自分でうちわパタパタやっていただけじゃないか | 偕楽園血圧日記

自分でうちわパタパタやっていただけじゃないか

 今朝は涼しくてよかったな。そして久しぶりのいい天気。
 おかげで気温も30℃を超えてしまったが、湿度がさほどなかったのでまだ助かる。

 明日は34℃予想だと?
 さすがにそこまでいくと湿度は問題ではなくなりそうな……。


 何事もなく6/16は過ぎ、17日になった。
 岸田総理の「突然の解散表明会見」もなく。
 さて、「16日に解散だぁ!」と騒ぐマスメディアや。それにあたふたして、

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 立憲・長妻昭氏「非常に茶番。信頼度下がる」 首相の解散見送りに

(岸田文雄首相が今国会での衆院解散を見送ったことについて)自ら解散風を吹かしに吹かして、この結果というのは非常に茶番というか、1人芝居というか。マイナンバーや財源などの問題で、なかなか選挙を有利に戦えないんじゃないかと(判断して)、トーンダウンしたということではないか。
 本当に大義が全くなかった。解散をもてあそぶと、こういう結果になると、痛い教訓が政府に与えられたのではないか。国会の空白を作り、巨額の税金を使うのが選挙だ。きちっとした大義を持つべきであるということは、繰り返し申し上げさせていただきたい。
 解散の大義がないから、野党を挑発して内閣不信任案を出させて、それを大義にしようとしたのではないか。私は大義になるとは思っていないが、首相はそう考えて、挑発的なお話を13日に(記者会見で)されたんだと思う。
 あれだけ解散風を吹かせて、強気に出て野党を挑発した。首相の求心力や信頼度は下がってくると思う。(国会内で記者団に)
 朝日新聞デジタル 6/15(木) 23:15


 共産・小池書記局長 岸田首相は「解散もてあそんだ」

 岸田文雄首相が今国会中の衆院解散を見送る意向を表明したことを受け、共産党の小池晃書記局長は15日、取材に「思わせぶりな発言をして、解散をもてあそんだと言われても仕方がない。解散というのは総理の専権事項でも何でもなくて、きちんと憲法に定められた非常に国政にとって重大な問題だ。いいかげんにしてほしい」と語気を強めた。
 首相は13日の記者会見で、衆院解散・総選挙について「(会期末の)情勢をよく見極めたい」と発言し、与野党で解散時期に関する臆測が飛び交っていた。【加藤明子】
 毎日新聞 6/15(木) 19:16


「火遊びが多大な迷惑をかけた」 立憲・泉代表、改めて首相を批判

■立憲民主党・泉健太代表(発言録)
(岸田文雄首相が「衆院解散カード」を野党の牽制(けんせい)に用いたことについて)全国の自治体も、ものすごくバタバタしたと(聞いている)。総選挙であれば、投票所の確保とか、ポスターの掲示板の手配だとか、仕事をしなきゃいけない。相当、混乱を与えたと思う。印刷業者やら車の業者へ、様々な注文が入ったと聞いている。首相の火遊び、もてあそびが、多大な迷惑をかけた。

 会見で解散をにおわせて、ニヤッと笑顔を見せて、含み笑いのような。あの態度に与野党から批判の声が上がっている。繰り返し首相には、今回の姿勢は過ちだとご注意申し上げたい。
(日本維新の会や共産党との選挙協力について)党の仲間たちの意見や考えを聞きたい。すぐ方針を転換する、しないという話ではなく、仲間たちからの様々な考え方は聞いて、それがまた実際にできるかどうかということも、加味して考えていくべきことだと思う。(定例会見で)
 朝日新聞デジタル 6/16(金) 17:00

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「解散を政局の道具にして!」と喚いていた人間たちも、少しは頭も冷えただろうか?

「解散風を吹かせた」もなにも、(2023/06/14の記事、ちゃんと仕事しろよ……)でも書いたように、総理は一度も「解散したい」などといったことはない。
「13日の会見で状況を見てなんたらと言った」というが、あんなもの普通に「お祈りメール」と変わりがない。あれを「踏み込んだ」と言い出したのはどこかのメディアの記者ではないか。くだらない。

「キシダガー」の中では、


https://twitter.com/knife900/status/1669467029777301504

 こんな流れがあったことになっているようだが、いうまでもなくこんなのは自己正当化したい野党応援団の空想にすぎない。

 泉立民代表は「(会見で)にやっと笑って」だのなんだのと言っているので
(首相官邸ホームページ「岸田内閣総理大臣記者会見 令和5年6月13日」)で見られる記者会見動画を見てみると、なるほど00:30:50あたりで総理は笑っているような顔をしているが、普通に考えればこれはその前の答弁が「うまく答えられた」からと考えるべきで、どこかのメディアが書いていた「あらかじめ次は解散の質問がくることが分かっていたので『さあくるぞ』と舌なめずりした」と考える方が「邪推」甚だしい。
 普段から週刊誌をふりかざしての「政府追求」ごっこに明け暮れているから、そんなくだらない話で人を罵ることをやってしまうのだ。

印刷業者やら車の業者へ、様々な注文が入ったと聞いている」と彼は言う。それをいったい誰から「誰が言った」と聞いたのだろう? クズ雑誌の怪情報レベルの話はやめよう。



 そもそも「16日解散説」にしても、日が明けた途端に、

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 岸田首相「16日解散説」の真相…結局のところ、内閣不信任案セレモニーに過ぎなかった

永田町の騒然ぶり
 6月14日午後、永田町は一時「すわ解散か!」とザワついた――。
トリガー(引き金)となったのはフジテレビ系ニュースサイト「FNNプライムオンライン」が同午前11時47分、「16日内閣不信任なら“即日解散”岸田首相が表明検討」と配信したことだ
 同午後0時過ぎに米ブルームバーグ通信がこの速報を受けて同趣旨を東京発で配信したことで騒ぎはさらに大きくなった。

 この種の話が刻一刻どのようにして雪だるまの如く大きくなって行くのかを見て取れる好例である。筆者の元に届いた第1報は午後1時13分のメ-ル。曰く、(早期解散説取材で)先行している日テレ(日本テレビ)が打つと思っていましたが、フジが打つとは。翔太郎(岸田文雄首相長男の前首相政務秘書官)⇒○○記者(実名)ラインを失い焦りでしょうか? 16日提出と決まったわけではありません。「総理、重大決意」ってわけでもないですし―。
 その50分後にもメール。曰く、6/16 10:00~参院本会議 防衛財源確保法・刑法2法、成立見通し⇒6/16午後 立民(立憲民主党)から内閣不信任案 (解散の場合)6/16解散、6/27公示、7/9総>選挙――。
 斯くして午後3時半ごろまでには「6月27日衆院選公示・7月9日投開票」説が永田町と霞が関を駆け巡ったのだ。
(後略)
歳川 隆雄(ジャーナリスト)
 現代ビジネス 6/17(土) 7:03

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 こんな「裏事情暴露」をするジャーナリストは出てくるし、15日に、

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 首相「今国会での解散は考えていない」 衆院解散・総選挙見送る考え

 岸田文雄首相は15日夜、首相官邸で記者団に対し、今国会会期中の衆院解散・総選挙を見送る考えを表明した。「今国会での解散は考えていない」と明言した。また、立憲民主党が内閣不信任決議案を衆院に提出した場合の対応について問われ、「即刻否決するよう(自民党の)茂木敏充幹事長に指示を出した」と述べた。
 首相は「先送りできない課題に答えをだしていくのが、岸田政権の使命であると申し上げてきました。この基本姿勢に照らして対応していく」と主張。国際情勢の対応、持続的な賃上げの実現、少子化対策などを課題に掲げ、政策に取り組む考えを示した。
 朝日新聞デジタル 6/15(木) 18:29

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 総理が「解散なんかしませんよ」といった時に、

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 官邸幹部 「解散に傾いたことは全くない」「今日決まった」

 岸田文雄首相が今国会中の衆院解散を見送る意向を表明したことを巡り、官邸幹部は15日、記者団に「官邸内で解散に傾いたことは全くなかった。首相から解散なんてことは聞いたことがない」と述べた。
 一部メディアで14日に「16日に野党が内閣不信任案を提出した場合、首相はその日のうちに解散を表明する意向を周辺に伝えた」と報じられたことについても、
「首相は『俺こんなこと誰にも言ったことないんだけどな』と言っていた」と述べ、解散見送りを表明することについては「今日決まった」と明かした。
(後略)
【田辺佑介】
 毎日新聞 6/15(木) 20:00

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 こんな「関係者の言葉」を出してくる新聞社があったり。

 それでも「16日が山!」と騒いでおきながら、

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【社説】首相の解散権 党利党略でもてあそぶな

西日本新聞 社説
 永田町に吹く解散風をあおり、自ら収束させたのは、解散権を握る岸田文雄首相だった。全衆院議員の身分を奪う権力をもてあそぶに等しい。
 政府、与党が最重要法案と位置付ける防衛財源確保法が成立し、今国会はヤマ場を越えた。会期末が近づくにつれて、野党の内閣不信任案提出を「大義」とする衆院解散説がしきりと流れた。
(後略)
 西日本新聞 6/17(土) 9:01

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 偉そうに説教する新聞業界の恥知らずさときたら。

 もてあそんではしゃいでいたのはあんたたちマスメディアだろうが!(怒)

 こんなメディアに踊らされて騒いでしまった国会議員は、恥ずかしいと思いなさい。
 おかげでいくつかの法案が「ベルトコンベア成立」してしまったのだから。


 マスメディアは懲りずにまだ、

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【解説】総理の”解散見送り”は『聞く力』を発揮しすぎた? 長男の更迭にマイナ問題が打撃か 一方で野党はニンマリ?

 会期末を来週に控える中、これまで含みを持たせてきた「衆議院の解散」。しかし一転して15日、岸田総理は「今国会では考えていない」と明言しました。『解散見送り』に衝撃が走った東京・永田町・・・岸田総理はなぜ見送る決断をしたのでしょうか?
 長年政治の取材を続けている木原善隆コメンテーターと共に読み解きます。
(後略)
 ABCニュース 6/16(金) 17:58


 解散を見送った岸田総理の本当の「狙い」

 元内閣官房副長官で慶應義塾大学教授の松井孝治氏が6月16日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。「今国会での解散はしない」という岸田総理の表明について語った。
(後略)
 ニッポン放送 6/16(金) 17:35

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「自分たちの見立ては正しかったのに岸田が逃げた」と自己正当化に励み、

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 衆院解散、今秋軸に検討 岸田首相、年末の財源論回避

 岸田文雄首相が今国会中の衆院解散はしないと表明したことで、今後は首相がいつ解散に踏み切るかが焦点となる。
 年末に本格化する防衛力強化や異次元の少子化対策のための財源論議、来秋に任期切れを迎える自民党総裁としての再選戦略を考慮すると、党内では「今秋」が軸になるとの見方が多い。
(中略)
 党内では、夏以降の観測がある内閣改造・党役員人事を実施した上で、秋の臨時国会で解散する案が取り沙汰される。党関係者は「若手や女性登用など思い切った人事で支持率を再浮揚させて選挙に突入すればいい」と解説する。
 ただ、今秋解散だと、総裁選まで間が空き、支持率が再下落する可能性を指摘する声もある。このため、解散時期を総裁選に引きつけ、来年の通常国会後半とする考え方もある。総裁選直前の衆院選で勝利を収めれば事実上無風で迎えられるとみるからだ。
 ただ、この場合、直前に政権幹部のスキャンダルなどが発覚すれば、その直撃を受ける可能性もある。茂木派中堅は「首相にとって来年の通常国会末の解散はばくちになる」と指摘した。 
 時事通信 6/16(金) 7:13

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「次は秋が解散政局だ!」とはしゃいでいる。

 秋の臨時国会でまた「開け開かない」でくだらない印象操作を繰り広げるのだろうか。
 その頃になると、クズ週刊誌がまた温存していた下品なスキャンダルを出してきて。ワイドショーが騒ぐのだろうか。
 そしていつものワイドショー世代が離れて支持率が下がると「やったやった」と小躍りするのだろうか。

 麻生内閣の頃から何度このくだらない世論操作が繰り広げられてきたことだろう。
 それで一度政権を素人の権力主義者たちに任せてしまい、その悪影響はいまだに残っているのだから、なんともすくわれない。


 本日の魔晄炉。

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「逆さ富士」ならぬ「逆さコンビナート」 初夏だけの幻想的光景


(写真、毎日新聞より。日没後は巨大なコンビナートの照明が田に映り込む=愛媛県今治市で2023年6月12日午後7時44分、松倉展人氏撮影)

 愛媛県今治市菊間町種に、今年も「逆さ富士」ならぬ「逆さコンビナート」が出現した。同市の太陽石油四国事業所近くでは田植えをしたばかりの「植田(うえた)」に、巨大な石油精製施設の照明が映り込み、初夏だけの幻想的な「映(ば)えスポット」を演出している。
 大きな赤い夕日が田に映り込むころ、アマチュアカメラマンらが次々と姿を見せる。10年近く撮影に訪れている同市の森実栄一さん(77)は「くわを担いであぜ道を帰る人とのコントラストが何とも言えません」と、三脚をセットした。
 日没とともに、田園はSF映画のような無機的な風景に。カエルが鳴き始めるのと同時に、静かなシャッター音が響いた。【松倉展人】
 毎日新聞 6/13(火) 12:26

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 いいねえ、この無機質さ。ぞくぞくする。

 しばらく前にこういう夜景を見ることが流行り、ツアーを組む自治体もあったが、今はどうなっているのだろう。
 新型コロナのおかげでなくなってしまったかなぁ。