「党首討論」なのだから政党の話をしようよ
夕方になって胸に激痛が来た。
天気が悪くなるのかもしれないが、少しまずいな。
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党首討論、来月9日開催へ 自民、立民参院国対委員長合意
自民党の末松信介、立憲民主党の難波奨二両参院国対委員長は27日午前、国会内で会談し、6月9日に党首討論を開催することで合意した。令和元年6月以来2年ぶりの開催となり、菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)にとって初めて。東京五輪・パラリンピック開催の是非や政府の新型コロナウイルス対策が論戦の焦点となる。
会談後、末松氏は記者団に対し「細かいコロナ対策の質疑は各委員会でやっているので、大きな議論をしてもらいたい」と党首討論への期待を語った。
党首討論をめぐっては、自民の森山裕、立民の安住淳両国対委員長が26日に今国会で開催することで合意していた。
産経新聞 5/27(木) 11:06
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来月の九日、国会で久しぶりに「党首」討論が行われることになった。
で、これをやるのならば、枝野立憲民主党代表に注文がある。
(2019/06/20の記事、「煽り」で風など吹かせない!)でも書いたことだが、これは代表質問ではなく党首討論で、あなたの前に立っているのは「内閣総理大臣・菅義偉」ではなく「自民党総裁・菅義偉」だということを忘れないようにしていただきたい。
「総理」と呼び掛けて行政府の施策について「揚げ足取りと重箱突き」をするのではなく、政党代表に対して「政治の方針」などを問うて欲しい。
そして菅総裁の方も、枝野代表が行政府のことに関して何か質問をしたならば「今の私は自民党総裁としてここに立っているので、行政府のことについてのお答えはできません」ときっぱり返して欲しい。
いつもの勢力はまた、「逃げた」だの「答えない」だのと騒ぐだろうが、なにをいおうが/しようが騒ぐあんな者たちなどまともに相手にすることなどないのだから。
そして、今「行政府のことではない、政党として論を戦わせる話」としては、まさに、
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二階氏「(責任者は)総裁と幹事長」 1億5千万円問題
2019年の参院選広島選挙区をめぐり、自民党の公認候補だった河井案里氏=公職選挙法違反の罪で有罪判決が確定、自民を離党=側に党本部が提供した1億5千万円の支出について、自民の二階俊博幹事長は24日の記者会見で「決定をした責任者は誰か」と問われ、「党総裁および幹事長だ」と述べた。
1・5億円をめぐっては、二階氏は17日の会見で「関与していない」と発言。会見に同席した林幹雄幹事長代理は、当時の選挙対策委員長だった甘利明元経済再生相が担当していたと説明したが、甘利氏は関与を強く否定していた。
二階氏は24日の会見で、支出の責任について「党全体のことは総裁とか幹事長の私がやっている」と語った。当時の総裁は安倍晋三前首相で、幹事長は二階氏が務めていた。
また、会見に同席した林氏は、選挙前の各種調査にもとづいて支出を組織決定しているとし、「個別の誰が、とかそういうことではない」と説明。「党務全般に関しては幹事長が責任を持っているということだ」と述べ、支出の最終的な責任者は当時も幹事長を務めていた二階氏だったとした。一方、甘利氏について「公認問題、選挙区調整、県連との対応が主で、実際に交付金支出に関>しては関与していない」と述べ、軌道修正した。
林氏は捜査当局から関係書類が戻り次第、使途などを報告する考えを改めて示し、「買収資金には使われていないということはきちっと証明する。(書類が)返って来たらどれだけの広報活動に使ったのかというのが実証できる」と語った。(野平悠一)
朝日新聞デジタル 5/24(月) 20:24
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この事例がある。
朝日新聞も、
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(社説)広島買収事件 根掘り葉掘り質さねば
私じゃない、あの人だ。いや私でもない――。参院広島選挙区での大規模買収事件をめぐる自民党内の責任の押し付け合いは、あまりに見苦しい。税金が原資となる政党交付金の使い道に絡む疑惑である。それこそ根掘り葉掘り、自民党に質(ただ)さねばならない。
公職選挙法違反の罪で有罪が確定した河井案里氏側に、1億5千万円の資金提供を決めたのは誰か。二階俊博幹事長は17日の記者会見で関与を否定し、同席した林幹雄幹事長代理は、当時選挙対策委員長だった甘利明氏が担当だったと説明した。
その甘利氏は翌日、「私は1ミクロンも関わっていない」。二階氏も再度、自身の関与を否定し、報道陣から質問が続くと、林氏が割って入り「根掘り葉掘り、党の内部のことまで踏み込まないでもらいたい」と記者団を牽制(けんせい)した。
案里氏の当選無効に伴う先月の再選挙で、自民公認候補が野党系候補に敗れた際、二階氏は「謙虚に受け止め、今後に備えたい」と語ったが、反省は口先だけだったというほかない。事件に対する有権者の厳しい審判を何だと思っているのか。
党本部が渡した1億5千万円のうち1億2千万円が政党交付金だ。納得いくまで質問を重ねるのは当然で、真摯(しんし)に答えるのが政党、政治家の責務である。
(中略)
党幹部から地方議員まで、無責任がはびこる姿は、政権党として恥ずべき事態ではないか。
朝日新聞デジタル 2021年5月21日 5時00分
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こんな社説を書いているぐらいだから、この話をすれば大喜びで評価してくれることだろう。
ただ、ここで気を付けなくてはならないのは、いつもの「論点反らし」のおかげでそっち系が頓珍漢なところにかみついているが、この1億5千万円の資金そのものについては、きちんと収支報告がされているものならばなんの問題もないものだということ。
「買収だ! 原資だ! 税金だ!」とやるのは、たちの悪い煽りでしかない。
菅総裁にも、枝野代表がこの話を持ち出したらすかさず(2021/03/22の記事、嫌いなやつの悪口を言って遊ぶためのものじゃないぞ!)で書いた小沢氏が代表をやっていた時代の民主党の例を挙げて、「御党の前身である民主党も、かつて二人の議員に『組織対策費』として22億円を支給していましたよね?」と返して欲しい。
そうして初めて、「地方組織を維持する金」が議論の俎上に乗る。
何度も書いているように、この「地方組織」というものこそ、ずっと以前から問題にされている「地盤・看板・鞄」の「三バン」を支えるもので、「ここで仕事をしたければ俺のところに話を通せ」という地方の殿様を生み出している源泉なのだ。
それは「力のある殿様がいれば中央から金を引っ張ってくる強力なシステム」になって地方を富ましてくれるものにもなれば「殿様の周りにばかり金が集まり、関与できない人間はほったらかし」となり「しがらみが嫌になって見切りをつける若者」を輩出して衰退の元を作るものにもなる「もろ刃の剣」。
「根掘り葉掘り」というのならば、朝日新聞もそこにメスを入れていくべきだ。
地方出身で「地方の実力者」の息子でありながら「地方が嫌」で都会に出てきた菅総裁ならば、この「政治文化」に対して一種の嫌悪感も持っているのではないかと期待もするのだが……長い間その世界にいると、そのあたりの価値観も変わってしまっているかもしれないなぁ(ため息)。まさに「そのシステムの権化」のような二階氏が幹事長をやっているような党だし。
一方で野党にしても、よく「地方組織の立て直し」という言葉が出てくるように、この体制から完全にフリーというわけではなく「自分たちは自分たちで独自に三バンを確保していこう」としているし。
上でも書いたように、この「地方組織と中央が呼応していく体制は、地方と中央がつながって政策の筋を通していけるという顔を持つ半面、今回河井夫妻の事件で明らかになったように「金で支配を行う」というダークな面も持つ。
それを「是」としていくのか「改めていくべき」だとするのか、とにかくまずは日の下に曝さなければ、話にならない。
おまけ。
党首討論でどうしても新型コロナウイルス対策の話をしたいのならば、延長になる「緊急事態宣言」のことで「政府に文句を言う」のではなく、
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国会議員の早期接種は見送り…安住氏「国民の理解が得られない」
自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国会対策委員長は26日、国会内で会談し、国会議員への新型コロナウイルスワクチンの早期接種を当面見送ることで合意した。会談後、安住氏が記者団に明らかにした。安住氏は「国民の理解が得られない」と語った。
読売新聞オンライン 5/26(水) 17:46
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この「変に腰の引けた」話をきちんとけりつけてもらいたい。
「国民の理解が得られない」?
いったいなにをいっているのだ。国会は民主主義国における国家運営の基礎ではないか。
テレビで名前を売っている人間が、
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橋下徹氏、国会議員のワクチン優先接種論をバッサリ「国民の理解は得られない」
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が27日、自身のツイッターを更新。国会議員が新型コロナウイルスワクチンの接種を優先的に受けるべきか否かについて、私見を述べた。
この日、自民党の佐藤勉総務会長が25日の記者会見で、国会議員が新型コロナウイルスワクチンの接種を優先的に受ける必要性に言及したという記事を貼り付けた橋下氏。「国会議員全員が優先接種することには国民の理解は得られない。今の国会がそれだけの働きをしているとは永田町の住人以外誰も感じていない。佐藤氏の感覚が完全にズレている」と否定的な見解を示すと、さらに連続ツイートし、「優先接種は総理大臣、大臣、首長など行政の最終権限と責任を負い、その判断に代替の効かないポジションまで」と提言していた。
スポーツ報知 5/27(木) 12:30
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こんなことをいって「僻み、嫉み、妬み」煽りをやっているからと、それにおもねるなどまさに「くだらない衆愚政治」!
「議員は上級国民か!」と騒ぐような者は、「議員は自分たちの代表だ」という基本的なことが分かっていないのだ。
Yahoo!配信の雑誌記事のコメント欄に、
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それは最近の政治屋見てたら当然こうなります!
国を良くしようという思想や信念などは全くなく、私服を肥やすことにしか興味がないんだから。
議員報酬を返上するなどして、国民目線にたち、同じ苦しみを味わうべきだ!
全てはまずそこから。
早く立派な政治家が出てこないかなぁ。そして、今の政治屋どもを成敗して欲しい!
nippon.com5/12(水) 11:03配信「【Japan Data】国の借金1216兆円―20年度末 :コロナ対策で国債増発、1年で101.9兆円増加」コメント欄より
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こんなものがあったが、「同じ苦しみを味わうべきだ!」とは、まるで「恨を楽しむ」どこぞの民族のような物言いではないか。
「早く立派な政治家が出てこないかなぁ。そして、今の政治屋どもを成敗して欲しい!」ではない。その政治家を出すのは我々有権者の投票である。成敗をするのも、我々有権者である。
いったいなにを他人頼みをやっているのだろうか、この投稿者は。選挙権のない人間なのだろうか?
こういう「3み」をこじらせた者が大声で騒ぐからとその顔色ばかりうかがうような議員に、どんな政治ができるだろう。
「国会議員は有権者の代表」なのだから、国の運営のために堂々とワクチンを打つべきだ。
「仕事をしない」野党もその中に含まれてしまうが、仕方がない。それでも彼らは選挙で選ばれているのだから。
民主主義国家というのは、そういうものだ。
本日の凱旋。
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5/29(土)茨城ロボッツ 「茨城ロボッツ Bリーグ1部昇格 祝賀パレード」のお知らせ
いつも茨城ロボッツを応援いただきありがとうございます。
この度、茨城ロボッツが男子プロバスケットボールリーグ B.LEAGUE B1(1部)に昇格を果たしたことを祝し、市民有志および各団体の皆様のお力で、5月29日(土)に祝賀パレードを開催させていただくこととなりました。多くのボランティアの皆様にご協力をいただきます。当日は茨城ロボッツ選手、スタッフがパレードに参加する予定です。
茨城ロボッツ 茨城ロボッツ Bリーグ1部昇格 祝賀パレード
日時
2021年5月29日(土)お昼12:00スタート(約1時間)※小雨決行
コース
国道50号 水戸中央郵便局付近から南町3丁目交差点 西行き片側一車線
交通規制
12:00~13:30頃まで国道50号線西行き1車線を使用いたします。
パレード開催中は「南町二丁目」「南町三丁目」(大工町方面行き)バス停は乗降車出来ません。
内容
選手及び関係者が徒歩及びオープンカーにてパレード
主催
茨城ロボッツB.LEAGUE B1昇格祝賀パレード実行委員会(実行委員長:関川恵一)
水戸市
株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント
特別協力(5月26日現在)
茨城トヨペット株式会社
株式会社久信田観光
五光警備保障株式会社
横山電工株式会社
運営協力(5月26日現在)
水戸商工会議所、水戸市商店会連合会、水戸456会、水戸牛虎会、水戸21の会、水戸青年会議所、水戸商工会議所青年部、水戸法人会青年部会、水戸市内原商工会青年部、水戸市常澄商工会青年部
なお、当日14:00よりアダストリアみとアリーナにて「B1昇格報告会」イベントが開催されます。
ご協力お願いいたします
パレード観覧の際は現場警備員の指示に従ってください。
歩道での場所取り行為は通行の妨げになりますのでおやめください。
声を出しての応援はご遠慮ください。
マスクを着用の上、ソーシャルディスタンスを保ちながらご観覧ください。
体調不良の方は、ご参加をお控えください。
必ず歩道上から観覧してください(車道には出られません)。
移動しながらの観覧はできません。パレードの隊列を追いかける行為はご遠慮ください。
選手に触れることはできません。
隊列に向かって紙テープ・紙ふぶき・危険物等を投げないでください。
コース沿道の花壇、植栽等に立ち入らないでください。
コース沿道・関連道路での駐車、駐輪はできません。
(茨城ロボッツ 2021.05.27)
(画像、茨城ロボッツサイトより)
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明日水戸では、B1昇格を決めたバスケットの茨城ロボッツの凱旋パレードが行われる。
私もできれば見に行きたいし、多くの人の応援を得たいものだが、時期的にどうかなぁ。
ここはチケットで入場を制限できるアダストリア水戸アリーナでの報告会イベントだけにしておいて、パレードは秋に始まる次回リーグの開催前に「さあ行くぞイベント」として行った方がいいのではないだろうか。
その頃ならば一般成人へのコロナワクチン接種もある程度進んでいることだろうし。
新型コロナで気持ちが沈んでいる人たちに力を与えてくれるとても「素晴らしい話」なのだから、応援する方も全力で応援したいじゃないか。