変わらなくてはならないのは君たちの方だよ
具合がよろしくないので、今日は一言だけ。
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「性的少数者への差別禁止を」 タカノ米下院議員の日本への提言
(写真、朝日新聞デジタルより。2021年12月1日、朝日新聞の取材に応じるマーク・タカノ米下院議員=ワシントン、ランハム裕子撮影)
米議会で性的少数者の権利の問題に取り組むマーク・タカノ下院議員が朝日新聞の取材に応じた。日本政府の中枢にいた前首相秘書官が差別発言をしたことを踏まえ、日本は法律で性的少数者への差別を禁じるべきだと指摘。岸田文雄首相が、同性婚を認めれば「社会が変わってしまう」と述べた点についても「社会は既に変わっている。変化についていけていないのは政府だ」との見方を示した。
日系で民主党所属のタカノ氏は2012年、非白人として初めて、同性愛者であることを公表して連邦議員に当選した。今年2月に日本を訪れて国会議員らと会い、日本の性的少数者をめぐる状況についても意見交換した。訪日で得た知見も踏まえ、3月初旬に取材に答えた。
岸田氏の首相秘書官だった荒井勝喜氏が性的少数者や同性婚について「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと差別発言をして更迭された問題について、タカノ氏は「政府高官が言語道断な発言をしたことは恥ずべきことだ」と述べ、強く非難した。
岸田氏は「LGBT理解増進法案」の提出に前向きな姿勢を示してきた。ただ、自民党の保守派には、性的少数者への「差別は許されない」という文言に慎重な声もある。
タカノ氏は「今はもう(理解増進という)象徴的な対策にとどめておけばよいというような時期ではない」と指摘。荒井氏の差別発言を受けて「職場などでのLGBTなどへの差別を厳格に禁止する法を施行する必要がある」と訴えた。
朝日新聞デジタル 3/14(火) 14:00
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(2023/02/06の記事、「正義のリベラル」は内心の自由を許さない)で「クローズドな顔見知りの間で交わした会話」を大々的に公表してバッシングを行ったその勢いをかって「人権擁護法案改めLGBT差別禁止法」という「つるし上げの合法化」への道筋を作ろうともくろんでいる「自称リベラル」勢力が、今度はアメリカの議員を出してきて「上から目線で説教」させている。
馬鹿らしい。
なにが「今はもう(理解増進という)象徴的な対策にとどめておけばよいというような時期ではない」だろうか。
何度も書いているように、わが国はごく普通にマツコ・デラックスのような人物がテレビに出、共感を得る国なのだ。
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米下院議員襲われる LGBT公言、命に別条なし
【ワシントン時事】米国のアンジー・クレイグ下院議員が9日、ワシントンの自宅アパートで襲われた。
事務所スタッフが声明を発表した。負傷したものの、命に別条はないという。クレイグ氏からの通報を受けた警察が捜査している。
クレイグ氏はLGBTなど性的少数者であることを公言している。与党民主党所属で、2018年にミネソタ州から初当選。声明では「政治的な動機に基づく事件だと示す証拠はない」としている。
発表によると、事件は9日午前7時15分(日本時間同日午後9時15分)ごろに発生。エレベーターの中で襲われたといい、犯人は現場から逃走した。
時事通信 2/10(金) 6:52
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こんなことや、
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米コロラド州で銃撃、5人死亡 性的マイノリティー集うナイトクラブ
米コロラド州コロラドスプリングズで、性的マイノリティーが集うナイトクラブで19日午後11時55分ごろ、銃乱射事件があり、地元警察は5人が死亡し、25人が負傷したと明らかにした。容疑者の男の身柄が拘束されたが、動機は明らかになっていない。
警察によると、逮捕されたのはアンダーソン・リー・アルドリッチ容疑者(22)。容疑者は店に入ると即座に銃撃を始めたという。現場からは2丁の銃器が見つかっており、容疑者はロングライフルで乱射した疑いがある。
(中略)
警察や店のウェブサイトによると、事件は性的マイノリティーが集う店で発生。同店では翌20日に、トランスジェンダーへの暴力で命を落とした人を悼む「トランスジェンダー追悼の日」のためのイベントを予定していた。事件後、店はフェイスブックに「私たちのコミュニティーに対する無分別な攻撃に打ちのめされている」と記した。
事件を受け、バイデン大統領は20日に声明を発表した。犯行の動機はまだ分からないとした上で「近年、LGBTQI+のコミュニティーが恐ろしい憎悪の暴力にさらされている」と指摘。「暴力を助長する不公平を駆逐しなければならない。私たちは憎悪を許さないし、許してはならない」と訴えた。(藤原学思)
朝日新聞デジタル 2022年11月21日 6時05分
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こんなことが起きるあなたの国とは違う。
欧米諸国では、
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同性愛カップル襲撃事件、少年4人を訴追 ロンドンの深夜バスで
メラニア・ゲイモナトさん(右)とクリスさんはバスの中で少年らに襲われ、病院で手当を受けた
ロンドンを走る2階建てバスで5月、同性愛の女性カップルが少年たちに襲われ大けがを負った事件で、少年4人が訴追された。
メラニア・ゲイモナトさん(28)とクリスさん(29)は5月30日未明、ロンドン・カムデンを走るルートN31の深夜バスの2階に乗っていた。2人の様子を見て、数人の男たちが取り囲み、2人に対して互いにキスをするよう要求。2人が断ったところ、襲撃され、所持品を奪われたという。
2人は顔面に大けがを負い、病院で治療を受けた。
訴追されたのは15~17歳の少年4人で、いずれもヘイト・クライム(憎悪犯罪)の疑いがかけられている。少年らは8月21日にハイバリー・コーナー少年裁判所に出廷する予定。
(中略)
メラニアさんは少年らについて「セックスの体位やレズビアンについてとても攻撃的な内容のことを言っていた。それから自分たちが見たいからと、私たちにキスするよう求めた」と説明した。
その後、少年らは2人にコインを投げつけ、クリスさんを殴り始めた。メラニアさんは、「クリスさんを引き離そうとして」けがを負ったという。
(英語記事 Four teens charged over homophobic bus attack)
Melania Geymonat (right) and Chris
BBC 2019年7月26日
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こんな事件が起きている。
「理解増進」が必要なのは我が国よりもこれらキリスト教圏の国々ではないか。
そしてそれが進んでいないから強権的に法律で「禁止」としなければならなくなる。
先日、同性愛者だと自称している石川立民議員が「私はいつ愛する人と結婚できるのか」と橋田総理に迫っていたが、そんな議員を暴力的に排除しようとする動きは、我が国にはない。
今はもうなくなっているが、私が若い頃は上野駅の真ん前に男性同性愛者向けの雑誌を白昼堂々と販売している書店もあった。その上野駅には「ハッテン場」といわれるところもあったが、そこを襲った人間が出たという事件も起きていない。
「差別!」と騒ぐ勢力が社会をギスギスさせる前のわが国は、そんなおおらかな社会だったのだ。
偉そうに他国に意見する前に、まずは自分たちの国民に向かって「理解せよ」といっていろ(怒)。
そして朝日も、「差別大国」の人間の言葉などありがたがるんじゃない。
「白人様が~」というのこそ「差別意識の塊」というものだ。
おまけ。
「ジェンダーがどうたら」という思想のおかげで、今度は、
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子育ては母親だけじゃない 京都府、「親子健康手帳」に手帳名を変更
(写真、朝日新聞デジタルより。これまでの京都市(左)と精華町の母子健康手帳。4月から精華町は「親子健康手帳」に変更する。京都市は府の提案を一部盛り込む)
妊娠から出産、育児を記録する「母子健康手帳」について、京都府は4月から、名称を「親子健康手帳」とすることに決めた。自治体独自の名称の併記が公式に認められたことも後押しし、交付主体の市町村に提案する。内容も保護者の家事育児分担表や育児休業の予定表といった府独自の項目を盛り込んだ。背景には、育児を巡る社会環境や価値観の変化がある。
母子健康手帳は、母子保健法で、妊娠を届けた人に市区町村が渡すことになっており、妊娠中の経過や赤ちゃんの成長、健診や予防接種の記録などを1冊にまとめたもの。厚生労働省が指定する全国共通のページと自治体ごとに変更できるページがあり、約10年ごとに見直している。来年度がその刷新の年だ。
母子健康手帳の名称変更の議論は10年以上前からされてきた。特に近年は共働き世帯が増えたことや、子育ては母親だけのものではないという意識が高まり、「母子」の名称変更への要望も高まっていた。
しかし昨年、厚労省の検討会が議論した結果、母親と赤ちゃんの健康管理が基本であるなどの理由から、名称を変えないことになった。ただ、父親らも利用しやすいように自治体が独自に異なる名称を併記することは認めた。
京都府も刷新時期に合わせて昨年、学識者や子育て支援団体などでつくる検討会で協議。「親子健康手帳」の名前を採用することに決まった。府の担当者は「父親と母親、また社会全体で子育てをする視点を重視した」と言う。
朝日新聞デジタル 3/14(火) 10:57
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こんなことをする自治体が出てきた。
なにをいっているのだろう。
母子健康手帳は妊娠期から幼児期にかけての母体と子供の「健康状態を記録する」もので、「子育て記録帖」ではない。いってみれば「広義のカルテ」である。
男親としては寂しいことだが、その期間、風邪を引こうが酒を飲んで酔っ払っていようが、父親の健康状態というのは母体や胎児・嬰児にはまるで関係しない。
「子育て記録帖」のようなものが欲しいのならば別にそういうものを夫婦で作ればいいだけのことで、妊娠・出産と幼児期という健康管理が必要な期間の記録に余計なデータを盛り込んで見難くする必要はない。
中身は変わらないのに名前だけいじって「配慮したぞどうだ」と関係者が悦に入っているだけの、まったくくだらない施策だ。
本日の研ぎ。
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「るろうに剣心」の刀を再現 宿敵の「無限刃」、岐阜・関
(写真、共同通信より。「無限刃」の刃先。のこぎりのようにぎざぎざに仕上げたのが特徴(関鍛冶伝承館提供))
刃物の町として知られる岐阜県関市の刀匠の親子が、人気漫画「るろうに剣心」の主人公緋村剣心の宿敵、志々雄真実の愛刀「無限刃」を再現した。刃の部分をのこぎりのようにぎざぎざに仕上げたのが特徴で、同市の関鍛冶伝承館で30日まで展示している。
制作したのは同市の25代藤原兼房(66)、26代(44)親子で、昨年6月から約半年かけて完成させた。刃文には、作中で刀から出る炎をイメージした模様を施した。
26代は「一カ所でも欠けたらだめになる上、研師もいて一人でやる作業ではないので緊張した。自分も小さい頃から知っている志々雄のイメージ通りに力強く仕上がりうれしい」と話す。
共同通信 3/14(火) 15:39
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「無限刃」ね。
使った刀を軽く研いで簡易的に刃を付け直すというのは普通に行われる。「寝刃(ねたば)を研ぐ」という言葉を聞かれたこともあるだろう、あれである。
その状態では光学機器などでよく見ると刃の部分に細かに凹凸があることが分かるので、厳密にいえば「マイクロ無限刃」ともいえるわけで。
おそらく和月伸宏はそのあたりからアイデアを得たのだろうな。まあ、漫画のように「それでこすって火を起こす」なんてことはないが(笑)。
実際のところ、「ギザギザ」があるような刀は、よほどの腕前の人間が刃筋を立てて振るわないと、切ったものに引っかかって大変だろう。志々雄誠ならばそれぐらいはできるのだろうけど。
「鬼滅の刃」で伊之助が使っているような刀は……完全に引っかかりが大きすぎて使えないだろうけど。