理科の勉強は大切だ | 偕楽園血圧日記

理科の勉強は大切だ

 九州の方でまたとんでもない雨が降っているという。どうか皆さんお気を付けて。
 一方で水戸はよく晴れてとんでもなく暑く。娘が「外に出たら死ぬわよー」といっている。
 いやマジで冷房の部屋から出たら死にそうだ。


 そろそろマイナンバーカード煽りについて書こうと思っているのだが、テレビがまたとんでもない「デマ飛ばし」をやってくれたとので変更。

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「サンモニ」目加田説子氏、福島原発処理水を「汚染水」と表現 IAEAの行動「政府手助けに見える」

 中央大学教授の目加田説子氏が9日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、福島第1原発の処理水について「汚染水」と表現し、海洋放出を「やめるべき」と語った。
(中略)
 グロッシ氏が「処理水の最後の一滴が安全に放出し終わるまで福島にとどまる」と発言したことについて、司会の関口宏は「よくそんなこと言うなって、ドキッとしたんですが」と驚きを表現。目加田氏は「福島の汚染水の件も日本政府が地域社会に説明責任を尽くして地元の理解を得られるということがまず大事」とコメント。「第一義的な責任のないIAEAの事務局長が来て、あたかもお墨付きを与えるというようなことをするべきではない」とIAEAの動きにも疑問符を付けた。

 さらに「日本政府に頼まれて、IAEAが手助けに来ているという風に見えますし、客観的な機関として政治的な中立性が脅かされるような事態になりかねない」と懸念を示した。「汚染水の放出が30年、40年続く可能性がある」とし、「科学的な安全性の議論と心理的に不安を抱くっていうのは別の次元の問題」と指摘。「海洋放出はやめるべき」とした。
 デイリースポーツ 7/9(日) 16:49

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「反日」「侮日」。いろいろ形容される「サンデーモーニング」、私としては以前から使っている「左巻き」が一番ぴったりくると思うのだが、その番組がまたこんなことをやっている。
 公共の電波を使って世間を混乱させようとしているのだから許されるものではない。

 以前朝日新聞が「本紙では汚染水と書きます」宣言をしたことがあったと思うが、それでも今は、

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(社説)処理水の放出 不安軽視せず対話を

 東京電力福島第一原発の処理水放出について、国際原子力機関(IAEA)が「国際的な安全基準に合致」しているとする報告書を公表した。政府と東京電力は今夏にも放出を始める方針だが、内外に残る不安を軽んじることなく、説明と対話を尽くす必要がある。
(後略)
 朝日新聞デジタル 2023年7月9日 5時00分

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「処理水」と書くようになっているのに、まだ「汚染水」。

 しかもIAEAに対しても「疑わしい」というなど、まるで、

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 韓国野党、IAEA報告書は「中立性失った検証」 放出延期求める

 訪韓中の国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日、韓国の最大野党「共に民主党」の議員らと面会した。同党は東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出計画に強く反対しており、グロッシ氏に対し、IAEAの調査報告書について「中立性と客観性を失い、日本に偏向した検証だ」と批判した。
(後略)
 朝日新聞デジタル 7/9(日) 17:12

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 こんなことをやっている韓国の野党と同じことをやっている。

 彼らはこの行為で、

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 福島汚染水デマでさらに支持率下落、共に民主にブーメラン【コラム】

 韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は先日行った国会交渉団体(会派)の代表演説で「福島汚染水問題」に25回も言及し、政府に対する攻勢を強めた。党内の会議やSNS(交流サイト)などでもほぼ毎日「核排水」「放射能テロ」など過激な言葉で国民の不安をあおっている。街頭の集会では「核放射能物質が海に混ざっていれば、誰が海雲台の海を訪れホヤを食べるか」と叫んだ。
 ところが最近の世論調査を見ると、贈収賄疑惑や暗号資産問題など自分たちにとっての悪材料を汚染水攻勢でごまかす戦略は通用していないことが分かる。韓国ギャラップの調査によると、共に民主党の支持率は暗号資産問題が表面化する直前の4月末には37%だったが、最近は31%に下落した。逆に与党・国民の力は32%から35%に上昇し、支持率で共に民主党を上回った。KSTAT、エンブレイン、コリア・リサーチ、韓国リサーチの四つの調査会社による全国指標調査(NBS)でも同じ期間に国民の力の支持率は31%から35%に上昇したが、共に民主党は30%から25%に下落した。共に民主党の支持率は四つの調査会社が3年前にNBSを開始した2020年7月以来、最低を記録している。
(中略)
 共に民主党による汚染水デマ政治は逆に支持率低下をもたらす悪手になっている。原子力の専門家をインチキ呼ばわりするなど、度が過ぎた扇動は陣営論理にほぼ影響を受けない中道派や若者にとっては逆効果となっているからだ。NBSの2カ月前の調査では、中道派における共に民主党の支持率(27%)は国民の力(21%)を上回っていたが、最近は共に民主党(21%)は国民の力(25%)にリードを許している。共に民主党を支持する傾向が強かった20代や30代でさえ国民の力が優勢になった。
 共に民主党が汚染水の恐怖マーケティングに力を集中するほど、次の国会議員選挙でキャスティングボートを握る中道派や若者の支持が失われつつあるのだ。李在明代表によるデマ政治は韓国の水産業界はもちろん、共に民主党にとっても自ら大きな打撃を受けるブーメランになりそうだ。
 洪永林(ホン・ヨンリム)世論調査専門記者
 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2023/07/02 06:48

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 支持率を下げているというのに、日本のテレビが何をやっていいるのだろうか?

 上で少し触れた朝日新聞が(2021/04/15の記事、「報道」を名乗るものにも責任はあるんだよ!)で引用した「素粒子」の中で、

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これは2年前の記事です。

素粒子

福島の処理済み汚染水を海へ。「どの原発でもやっている」と言われても。放出量が桁違いに多いし、そもそも他はメルトダウンしてないし。
  ×  ×
地元はもちろん、国内外が納得できる説明を、もっと。実施までの2年間、丁寧に。
  ×  ×
その上で、「問題ない」を裏づけるデータを第三者が開示し続ける必要あり。「情報隠し」常習の東電ではなく。

 朝日新聞デジタル
2021年4月10日 16時30分
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 こんなことを書いていた。

 その「『問題ない』を裏づけるデータを第三者が開示」してくれたら今度は「日本政府に忖度してー」と言い出し、「安全と安心は違う」で「理解がどうたら」。
 もうまったくお話にならない
 彼らが好きな言葉を使うと「反対ありき」というやつで、なにをいったところで論点をすり替えて逃げ回るのだから始末に負えない。

 何度も書いているように福島の風評被害を払拭するには政府だけではなくマスメディアの力も必要だというのに、まだこんなことをする。
(2019/02/11の記事、国民を分断するようなレッテルなどいらない!)のおまけ部分で取り上げた福島の「復興の今」コマーシャルを放送しなかった地方局があった。
 復興のために処理水のことを知ってもらおうとするチラシを学校で配ろうとしたら「反対!」の声を上げて潰そうとする勢力があり、メディアはそれを「当然」のように報道した。(2022/02/21の記事、「どこまで被災者を踏みにじるのか!(怒)」参照)
 挙句の果てには「トリチウムの絵がかわいいのがけしからん!」と騒ぎ、周知の妨害をする。(2021/04/15の記事、「『報道』を名乗るものにも責任はあるんだよ!」参照)

 そんなことをやっていてなにが「理解されるように政府はー」であろうか。


 ネットではいまだに、

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「生態系に影響を及ぼす」という断言なら非科学的なフェイクニュースが疑われファクトチェックが必要だが、「生態系に影響を及ぼす可能性」ならフェイクニュースにはあたらないと思う。トリチウム以外の核種が完全に除去されているかについて疑義を呈する専門家も一部いるし、影響の可能性がまだ完全にゼロとも言えないから。

私は専門家による会議で承認を得たならば、丁寧な説明の上で政治判断で放出するのが良いと思うが、それに対する批判に対して何でもかんでもフェイクニュースに基づく主張だと切り捨てるのもおかしなことだと思う。

ファクトチェックは一般的知見から明らかに事実と異なる報道やデマに対して行われる。専門的な議論の別れる事柄や可能性の示唆に対してまでファクトチェックを要求するのはそれこそ「恣意的」であり、この記事の最初から最後まで一貫して感じる違和感はファクトチェックの意義についてはき違えている点だと感じる。

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******さんの見解に賛成です。

トリチウムだけ希釈して放出するといっても、まだ専門家同士でも議論の分かれる事。
また、トリチウム以外の残留多核種もALPS処理水にわずかながら残っているという意見もある。

これをファクトチェック対象にするのは、適当ではないと思う。

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海外の原発が放出しているのは核燃料を容器の外側から冷却して、それでも発生が止められない『トリチウム水』。

フクイチは全量メルトダウンしてどこにあるのかも確定できていない燃料棒に直接水を掛けて冷却(しないと臨界を迎えて核爆発する)、トリチウム以外に120を超える核種(猛毒と言われるストロンチウム、半減期が5730年の炭素14)を含んだ『汚染水』。

東電ご自慢のアルプスでもまだ、半分以上獲り切れたデータは出てない。初めからゴーサインを出すつもりのIAEAはデータなんか気にしてないし(追加データは見ずに帰られた)、もともと評価に責任は負わない。

規制委員会が合格を出したというのも『排出する設備』に対してで、アルプスで除去し切れてない『汚染水』に対してではない。

この記事がフェイクニュースそのもの(笑)

 現代ビジネス7/9(日) 7:03配信「『ファクトチェック』の必要性が叫ばれる中、なぜ東電原発事故関連の『フェイクニュース』は野放しのままなのか?」コメント欄より

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 言葉遊びで「トリチウムに種類がある」的なデマを流すやつがいる。

 お前ら高校の物理の成績「1」だろう?
核燃料を容器の外側から冷却」した水の中にあるものだろうが「燃料棒に直接水を掛けて冷却」した中にあるものだろうが、トリチウムはトリチウム。核子に違いはない。
 そしてトリチウムは宇宙線のエネルギーによって普通に海水や淡水の中に生まれるもので、それもまた原子炉が関連してできたものと何の違いもない。水素の原子核に中性子が2つくっついただけのものである。
 化学的性質も「ただの水素」であり、それによって構成される水分子も普通の水と化学的特性に違いはない。水が生体濃縮されないように、「トリチウムの生体濃縮」など起こらない。
 水俣病の原因物質を思わせて不安感を煽ろうというのか「有機トリチウム」という変な造語をする者もいるが、それはただの炭化水素であり、重金属と違って普通に代謝される物質である。

「汚染水レッテル」を使ったデマが跋扈して国民の頭が沸騰している韓国ですら、

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 ひっきりなしに福島汚染水デモ勧誘電話を掛けてくる活動家たちに鷺梁津水産市場関係者「あなたたちが問題だ」

 韓国の進歩(革新)陣営などの各種「怪談」が襲来した地域の住民らの反応は「屁(へ)理屈をこねられ、あきれるを通り越して脱力してしまう」というものだった。

「海軍基地が来たら、ベンケイガニやジムグリガエルが絶滅する」という怪談に見舞われた済州・江汀村の住民ホンさんは6月27日、「環境が損なわれて村が完全に消えるかのように主張したが、全然そうじゃなかった」と語った。ジムグリガエルは消えず、ベンケイガニも依然として済州の海辺で観察されているという。ホンさんは「基地内部のプールや便宜施設を利用できるので、生活条件はむしろ良くなった」「軍人たちの消費で食堂やスーパーの売り上げも増え、民間クルーズ船が入るたびに地域の農水産物も売れるので村の経済に役立っている」と伝えた。
「トンネルが通ったらサンショウウオが絶滅する」という話が横行していた慶尚南道の千聖山も同様だった。千聖山に近い梁山市上北面大石村の里長、チョ・ジョンインさん(73)は「トンネルがあろうとなかろうと何も変わらない」とし「サンショウウオも植物もきちんと生きている。僧侶や環境団体は正確ではない情報で無理なことを言い、国庫に損失を及ぼしているだけではないのか」と語った。
「THAAD(高高度防衛ミサイル)マクワウリ」で大変な目に遭った慶尚北道星州郡のある農民は「済州のかんきつを除くと、地域特産物の中で最もよく売れるのが星州のマクワウリ」「売り上げ1億ウォン(現在のレートで約1100万円。以下同じ)を超える農家も多く、次第にブランド競争力も高まっていたところに、『THAADマクワウリ』とは何事か」と語った。星州郡庁の関係者は「THAAD問題の初期に売り上げが下がったこともあったが、その後、農家の血のにじむ努力で回復した」と語った。星州マクワウリは昨年、5763億ウォン(約635億円)という過去最高の売り上げも記録した。

 こうした怪談が相次いでうそだと判明したことで、最近の福島汚染水の怪談も力を発揮できずにいるようだ。ソウル・鷺梁津水産市場のある商友会の会長は「環境団体とか、集会をやる活動家らが『一緒にデモをやろう』と電話をかけてき続けるが、断固として『あなたのような人間が問題だ』と切っている」と語った。鷺梁津水産市場の別の商人は「
科学的に問題がないのに、それを政治的に悪用しようとする勢力が問題」だとし「うちで売っている水産物は自分でも食べるし、自分の子どもたちも食べる。誰かの大切な生業なのに、むやみやたら『セシウム汚染クロソイ』うんぬんと言えるのか」と語った。水協の関係者は「漁業団体は現在、立場を『フェイクニュース反対』に定めた」と述べた
 済州=オ・ジェヨン記者、星州=キム・テジュン記者、蔚山=キム・ジュヨン記者
 朝鮮日報日本語版 7/9(日) 7:11

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 こんなことになっているという話があるのに、いつまでも「デマ」に煽られるのは、まさに義務教育の敗北というものだ。


 本日のアイスソード。

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 夏の暑さをぶった斬る! 手にした刀、その正体は冷たいあのスイーツ


(写真、朝日新聞で字ためより。試作を重ねたという「忍者刀アイス」=2023年7月1日、岐阜市、荻野好弘氏撮影)

 岐阜県高山市の「忍者カフェ高山」で、忍者の刀をイメージした「忍者刀アイス」(税込み1千円)を22日からテイクアウトで販売する。黒い柄(つか)の部分を含め、長さ45センチ。「日本>一長いアイス」をうたい、「猛暑をぶった斬る」との思いを込めた。
 刃の幅は2センチで、ミルク味。ホワイトチョコで刃に「忍」の文字、柄にひしをあしらっている。刀の部分が軟らかくなってぐにゃっと曲がるまでに、写真撮影はおっとり刀で行う必要があ>る。1日10本を販売する予定だ。
「丸泰」(岐阜市)がカフェを運営。店長の望月泰正さん(28)が開発にあたった。写真映えと食べ歩きを意識して、試作を重ねた。暑さで溶けて、手がベタベタにならないように粉末の寒天を混ぜた。
 カフェの営業は土日祝日。望月さんは「刃の部分は曲がりやすく、チャンバラをするとポキッと折れてしまう。買ったらすぐにポーズを決めて下さい」と呼びかけている。(荻野好弘)
 朝日新聞デジタル 7/9(日) 12:00

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「刀の部分が軟らかくなってぐにゃっと曲がるまで」って、棒アイスのようにはできなかったのかなぁ。
 写真を見ると柄の先に「アイスのぼう」が出ているから、これを長くして切っ先まで通せば。
「危ないから」とか考えたのだろうか。逆に40戦地もあった方がのどにさす事故は防げそうな気もするけど。 

 柄は何でできているのだろう? 普通のアイスバーのようにも見える。するとここも溶けてくるのか。

 儚いなぁ。