短絡的な暴力になびくな! | 偕楽園血圧日記

短絡的な暴力になびくな!

 グーグルのマップサービスが終わるということでドラクエウォークの仕様が変わった。
 地図の精度が悪くなったし、せっかくずらしておいた回復スポットがわやくちゃ。
 電子書籍もそうだが、ネットのサービスはこういうことが普通にあるからなぁ。


 さて、

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 日本郵船の運航船拿捕、所有企業はイスラエル実業家と関係か

【AFP=時事】イランが支援するイエメンの反政府勢力フーシ派(Huthi)は19日、紅海(Red Sea)で拿捕(だほ)した船舶の所有者はイスラエルの実業家だと主張した。
 フーシ派のヤヒヤ・サリー(Yahya Saree)報道官はX(旧ツイッター)で、「イスラエル船を拿捕し、イエメン沿岸に移動させた」と発表。「(パレスチナ自治区)ガザ地区(Gaza Strip)への侵略と、ガザおよびヨルダン川西岸(West Bank)にいるパレスチナ人同胞に対する忌むべき犯罪に終止符が打たれるまで、わが勢力は敵であるイスラエルへの軍事作戦を継続する」と主張した。
 海上警備会社アンブリー(Ambrey)は、「同自動車運搬船のグループオーナーとして登録されているのはレイ・カー・キャリアーズ(Ray Car Carriers)」で、親会社の創業者はイスラエルの実業>家だとしている。
 日本郵船(NYK Line)の広報はAFPに対し、船は同社が運航するバハマ船籍の「ギャラクシー・リーダー(Galaxy Leader)」だと認めた。一方で、「船舶の権利問題は非常に複雑なため、現在の所有会社については確認中だ」と説明した。
 同船の拿捕について、松野博一(Hirokazu Matsuno)官房長官は「政府として断固非難する」と述べた。
 一方のイスラエル軍は、同国の船舶ではないと強調している。ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相も、「英企業が所有し、日本企業が運航している船舶がイランの手引きでイエメンのフーシ派に乗っ取られた」と説明した上で、「ウクライナ人やブルガリア人、フィリピン人、メキシコ人などさまざまな国籍の25人が乗っている」として、「国際船舶に対するイランの攻撃」を非難した。
 米軍関係者は、同船の拿捕は「甚だしい国際法違反だ」と指摘。「同船と乗組員の即時解放を要求する」とし、同盟国や国連(UN)のパートナー諸国と協議するとの考えを示した。【翻訳編集】 AFPBB News
 AFP=時事 11/20(月) 15:28

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 頭の悪い過激派が、また余計なことをやっている。

 こんなもの「豊田織機の創設者が憎い」といってトヨタレンタリースの車を借りて走っていた人を襲った並みに意味が分からない。
 株式会社とか経済の仕組みとかがまるで分っていない、ただの脊髄反射。
 こんな程度の理解力しかない人間が、武器を持って暴れているのだから、危なくてしょうがない。

 こんなことになってもまだ「イスラエルが悪い!」とデモをしている人間は同じことを続けるのだろうか?
 こういうことが起きた時、「ふざけたことをするな!」と戦える覚悟が政府には求められるのだが、まさに今ハマスを応援している「そっち側」の人間たちが今までそういうことができないようがんじがらめにしてきたのが……まあ、彼らはただ「反米」でそういうことを言っているだけだしな。



 読売新聞が、

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「クビだ」「顔を見たくもない」追放されるガザ出身の労働者…「死と隣り合わせ」でも帰還する人々


(写真、読売新聞オンラインより。14日、ヨルダン川西岸ラマッラで、ガザへ向かうバスに乗る労働者たち=倉茂由美子撮影)

 イスラム主義組織ハマスによる奇襲後、イスラエルで働いていたパレスチナ自治区ガザ出身の労働者が就労許可を取り消され、追放されている。ガザへの地上侵攻で犠牲者が増え続ける中、ヨルダン川西岸の避難所に身を寄せる労働者は、連絡が途絶える家族の無事を祈りながら過ごし、死を覚悟で帰還する人もいる。(パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ラマッラ 倉茂由美子)
(中略)
 ガザ南部ラファ出身の男性(36)は「家族に早く会いたいが、ガザはどこも死と隣り合わせだ」と表情を引き締めた。
 イスラエル政府はガザ情勢の安定を目的として、一部の既婚男性に就労を許可してきた。10月7日の奇襲前には約1万8000人が建設業などに従事し、ガザで得る10倍以上の収入を得ていた。
(中略)
「家族に何かあったら、ここにいる自分を許せない」。ラファ出身の男性(45)は帰還を希望し、許可を待っている。ハマスによる奇襲があった日の午前、雇い主のイスラエル人から「クビだ。顔を見たくもない」と電話で告げられた。身の危険を感じ、タクシーで西岸に向かった。
 ラファはイスラエル軍が住民の退避先に指定している南部だが、空爆が続いており、姉とおいが重傷を負った。妻からは電話で「安全な所にいて」と言われたが、食料や電気もないガザに子ども7人を残し、自分だけ避難所にいるわけにはいかない。「例え死ぬことになっても、そばで家族を守りたい」
 自治政府によると、14日までに希望者約2700人がガザへ帰ったという。
(後略)
 読売新聞オンライン 11/20(月) 6:58

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 こんな記事を書いていた。

 ガザからイスラエル内の都市に働きに出ている人を取り上げたもので、だから拙ブログでも初めから「そういう人もいるのに」と書いているのだが、NHKなどは盛んに「ガザは天井のない監獄」というイメージを定着させようと頑張っていた。
 政治的な意図をもってか、(2023/11/16の記事、「マクレーンの応答がない!」)で取り上げたような「平和に暮らしていたパレスチナ人の土地をイスラエルが奪って国を作った」と書く「歴史ライター」なる人間まで出てくる始末で、コメントでもそれにつられるものがぞろぞろ。

 中東は長い間の諍いをようやく飲み込んで、イスラエルとパレスチナ独立国の「二国併存」の路線に進んでいこうと動き始め、9月には、

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 イスラエル閣僚がサウジ初訪問 サウジ使節団はパレスチナへ


(イスラエルのカッツ観光相(左)=8月27日、エルサレム(EPA時事))

【カイロ時事】イスラエルのカッツ観光相は26日、国連世界観光機関(UNWTO)の会合出席のためサウジアラビアの首都リヤドを訪問した。
 イスラエル観光省によれば、同国閣僚の公式なサウジ訪問は初めて。長年対立してきた両国は、米国の仲介で国交正常化に向け接近している。
 サウジ訪問は2日間の日程で、各国と閣僚級の会談も行う予定。カッツ氏は声明で「観光とイスラエルの国際関係を促進するパートナーシップ構築に努める」と強調した。
 一方、サウジの駐パレスチナ代表に先月任命されたナエフ・スデイリ氏は26日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを訪問し、自治政府のアッバス議長に信任状を奉呈した。AFP通信は「サウジがこの30年間で初めて西岸へ使節団を派遣した」と伝えた。
 時事通信
9/27(水) 5:49
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 こんな動きもあった。

 それが面白くない「イスラエルの存在を認めない」勢力が起こしたのが今回の事件。
 音楽祭を襲い、紛争に無関係の外国人を含む130人以上の人間を人質として拉致していったのだ。
 その開放をこそ求めるべきなのに、世界は安倍元総理襲撃犯の思いのままに統一教会叩きに走った我が国のように、ハマスのプロパガンダに乗ったイスラエル叩きに走っている。

 フーシ派の人間を「短絡的」と言ってはいられない(ため息)。


 本日の「のんびり」。

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「元祖カピバラの露天風呂」静岡 伊豆シャボテン動物公園


(写真、共同通信より。鬼ユズを浮かべた露天風呂に漬かるカピバラ親子=18日午前、静岡県伊東市の伊豆シャボテン動物公園)

 静岡県伊東市の伊豆シャボテン動物公園で18日、「元祖カピバラの露天風呂」が始まった。全国に先駆けて1982年から続く人気イベントで、カピバラ親子12匹が身を寄せ合い、ゆったりと露天風呂に漬かる愛らしい姿が来園者を楽しませている。来年4月まで。
 初日は露天風呂に大きな鬼ユズを浮かべた。秋に生まれたばかりの双子の雌の赤ちゃんも登場し、気持ちよさそうに目を細めた。餌の草をテープカットするオープニングイベント“風呂開き”もあり、観衆がカメラやスマホを向けた。
 米イリノイ州から夫婦で旅行に訪れた会社員橋本渉さん(28)は「寒いのでカピバラのかぶり物をして来た。みんなかわいい」と話した。
 共同通信 11/18(土) 16:16

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 もともと暖かい地方の水辺にすむカピバラからすれば、普通のことなのだろうなぁ。それを「温泉に浸かっていい気持ち」とみてしまうのは人間の感覚で。

 一方その人間たちは……。

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 入浴客「ボージョレ」のかけ声で乾杯…箱根で露天の「ボージョレ・ヌーボー風呂」解禁


(写真、読売新聞オンラインより。ワイン色の風呂に入り、新酒で乾杯する人たち(16日、箱根町のユネッサンで))

 フランスの新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」が解禁された16日、神奈川県箱根町二ノ平の温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」で、「ボージョレ・ヌーボー風呂」が始まった。
 屋外エリアの展望露天風呂ではこの日、湯船が入浴剤で赤ワイン色に染まり、新酒ワインで香り付けもされた。入浴客は「ボージョレ」のかけ声で乾杯。静岡県富士宮市から家族と訪れた女性(35)は「子育てに忙しく、解禁日など忘れていた。さっぱりしておいしく、気分がいい」とワイングラスを傾けていた。
 ヌーボー風呂は26日まで。問い合わせはユネッサン(0460・82・4126)。
 読売新聞オンライン 11/18(土) 7:14

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 いやいや、そこは地名を叫ぶところではないだろう。やはり「ヌーボー!」だ。