はしゃぎたいなら広い公園でやってくれ | 偕楽園血圧日記

はしゃぎたいなら広い公園でやってくれ

 せっかくの皆既月食だったのに、雲が多くて月が見えなかったよ(ため息)。


 さて、昨日も少し触れたように、

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 米、日本への渡航中止勧告 コロナ懸念で

【AFP=時事】(更新)米国務省は24日、日本国内での新型コロナウイルス流行の悪化を理由に、米国民に対し日本への渡航中止を勧告する渡航情報を出した。
 日本では同日、大規模ワクチン接種センターでの新型ウイルスワクチンの接種が始まった。政府は接種ペースの遅さを批判されており、開幕まで2か月を切った東京五輪に向け、接種計画の加速を図っている。
 米国務省は渡航中止勧告について、政府保健機関からの勧告が主な理由と説明した上で、「2次的な要素」として民間航空便の運航状況や、米国民に対する入国制限、3日以内に結果が出る検査の不足を挙げている。【翻訳編集】 AFPBB News
 AFP=時事 5/25(火) 3:10

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 アメリカが日本を「渡航中止勧告地域」に入れたということで、「反オリンピック」勢力が大はしゃぎ。

 米CDCのサイトを見ると、なぜか、



 ツイッターで出回っているこの地図の画像が「IPアドレスが取得できない」ということで表示されなくなっているので、一覧を画像化すると、



 これだけの国、ヨーロッパの全域や、グアムやプエルトリコといったところも入っているような状態のもので、

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 蓮舫氏、米国務省の日本への渡航中止勧告に「アメリカから見た日本です」

 立憲民主党の蓮舫参院議員が25日、自身のツイッターを更新。米国務省が日本時間24日、新型コロナウイルス感染が新たに広がっていることを受け、日本に対する渡航警戒レベルを「レベル4」に引き上げ、「渡航中止」を勧告したことについて、コメントした。
 この日、「日本への渡航中止を勧告。『日本の現在の状況を踏まえると完全にワクチン接種を受けた人であっても新型コロナ変異株に感染し、感染を広げるリスクがある』」と今回の動きを報じる記事を引用した蓮舫氏。
「米疾病対策センターの指摘を受け国務省判断。レベル4はスリランカと同じ渡航警戒。アメリカから見た日本です」とつづっていた。
 スポーツ報知 5/25(火) 7:25

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 なぜかスリランカを出して日本をディスり始める国会議員や、

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 玉川徹氏、米国務省の日本への渡航中止勧告は「日本の検査態勢が圧倒的に貧弱であるということ」

 25日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)では、米国務省が日本時間24日、新型コロナウイルス感染が新たに広がっていることを受け、日本に対する渡航警戒レベルを「レベル4」に引き上げ、「渡航中止」を勧告したことを特集した。
 コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は「報道を見ると、政府の保健機関からの勧告があったから、国務省が渡航中止勧告だと言うことなんですね」と話し出すと、「二次的な理由としては例えば3日以内に結果が出る検査の不足というのも理由に入っていると。やはり、日本の検査態勢がアメリカなんかと比べると、圧倒的に貧弱であるということも理由に入れているみたいなんで、そういう国だとアメリカから見えるんでしょうね、もう」と続けた。
 東京五輪に関しては「日本政府が閉じ込めた状態でやるから、オリンピック選手に関しては安全だということなんでしょうけど、今の渡航というのは、別にオリンピックのためじゃないですから。現時点でアメリカから日本に行く人は危険ですよということなんですね」と話した。
 スポーツ報知 5/25(火) 9:31

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「日本政府叩き」を始めるテレビマンが出たり。

 いやはや。玉川氏はとりあえず(外務省サイト「新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について」)を見て、日本の側もアメリカからやってくる人間の上陸を拒否している事実を見て、双方の措置を比べて話をするぐらいの思慮を身に着けてみたらどうだろう?

 そしてなぜか「先進国」扱いされているヨーロッパではなくスリランカを出すことで「アジアに対する差別意識」を無意識のうちに発露している蓮舫議員は、その「レベル4」と指定されているヨーロッパのスイスに、

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 米ロ首脳会談、6月16日にジュネーブで開催 二国間関係巡り協議

[ワシントン/モスクワ 25日 ロイター] - バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領が6月16日にジュネーブで会談する。ホワイトハウスが25日発表した。
 サキ報道官は「両首脳は米ロ関係の予測可能性と安定性を取り戻すために差し迫ったあらゆる問題を協議する」と表明。バイデン大統領はベラルーシによる民間旅客機の強制着陸と反体制派ジャーナリストの拘束を巡る問題のほか、ウクライナ問題についてプーチン氏と協議すると述べた。
 ロシア大統領府(クレムリン)も25日、米ロ首脳会談の開催を確認した。ロシア大統領府によると、両首脳は二国間の関係や核の戦略的安定性に関する問題、新型コロナウイルス対策を巡る協力などについて協議するという。
 ロイター 5/26(水) 0:19

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 来月バイデン大統領が行くということから、この指定の「意味」を読み取る知恵ぐらい持つべきだと思う。
 このアメリカの発表は「機械的」にデータを並べて線を引いただけのものなので、政権の意向、つまり「見方」などは入っていないのだ。
 まったく。党代表が「オリンピックは世界の変異株展示会」と外国人へのヘイトを丸出しにすれば、副代表兼広報は「外国が日本はウイルスまみれといっている」と日本ヘイトを口にするのだから、どうなっているのか、この党は。

 もちろんこの発表では、「日本が少しでもいい評価になると腹が立って劣等感が刺激され、わずかでもけなされるとその反動で両手を叩いてはしゃぎまわる」国の新聞も、

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 米選手団が不参加となれば他国にも影響…80%超える「五輪反対」世論の圧力も

IOCと日本、直ちに「開催」意志表明したが 昨年の五輪史上初の延期決定時も、カナダやオーストラリアなどのボイコットが決定打に 自民党総裁選や衆院総選挙前に菅首相の支持率も過去最低に
 
米国が日本への旅行禁止勧告を決定するなど、日本における新型コロナ変異ウイルスの感染拡大に対する不安が高まっている。日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)の開催意志が強く、依然として東京五輪が開催される可能性は高いものの、主要国の選手団が参加せず、日本国内の反対世論が高まれば、中止もあり得るという慎重な見通しも示されている。
(以下1090文字・略)
 ハンギョレ新聞 5/26(水) 6:49


 米国「日本に渡航するな」…踏んだりけったりの東京五輪

 米国政府では24日(現地時間)、日本国内の新型コロナウイルス感染症の流行状況が深刻だとして、日本への渡航警報レベルを最高水準の「渡航禁止(レベル4)」に突然引き上げた。自国民に対し、日本に渡航するなと強く勧告したものだ。日本では最近、新型コロナ新規感染者が一日に約4000-5000人発生している。

■コロナ禍の世界で安全な国3位に韓国、日本は?
(以下1676文字・略)
 朝鮮日報日本語版 5/26(水) 9:31

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 と「アメリカがボイコットするぞ!」と大喜びしているが、残念、

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「五輪選手団は渡航中止の対象にならず」米報道官が見解

 米国務省が日本への渡航情報を「渡航中止」に引き上げたことについて、ホワイトハウスのサキ報道官は25日、「米国は、昨年夏に五輪を1年間延期した日本の決断を尊重するという立場に変わりはない」と述べ、東京五輪・パラリンピック開催への支持を改めて表明した。そのうえで、選手団は渡航中止の対象にならないとの認識を示した。
 サキ氏は東京五輪に参加する米国人選手の渡航について、「主催者は、関係者の安全を確保するために、具体的な入国や移動のルール、手順を定めている」と指摘。「(選手の渡航は)五輪のために日本へ行く非常に限られた米国人の旅行者の一部だ」と話した。
 また、サキ氏は「日本政府と国際オリンピック委員会が今夏の東京五輪に向けて慎重に準備していることを理解している。日本政府は公衆衛生が優先事項の中心だと強調している。大統領は米国>の選手たちを誇りをもって支援する」とも語った。(ワシントン=合田禄)
 朝日新聞デジタル 5/26(水) 10:02

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 翌日にはもう「選手団は別」と宣言されてしまった。

 上で書いた米ロ首脳会談の動きを見れば、CDCの発表が「どれぐらいのことを想定しているか」などは容易に想像できるはずなのだがなぁ。そして「日本もアメリカからの上陸を禁止しているが、選手団は別」とやっていることを合わせれば、言葉に飛びつくのは「ぬか喜び」だということぐらいは分かるだろうに。
 そんなこともわからなくなるほど「五輪を潰して政権にダメージだ!」ということで頭が凝り固まっているのだろうか。

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(社説)夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める

 新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、東京都などに出されている緊急事態宣言の再延長は避けられない情勢だ。
 この夏にその東京で五輪・パラリンピックを開くことが理にかなうとはとても思えない。人々の当然の疑問や懸念に向き合おうとせず、突き進む政府、都、五輪関係者らに対する不信と反発は広がるばかりだ。
 冷静に、客観的に周囲の状況を見極め、今夏の開催の中止を決断するよう菅首相に求める。
(859文字・略)
 誰もが安全・安心を確信できる状況にはほど遠い。残念ながらそれが現実ではないか。
 もちろんうまくいく可能性がないわけではない。しかしリスクへの備えを幾重にも張り巡らせ、それが機能して初めて成り立つのが五輪だ。十全ではないとわかっているのに踏み切って問題が起きたら、誰が責任をとるのか、とれるのか。「賭け」は許されないと知るべきだ。
 こうした認識は多くの市民が共有するところだ。今月の小紙の世論調査で、この夏の開催を支持する答えは14%にとどまった。背景には、五輪を開催する意義そのものへの疑念が深まっていることもうかがえる。
 五輪は単に世界一を決める場ではない。肥大化やゆきすぎた商業主義など数々の問題を指摘されながらも支持をつなぎとめてきたのは、掲げる理想への共感があったからだ。五輪憲章は機会の平等と友情、連帯、フェアプレー、相互理解を求め、人間の尊厳を保つことに重きを置く社会の確立をうたう。

憲章の理念はどこへ
 
ところが現状はどうか。
 コロナ禍で、競技によっては予選に出られなかった選手がいる。ワクチン普及が進む国とそうでない国とで厳然たる格差が生じ、それは練習やプレーにも当然影響する。選手村での行動は管理され、事前合宿地などに手を挙げた自治体が期待した、各国選手と住民との交流も難しい。憲章が空文化しているのは明らかではないか。
 人々が活動を制限され困難を強いられるなか、それでも五輪を開く意義はどこにあるのか。社説は、政府、都、組織委に説明するよう重ねて訴えたが、腑(ふ)に落ちる答えはなかった。
 それどころか誘致時に唱えた復興五輪・コンパクト五輪のめっきがはがれ、「コロナに打ち勝った証し」も消えた今、五輪は政権を維持し、選挙に臨むための道具になりつつある。国民の声がどうあろうが、首相は開催する意向だと伝えられる。
 そもそも五輪とは何か。社会に分断を残し、万人に祝福されない祭典を強行したとき、何を得て、何を失うのか。首相はよくよく考えねばならない。小池百合子都知事や橋本聖子会長ら組織委の幹部も同様である。
 朝日新聞デジタル 2021年5月26日 5時00分

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 こういう社説を書く新聞も、もう何度も書いている、「五輪開催を決めるのはIOC。それに会場を提供するのが東京都で、政府はあくまで『開催するというのならば、安全かつスムースにできるように環境を整えるのが仕事』」だということが、いつになったら理解できるのだろう。政府もずっとそういう言い方をしているというのに。

「コロナで練習がなんたら」というが、施設の整ったスポーツ先進国と、ランニングシューズすら満足に揃えられないような国が同時に出てくることを以前から非難していたならばいざ知らず、今になって「格差」を言い出すなど「ためにする議論」でしかない。

 いきなり商行主義が論点として出てくるのも、左巻きお得意の「論点の混濁」手法で、「ああいうば上祐」のための伏線でしかない。
 お得意の「なにかあったら」というならば「なにもなかった」時に彼らはいったいどういう責任を取ってくれるのだろう? その言葉で原子炉を停めて、この十年「なにも起こらずただ電気代が上がっただけ」という事実に頬かむりしている彼らは?


 世界には、もともと「オリンピック潰したい」勢力が一定数いる。
 G7に反対したりダボス会議の会議場前で気勢を上げたりする「「権力がー金持ちがー」とやることで寄付金を集めて優雅な暮らしをしているような者たちが。

 そういう人間たちの一人なのかどうかは分からないが、

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 五輪のために木を剪定「必要?」広がる波紋 代々木公園

 東京オリンピック・パラリンピックの期間中にイベント会場として予定されている都立代々木公園(東京都渋谷区)で、設営のための樹木の剪定(せんてい)が波紋を呼んでいる。市民の間で剪定の必要性への疑問や、剪定の中止を求める声が上がるなか、都は24日から枝を切る作業を始め、26日には終わらせるとしている。

 家族連れや犬の散歩をする人たちでにぎわう代々木公園。ところどころの樹木の幹に「樹木剪定(せんてい)のお知らせ」という紙と、剪定予定の木が書かれた地図が巻き付けられている。
 都オリンピック・パラリンピック準備局によると、東京五輪・パラリンピックの期間中、公園の南西部分にある約3万5千平方メートルのエリアに、競技を見る巨大スクリーンや飲食店などが出店するイベント会場を作る。木の枝を切り落とすのは、設営用の資材搬入の際、工事車両やクレーン車の妨げとなるためという。
 剪定対象の木は36本。地面から8メートル以下の枝を切る木と4メートル以下の枝を切る木がある。「枝を切っても樹木の生育に影響しないよう、造園業者の意見を聞き、必要最小限にとどめている」と都は説明する。
 だが、近所の自営業の女性(57)は「一度切った枝が元に戻るには、何年もかかるだろう」と憤る。
 犬の散歩でよく訪れるという世田谷区の自営業の男性(45)も「五輪期間の1カ月だけのためにそこまでやる必要が本当にあるのか」と疑問を投げかける。
(中略)
 22日、米国出身で日米企業コンサルタントのロッシェル・カップさんが剪定に反対するオンラインの署名活動を始めると、約2日で約2万6千筆が集まった。
 ツイッター上では「#代々木公園の木々をオリンピックから守りましょう」というハッシュタグが広がっている。
 朝日新聞デジタル 5/25(火) 14:57

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 代々木公園で「パブリックビューイングをするための整備をする」ために立木の剪定をすることを、朝日の記事にも名前の出ている人物が、

 

 

「伐採だ伐採だ自然破壊だ!」と煽り、「いつもの面々」が便乗して騒ぐということが行われていた。

 あちこちで指摘されているように、そもそも都会の公園に植えられている木の枝を切って「自然破壊」もない。

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 オリ・パラ期間中パブリックビューイング会場設置に批判高まる

 東京都が東京オリンピック・パラリンピック組織委員会との共催などで、大会期間中にパブリックビューイング(PV)会場の設置計画を進めており、その工事が6月1日、渋谷区の都立代々木公園を皮切りに始まる。今月24日からは準備として現場の樹木の剪定(せんてい)作業も実施。コロナ禍、緊急事態宣言下で、都は密を避けること、不要不急の外出の自粛などを求めているが、その一方で人を集める場所をつくる計画を進めることになり、疑問や批判が高まっている。
 ◇  ◇  ◇
 都はコロナ禍前に「東京2020ライブサイト」という計画を発表。大会期間中、組織委と共催で、代々木公園と都立井の頭恩賜公園に大規模なPV会場を設置し、公式グッズ販売、飲食などのブースも設け「誰もが楽しみ、大会の感動と興奮を共有できる場所」を目指すとした。被災地として岩手、宮城、福島、熊本でもPVを計画。都としてはほかに都立日比谷公園、都立上野恩賜公園などでも予定している。昨年暮れに池袋、都庁舎など一部を取りやめたが、その際に「都民・国民の共感を得て大会を成功させるためには、都市の活動であるライブサイトの開催は重要。適切な感染症拡大防止対策を行った上で実施」などと方針を掲げた。

 今、人を集める場所をつくることは、国民からみればダブルスタンダードでしかない。都のオリ・パラ準備局の担当者に矛盾について聞くと、批判や疑問の声は認識しているとした上で「ライブサイトだけ特別にやろうということは全くない。7月下旬時点での国のイベントの基準や、都からどのようなお願いがされているかに基づいてやっていく」「いろんな意見を聞き検討しているが、大会は開催することになっており、間に合わせるために準備は進めさせていただいている」などと説明した。
 来場者数についても、例えば代々木公園では1日3万5000人の来場を予定していたが、事前申し込み制にして絞り込むことも検討しているという。
(後略)
 日刊スポーツ 5/26(水) 5:52

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 パブリックビューイングに反対だというのならば、はじめからそれをいえばいいのに。
「樹がなんたら」というのなど、辺野古の移設で「ジュゴンがサンゴが」と「他者を出汁にして自分たちに権威を持たせて正当化しようとする鼻持ちならない左巻き」の臭いがプンプンする。しかも「剪定」を「伐採」と歪曲までして。

 で、パブリックビューイングといえば、

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 B2ロボッツ 拍手で後押し 水戸でPV


(写真、茨城新聞クロスアイより。ロボッツの得点を喜ぶファンたち=水戸市南町)

 茨城ロボッツが戦うBリーグ2部(B2)プレーオフ(PO)決勝第2戦のパブリックビューイング(PV)が23日、水戸市南町3丁目のスポーツ施設「まちなか・スポーツ・にぎわい広場」(M-SPO)で開かれた。ファン185人が集まり、試合の中継を見ながら応援。逆転勝ちで優勝へ逆王手をかけた展開に、会場は大きな拍手に包まれた。
 PVでは新型コロナウイルス感染防止のため、声援やハイタッチなどが禁止された。ファンたちは手拍子でリズムを刻み、敵地で戦う選手たちを鼓舞した。
 前半は群馬にリードを許す苦しい展開が続き、会場からはため息がもれる場面も。しかし後半は徐々に盛り返し、高まる追撃ムードとともに手拍子の音も迫力を増した。4点差で迎えた最終クオーターに逆転に成功し、83-80で接戦を制すると、ファンたちはガッツポーズやジャンプなど全身で喜びを表現した。
(後略)
 茨城新聞クロスアイ 5/24(月) 7:00

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 先日茨城ロボッツがB1昇格をかけたプレーオフをやる時に水戸市でもやっていたのだが、これで感染が広がったという話は、今のところ聞かない。
 まだそれから三日しかたっていないのでもう少し立つと状況も変わるかもしれないが、水戸の人にこれができて東京の人にはできないというのならば、なるほど小池都知事が苦労するのもよくわかる


 朝日新聞はその社説で「中止の決断を首相に求める」と書きながら、一方で五輪の協賛を取りやめることはないという。
 ならばツイッターで指摘されているように、開催が予定されている「夏の甲子園大会での感染拡大防止のノウハウ」を提供するというぐらいのことをいってみたらどうなのだろうと私も思う。
 今の「五輪反対」派は、ただもう五輪を「政治の道具」にしてはしゃいでいるだけで、五輪そのものに興味があるわけではないのだ

 週刊誌などでは勝手に「菅はオリンピックを成功させることで支持率を開けようとたくらんでいる」というシナリオを書き、それに従って「五輪潰しで菅潰しだ」ということをいっているのだが、それに流されて、

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 パラ選手用の治療用覚醒剤に立民が突然の「待った」

 夏の東京五輪・パラリンピックをめぐり、海外選手による治療用覚醒剤の国内持ち込みを認める特別措置法改正に向けた与野党の足並みが乱れている。持ち込みを認めないことで国際社会からの批判を危惧する自民党に対し、立憲民主党は「覚醒剤取り締まり強化の流れに逆行する」などと主張しているからだ。自民は五輪開催に慎重な立民の意向が反映されたと見ており、「全会一致」>での改正見送りも視野に入れる。

「悩ましい問題との認識はお互いに共有している」。自民の森山裕国対委員長は26日、立民の安住淳国対委員長との会談後、国会内で記者団にこう語り、治療用覚醒剤についての与野党間の調整が難航していることを示唆した。
 自民が目指すのは、本来は覚醒剤取締法で規制され、国内への持ち込みなどが禁じられている治療用覚醒剤「アデラール」の時限的な解禁だ。アデラールは注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬として知られ、2016年のリオデジャネイロ五輪などでも持ち込みが許可された。東京五輪・パラリンピックに参加予定の選手10~15人もアデラールを使用しており、国際オリンピック委員会(IOC)が今年3月に大会組織委員会に対応を求めていた。
 これを受け、与野党は議員立法での改正に向けて4月下旬から協議を始めたが、早期の法改正を目指す自民、公明党、日本維新の会に対し、立民や国民民主党は慎重な姿勢を示している。立民議員は産経新聞の取材に「薬物の取り締まりを強化しようという時代の流れに逆行している。青少年に誤ったメッセージを送ってしまう」などと説明。26日も大会組織委副会長を務める遠藤利明元五輪相を含む与野党議員が国会内で会合を開いたが、結論は出なかった。

 新型コロナウイルス禍の五輪をめぐり、立民は「国民の命を最優先にできなければ延期か、中止せざるを得ない」(枝野幸男代表)と慎重論を展開している。このため、与党には立民の姿勢について「政局的なにおいがする」(自民ベテラン)との声がある。
 法整備が進まなければ、アデラールを使用する選手の参加は困難になるため、与党内では「このままでは人権問題になりかねない」(閣僚経験者)との危機感が強まっている。自民幹部は「立民などが反対するならば仕方がない」と述べ、会期末が迫る中、立民などの説得は諦めて賛同する政党だけで改正案を提出し、早期に審議入りさせる考えを示した。(永原慎吾、田中一世)
 産経新聞 5/26(水) 20:08

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 野党の一部が、こんな嫌がらせまでやり始めているという。
 産経新聞も存在不明の「自民ベテラン」の声として書いているが、立民はこれで「命が人権が」などとよくいえたものである。
「しょせん政局の道具」と考えていることが、こういうところでわかるのだ。

 こういう勢力があげる大声に引きずられて、「頑張る人を応援し、その人が頑張ることで自分もまた力をもらう」という気持ちを失ってしまうなど、なんとも馬鹿らしいと思わないか?


 本日の湧き水。

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 ボルヴィック水源、くみ過ぎで枯渇の危機か 仏


(写真、AFP=時事より。フランス・ボルヴィックにある、ミネラルウオーター「ボルヴィック」の工場で働く従業員(2021年5月5日撮影))

【AFP=時事】フランス中部ボルヴィック(Volvic)を囲む緑豊かな火山性丘陵は長らく、世界的に有名なミネラルウオーターの水源地となってきた。しかし、地元住民や地質学者は、過剰な採水により、地域一帯が危険にさらされていると警鐘を鳴らしている。
「かつては水が膝の高さまであり、水車2基を回していた」。ボルヴィック近郊の村の生家前の流れを指さしながら、ピエール・グロドクール(Pierre Grodecoeur)さん(69)はこう話す。水車はなくなり、最近では川が干上がっていることも多いという。
 オーベルニュ(Auvergne)地域圏に位置するグロドクールさんの村のすぐ近くには、仏食品・飲料大手ダノン(Danone)が所有するミネラルウオーター「ボルヴィック」の巨大なボトリング工場がある。
 仏政府は2014年以降、ダノンに年間280万立方メートル、1リットルボトルで換算すると28億本分の採水を許可している。これは、毎秒89リットル近くの水をくみ出していることになる。
 工場近くの養魚場にはボルヴィックの源泉が湧き出ているが、いまでは数か月間、全く水が出ないこともある。
 地質学者のロベール・デュラン(Robert Durand)氏はAFPに対し、ボルヴィックの源泉の平均流量は、1927年の毎秒470リットルから毎秒50リットルまで落ち込んだと語った。
(中略)
 農業を営む男性は、ボルヴィック周辺の水は不足しており、もはやかんがいには使えないと話す。「この辺りではここ数年、植物や野菜が全く育たない」
 ダノンのボトリング工場長のジェローム・グロ(Jerome Gros)氏は、工場が水をくみ尽くして干上がらせているとの批判に対し、ダノンは水源の保護に多額の投資をしていると反論した。
 一方、専門家らは、ボルヴィックの工場は地下100メートルから水をくみ上げていると指摘。ここ数年の降雨量は安定しており、水源の枯渇は天候のせいではないとしている。
 地元環境保護グループに所属する地質学者は「バスタブの底から水をくみ上げて空にしているようなものだ」と批判した。【翻訳編集】 AFPBB News
 AFP=時事 5/26(水) 13:52

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 ボルビックはミネラルウォーターの中では珍しく日本人の口に合う軟水系だったので、国産のものが出回る前には時々買って飲んでいた。
 外国好きの日本人からは「環境先進国」と持ち上げられて日本貶しの道具になっているヨーロッパでも、こういうことが起きるのだな。
 とりあえず。しばらくは採取量を減らして様子見をした方がいいのではないだろうか?

 しかし「ここ数年の降雨量は安定しており、水源の枯渇は天候のせいではない」といっている専門家って、いったい何の「専門家」なのだろう?
 地下水は、「ここ数年」どころか千年単位で見なければならない話だということを知らない「専門家」って。