暴力で気を引くようになったらもうおしまい | 偕楽園血圧日記

暴力で気を引くようになったらもうおしまい

 暖かないい日だったなぁ。体の具合がよかったら歴史館の「知の大冒険~後半~」を見に行ったのだが。
 以前歴史館の庭で発見したテングタケの群生はどうなったろう?


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 ゴッホ「ひまわり」に液体かける 「芸術と命、どっちが大事だ?」


(写真、共同通信より。14日、ロンドンのナショナル・ギャラリーでゴッホの絵画「ひまわり」に液体をかけた環境活動家2人(英PA通信=共同))

【ロンドン共同】ロンドンの美術館、ナショナル・ギャラリーで14日、展示中のオランダ出身の画家ゴッホ(1853~90年)の絵画「ひまわり」に環境活動家2人がトマトスープとみられる液体をかける騒ぎがあった。ロンドン警視庁が20代の2人を器物損壊などの疑いで逮捕した。絵画はガラスで覆われており損傷はなかった。英メディアが報じた。
 スカイニューズ・テレビなどによると、石油の利用をやめるよう訴えるTシャツを着た女性2人が壁に掛かった絵画に近づき、それぞれが手に持っていたトマトスープの缶から赤っぽい液体をかけた。うち1人が「芸術と命、どっちが大事だ?」と叫んだ。
 共同通信 10/14(金) 23:26


 今度はフェルメール代表作 環境活動家3人が接着騒ぎ オランダ

【ハーグAFP時事】オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館で27日、17世紀のオランダ人画家フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」に環境保護活動家が頭部を接着させる騒ぎがあった。
 美術館によると、絵画はガラスで保護されているため、損傷などはなく無事だった。
>交流サイト(SNS)に投稿された動画では、活動家は「ジャスト・ストップ・オイル(石油をやめろ)」と書かれたTシャツを着用。「この絵はガラスに守られているが、子供たちの未来は守られていない」などと叫びながら、2人が絵画や周囲の壁に頭部や手を接着させ、もう1人は何かを絵に投げ付けた。警察はベルギー国籍の40代の男3人を拘束。様子を見ていた訪問客からは「恥を知れ」などと罵声が飛んだ。
 欧州各地では最近、環境活動家らが有名絵画への襲撃を繰り返している。ロンドンの美術館でゴッホの代表作「ひまわり」にトマトスープがかけられたほか、ドイツでもフランス人画家モネの作品にマッシュポテトが投げ付けられた。 
 時事通信 10/28(金) 5:51

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 ヨーロッパで、また「バカ」が暴れている。

 子供に「ヘイト発言」をさせて受けてしまった後は、もはやこの手の過激な暴力でしか注目を集められなくなっているということだ。くだらない。
芸術と命、どっちが大事だ?」とは。
 まったく並列できないものを並べてわめくのは日本の「反原発」団体の「命と経済とどっちが~」と同じ構図で、まるで意味がない。
「人はパンのみにて生きるにあらず」という教えはヨーロッパで発達したものだと思っていたのだがなぁ。

 そしてこの「接着バカ」たちはとうとう、

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 恐竜標本が新たな標的に 環境保護団体の「接着」抗議


(写真、AFP=時事より。ドイツのベルリン自然史博物館で、金属製の棒に接着剤で手を貼り付け抗議する環境保護団体「ラスト・ジェネレーション」のメンバー。同団体提供(2022年10月30日撮影、提供)。【翻訳編集】 AFPBB News)

【AFP=時事】ドイツのベルリン自然史博物館(Natural History Museum)で30日、恐竜の骨格標本を支える柱に環境活動家2人が手を接着し、政府の気候変動対策に抗議した。
 2人は、環境保護団体「ラスト・ジェネレーション(Last Generation)」のメンバー。この団体は先週、ポツダム(Potsdam)の美術館でクロード・モネ(Claude Monet)の絵画にマッシュポ>テトをかけている。
 欧州各地の博物館や美術館では、有名なアート作品を標的とした環境活動家による抗議行動が相次いでいる。
 今回はオレンジ色のベストを着た女2人が、6000万年前の恐竜の骨格標本を支える金属の柱に手を接着し、「政府が制御できなければどうする?」と書かれた横断幕を広げた。
 そのうちの一人、カリス・コネル(Caris Connell)容疑者(34)は「恐竜は激しい気候変動に耐えられず絶滅した」とし、人類も同じ状況に脅かされていると主張した。
 また2人は独政府に対し、高速道路での時速制限の導入や公共の乗り物の運賃引き下げなど、温室効果ガス排出量を削減するための対策を直ちに講じるよう求めた。
 博物館の発表によると、警察が出動して事態は1時間で収まった。設備が破損したため、刑事事件として捜査が行われている。【翻訳編集】 AFPBB News
 AFP=時事 10/31(月) 15:44

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 絶滅した恐竜にまで手をかけ始めている。

恐竜は激しい気候変動に耐えられず絶滅した」。
 そうだな。それが自然現象の結果であるというところも見ないといけないがな。

 それ以上に、そういう環境変化で絶滅した「先輩」に対しては一定のリスペクトを持ってこその環境運動ではないのか?
 恐竜を「道具」に使うそのやり方には、生活弱者を看板にして政府叩きをしているような勢力とまったく同じ臭いを感じる。
 すなわち、欺瞞、詐欺、激しい自己主張による「正義」の承認欲求。

 まったくくだらない。


 そういえば、その手の団体の先達であり、環境を道具にして日本ヘイトを繰り広げていた機構が、

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 国際捕鯨委員会、「破綻回避」の予算案採択 禁漁区案は見送り

 スロベニア・ポルトロージュで開かれた国際捕鯨委員会(IWC)の総会が21日に閉幕した。2019年に日本が脱退して以降、初めての対面形式での開催。「数年以内に破綻(はたん)の恐れがある」としていた財政問題については、この先2年間の収支を均衡させる予算案が採択された。
 予算については、加盟国が払う分担金の額を引き上げる案や、支出を減らす案などが提出された。分担金の引き上げについては一部の国が難色を示したものの、アンドレイ・ビビッチ議長(スロベニア)は「前に進むためには難しい決断を受け入れなければいけない」と発言。引き上げを一部の加盟国に限定したうえで、支出を6%減らす折衷案を賛成多数で採択した。中長期的に財政状況を改善させるための組織改革案についても合意した。
 日本は投票権のない「オブザーバー」として参加。開会にあたって「脱退しても適切な資源管理に向けて国際協力に専念する基本方針は変わらない」などとする声明文を提出した。
 88の加盟国のうち、総会に参加したのは57カ国。80カ国以上が参加した前回18年から大幅に減った。水産庁の担当者は「航空運賃の高騰やコロナ禍による財政状況の悪化で参加を見送った途上国があったのではないか」と話している。
 ブラジルなどが提出した南大西洋をクジラの禁漁区とする提案は採決が見送られた。複数の「捕鯨支持国」が会議を一時欠席し、定数を下回ったためという。(初見翔)
 朝日新聞デジタル 10/24(月) 18:00

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 財政破綻の瀬戸際に陥っているという。

 日本人にすれば「いい気味だ」程度にしか思えない。日本を叩きながらその日本が出す金に頼って「ぬくぬく」と暮らしていた人間たちにとってみれば大打撃だろうが。


「シー・シェパード」とか、今は何をしているのかなぁ。派手に日本船を追いかける映像を流せなくなって、寄付も集まらなくなっているのではないだろうか。
 いま欧州で歌劇活動をしているグループにそういう金が流れていないか、追跡調査してみるような欧州メディアはあるのかな?


 ところで。冒頭テングタケのことを書いたが、木質を分解するキノコの発生は樹木の進化のかなり後の方だという。
 キノコ出現以前の地球では、倒れた樹木は腐らずそのままになっていた。それがすなわち今の石炭の素で、キノコが世界中に広がった今ではもはや生まれないもの。
 その石炭を分解する生物として人間がいるわけで、これで二酸化炭素が解放されてもただ地球の環境が「前に戻る」だけで、別に「悲鳴なんか上げ」たりはしない。
 苦しくなるのは気温の低い氷河期に進化した生物で、つまりはこれもまた「人類のエゴ」
 それを忘れてしまうと環境保全活動は頓珍漢なものになってしまい。あげくに壁にくっついて馬鹿をさらすようなことになってしまうから、気を付けておかなければ。


 本日の開店。

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 水戸初のスーパー開店秘話 たった1枚の写真から建物と制服を再現


(写真、朝日新聞デジタルより。水戸初のスーパーマーケット「西部ストア」を紹介する展示。残っていた写真から復元した制服も=2022年10月13日午後1時56分、水戸市大町3丁目の市立博物館、藤生明氏撮影)

【茨城】高度成長期の熱気をちりばめた特別展「昭和ラプソディ」が、水戸市大町3丁目の市立博物館で開かれている。注目は水戸初のスーパーマーケット開店秘話。百貨店などに地元商店主らはどう立ち向かったのか。地域に根ざした「街角の博物館」として、温かな視線で市井の人々の奮闘を紹介している。
 昨年2月に開催した開館40周年記念「昭和浪漫 思い出の宝石箱」の続編で、総集編にあたる。前回は路面電車廃止といった交通網の変化や、百貨店のにぎわいなどを戦後の物語として紡いだ。

 今回は、高度成長期まっただ中の1960年に市内に登場した初の本格的なセルフサービス方式の店舗を取り上げた。客が品物をカゴに入れてレジで代金を支払う、今では当たり前の風景も、客と店員の対面販売が一般的だった当時は、画期的な出来事だった。
 日本の流通業でこの方式は、50年代初めに東京で初めて実用化されたといわれる。水戸では現在の「セイブ」の前身にあたる「西部ストア1号店」(2002年閉店)が最初だった。特別展は写真や資料のほか、図面や記録が残っていない建物全景とレジ係の制服も、それぞれたった1枚の写真から再現するなどして、その開業にまつわる物語を丁寧に追う。
 伝わってくるのは、戦前、大きな問屋街だった水戸市の馬口労(ばくろう)町(現在の同市末広町付近)と、小さい店が立ち並んでいた谷中商店街(同)の人々が、大型店の攻勢や生活スタイルの変化に直面しながら、「この一帯を『裏道』にしてはならない」と生き残りをかけて奮闘した姿だ。
 和服の需要増はもはや望めないと考えた呉服店主がスーパーに着目。商店街の各店舗が協力して、先行事例を視察するなどし、開店にこぎ着けた。1階がスーパー(590平方メートル)、2~4階は県営住宅だった。
 食料品、衣料品、化粧品などの販売のほか、当初は和洋中の食事ができる食堂もあった。博物館の学芸員坂本京子さんは「街なかの百貨店に負けまいと、ミニ百貨店を目指したのでは」と語る。
 西部ストアは話題を呼び、69年までに市内に9店舗を展開。地場の代表的な百貨店だった「志満津」もスーパー「志満津ストア」をオープンした。ただ、セルフ方式は万引きへの不安が強かった時代。志満津ストアは新方式には踏み切れなかった。そんな端境期の葛藤も裏話として紹介されている。
 このほか、市内に多くあった喫茶店の文化や、最盛期には30万人が入場したレジャー施設「偕楽園レイクランド」などについての展示もある。
 11月27日まで。午前9時半~午後4時45分。入館料200円(65歳以上と高校生以下、障害者は無料)。月曜休館。(藤生明)
 朝日新聞デジタル 10/31(月) 10:59

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 買い物したことがあるぞ、このセイブスーパー末広町店。

 あそこに食堂まであった時代があったのか。私が知っているのはごく普通のスーパーだったが。
 県外から引っ越してきたものとしてはかなりの間「西武グループ」と関係があるものだとばかり思っていた(笑)。
 最近まで袴塚にセイブスーパーがあったのだが、今は閉店してしまった。日赤の方にまだ残っているとも聞くが……。

「レイクサイドボウル」は知っているが、さすがに「偕楽園レイクランド」は知らないなぁ。
 今度子供たちと一緒に見に行こう、この展示。「ラーメン屋のとこ昔はこんなだったんだ」といってやるために(笑)。