日で2年となる中、福岡市科学館(同市中央区)の学芸員らが企画。日本とウクライナの空はつながっている――。星を通じて、そう伝えたいという。
 解説するのは、オレナ・ゼムリヤチェンコさん。ウクライナ北東部ハルキウのプラネタリウムに勤めていたが、2022年2月に軍事侵攻が始まり、数カ月後に日本に避難。日本で同じ仕事をする人たちの協力で、関東を中心に星の解説をするようになった。
 今回のイベントでは、福岡やウクライナの夜空をプラネタリウムに投影。オレナさんがまず、星座や自分が母国で続けてきた仕事などを母国語で解説。続いて県内の解説員が日本語で説明する。最後にオレナさんが宇宙への思いと、平和への願いも伝える。
 企画の中心となったのが、市科学館のプラネタリウムで解説をする学芸員の丹野佳代子さん。きっかけは昨年、東京都などでオレナさんの解説を目の当たりにしたことだった。
 日本と母国は離れているが、同時刻に同じ星座も見られる。地球はつながっていて、夜空に国境はない。
 そんなオレナさんのメッセージが心に刺さり、米国の天文学者の故カール・セーガン博士の「私たちの体は、すべて星の物質でできている」という言葉を連想した。丹野さんによると、解説員には「みんな仲間だから、自分や友達を大事にして」と伝えた経験がある人も多いはずだという。
 市科学館の投影では、ウクライナから避難してきた市内在住の人や支援者も招く。
 オレナさんは朝日新聞の取材に「日本とウクライナは約8千キロ離れていますが、星への愛が私と日本の職員を結びつけた。言葉がわからなくても、私たちは人々を結ぶプロジェクトを共同で作り上げていきます」とコメントを寄せた。
 イベントの開始時間は、宗像ユリックスプラネタリウム(宗像市)は23日の午後0時半と午後5時半▽福岡市科学館は24日の午後4時と午後6時▽北九州市科学館(同市八幡東区)は25日の16時半。チケットは各館の窓口や公式サイトで購入でき、北九州市科学館は事前予約が必要。それぞれ入場料がかかる。(大下美倫)
 朝日新聞デジタル 2/19(月) 11:03

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 こんな見出しの記事を書いていた。

 ウクライナは樺太ほどの緯度なのでそれほど劇的に日本の多くの地域と違う星空が見られるわけではないが、それはおくとして。
「空から見たら地上には国境なんか」とはよくいう人間がいる。今度は「夜空に」か。
 言いたいことは分かるのだが、今ウクライナはまさにその「国境」を侵犯して攻撃してくる国に国土を占領され、国民を殺されたり拉致されたりしているわけで。
「ソ連」という国際社会視点では「地方線」的なものしかなかったような連邦国家時代にも「ホロドモール」のようなことも起きているし。
 国境というのは、国民を守るためのものでもある。

 いいかげんに「イマジン」を歌って気持ちよくなっていれば世界は平和という感覚からは抜け出さないと。

 いわゆる「西側諸国」の制裁にもかかわらず、ロシアの石油会社は、

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 ロシアの石油会社ロスネフチ、年間利益が140億ドルに急増

[モスクワ 19日 ロイター] -     ロシア石油大手ロスネフチが19日発表した2023年通期の決算によると、純利益は前期比47.2%増の1兆3000億ルーブル(140億7000ドル)となった。売上高は1.3%増の9兆2000億ルーブル、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は17.8%増の3兆ルーブルだった。
 設備投資費は1兆3000億ルーブル、フリーキャッシュフローは1兆4000億ルーブルだった。
 同社のセチン最高経営責任者(CEO)は声明で「下半期の政策金利上昇を受け、債務削減への集中を余儀なくされた」と、ロシア中央銀行を批判した。同氏は昨年末も、再三の利上げで借り入れコストが現在の16%まで上昇したと中銀を批判していた。23年10─12月期の利払いは前年同期比1.5倍になったとし、「利上げと銀行の利ざやが主因で、銀行業界は昨年、記録的な利益を上げた」と述べた。
 23年の同社の石油・コンデンセート(超軽質油)の生産量は1億9360万トン、ガスは927億立方メートルで、石油・ガスの総生産量は2億6980万トンだった。
 セチン氏は「徹底したコスト削減と効率改善の結果、石油・ガスの生産コストは23年末に石油換算で日量1バレル当たり2.6ドルに減少した」と強調した。
 ロイター 2/20(火) 13:09

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 こんなことを言えている。

 調べてみても2020年ぐらいのものが出てこず、この会社が拡大する前の2004年の生産量しかヒットしないので「生産量は1億9360万トン、ガスは927億立方メートル」が侵攻前からどれぐらい変化しているのかわからないのだが、銀行金利に文句を言えるほどの元気がある。本来ならばもう青息吐息になるほどでなければいけないのに。

「他国の戦争は自国の利」と考える国が、世界にはそれほどあるということ。


 わが国では、

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 政府、離島住民の避難で協議開始 台湾有事に備え、熊本・沖縄と


(写真、共同通信より。沖縄県庁で実施された離島住民避難の図上訓練。モニターには多良間島などの先島諸島から鹿児島空港へ空路で避難するルートが示されていた=2023年3月)

 政府と熊本、沖縄両県が台湾有事に備え、同県多良間村から避難する住民を熊本県八代市で受け入れる計画の策定に向けて協議を始めたことが19日、関係者への取材で分かった。1カ月程度の滞在を可能とする内容で、3月中に完成させる方針。2024年度中の策定を目指す同村を含めた先島諸島の住民を九州・山口8県に避難させる計画のモデルとする。
 同村の住民は約千人で、多良間島と水納島の2島で構成される。先島諸島の5市町村のうち最も人口が少なく、先行した計画策定が可能と判断したもようだ。
 関係者によると、今後は八代市内への移動手段を決定。食料や水など生活物資の提供方法についても検討を重ねる見通し。
 共同通信 2/19(月) 17:40

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 こんな計画も立てている。

 こんなことが実際に起こらないように願いたいものだが……「こういうものが必要になっている」というところには留意しておかなくては。
 こういうことを進めている岸田内閣への「攻撃」が激しくなっていることと併せて。


 本日のコンテスト。

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 茨城県内グルメ 頂点へ火花 水戸で10月「総選挙」 先行8市町、試作品お披露目


(写真、茨城新聞クロスアイより。試食会でアンコウのスープを披露する大洗町の関係者ら=水戸市梅香)

 茨城県水戸市で今年秋に開かれるご当地グルメの総選挙をにらみ、県内自治体が新メニュー開発に力を注いでいる。先行する8市町が地元事業者と創作した料理やスイーツの試食会を開き、特産品を生かした多彩な試作品を披露するなど取り組みが進む。地域の新たな観光資源創出へ向け、「頂点」を狙う各市町村が火花を散らしている。

 ご当地グルメ総選挙は10月12~14日の3日間、水戸市の県三の丸庁舎を会場に「シン・いばらきメシ総選挙2024」として、県が実施する。各市町村が地域を代表する新たな料理やスイーツを持ち寄り、参加者による投票で茨城県グルメのナンバーワンを決める初めての取り組みだ。
「ほとんどの県内自治体が出場に名乗りを上げている」(県地域振興課)中で、希望のあった8市町には県が食の専門家を派遣し、新メニューの開発を後押ししている。15日には水戸市梅香のJA会館で、8市町による新商品の試作品がお披露目された。
(中略)
 総選挙に出品するメニューは、地域の食材を活用することが条件。「一般料理」と「スイーツ」の2部門で選ばれると、県が首都圏を中心にフェアや集中的なプロモーション展開などにより、強力に売り込みを図る。
 県地域振興課は「総選挙を起爆剤として新たなグルメを生み出し、誘客につなげたい」と、食を通した地域振興や観光資源創出に期待を込めている。

■県が開発を支援する8市町の新グルメ  
市町村 メニュー      主な食材  
水戸市 チーズ使用スイーツ チーズ  
日立市 あんかけ料理    シラス、茂宮かぼちゃ  
笠間市 ハンバーガー    常陸牛、クリ  
鹿嶋市 豚丼        かしまし豚  
大洗町 食べるスープ    アンコウ  
河内町 スパイス料理    チョウザメ、レンコン  
五霞町 洋菓子       サツマイモ、米粉  
境町  スイーツサンド   干し芋、ユメカオリ
 茨城新聞クロスアイ 2/20(火) 7:00

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 また便乗ネーミングが……。

「メシ」がカタカナになっているとなにか軽食っぽいイメージがしてしまう。
 本市の「チーズスイーツ」というのは森林公園の「ヤギのシェーブル」を使うものかな?
 そういうものと豚丼が並んでいるのは、なんだか統一性がないなぁ。「そういう方向性」で行くのならば、「総選挙」などで順位付けはしない方がいいのではないだろうか?

 あとやはり、観光客ばかり見るのではなく「地元の人」に定着するようなものにしないと。