嫌味で貶してもダメなのは、石破氏が教えてくれただろう? | 偕楽園血圧日記

嫌味で貶してもダメなのは、石破氏が教えてくれただろう?

 本当に、本邦のマスメディアというのは精神がネジくれているな。

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 「隠蔽は隠蔽を呼ぶ」半沢直樹の言葉は、菅首相に響くか


(写真、西日本新聞より。自民党新総裁に選出された菅義偉官房長官=14日午後、東京都内のホテル(本文とは直接関係ありません))

 一夜のうちに流れができ自民党5派閥が群がった。新首相の誕生劇に、昭和の政界を牛耳った田中角栄元首相のあの言葉を思い出した方もいよう。「数は力」-
▼複数の人間が集まれば「組織」が生まれ、その「数」が多いほど組織の「力」は増す。派閥に限らず国家、軍隊、省庁、組合、会社もしかり。構成員は同じ方向を目指すが、方向を誤れば組織は腐敗する
▼そんな腐った組織に敢然と立ち向かうのが、作家池井戸潤さんが生み出したヒーロー「半沢直樹」である。日曜夜のテレビドラマで「倍返しだ」の名ぜりふを聞けるのもあとわずか
(中略)
▼先日の放送ではこんなせりふも。「隠蔽(いんぺい)は隠蔽を呼ぶ。その原因は組織の体質にある。過去を正してこそ未来は正しく光る」。安倍路線を継承した菅義偉首相にぜひ耳を傾けてもらい、半沢が言う「世の中のためにする仕事」にまい進してほしい。
 西日本新聞 9/22(火) 11:53

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『隠蔽は隠蔽を呼ぶ』半沢直樹の言葉は、菅首相に響くか」。まるで石破議員のような嫌味ったらしい言い方である。しかも記事の写真にわざわざ「本文とは直接関係ありません」と書くなど。

 誰もが思うようにこれは安倍内閣をあてこすっているのだが、そもそも安倍内閣でマスメディアや野党が大合唱した「隠蔽! 隠蔽!」にしても、そのほとんどがただのいちゃもんにすぎなかったではないか。
 彼らがよく出してくる「イラク日報」の話は、(2018/04/06の記事、ハートマン呼んで鍛えなおしてもらおうぜ)で書いたように、野田内閣で破棄を決めたものなので「あった方が法的には問題」になるもの。「あるものを隠した」で責めるのは筋違いである。
「桜を見る会名簿」にしても、もともと個人情報保護法関係で廃棄が進められていたものを、まさにその廃棄作業が行われることが決まっていた日に、その情報をリークされた共産党議員が騒ぎ始めたものなので、「後付け」で問題にしただけ。
 左巻き「市民」団体はよく黒塗り文書を出してきて「情報公開がー」と騒いでいるが、あれにしても、ほとんどが法的に公開できないものを請求しておいて騒いでいる場合が多い。

 もちろん、中には官庁が省益を守るために情報を隠しているものや、森友の文書付帯調書の破棄のように「公務員世界での上」を守るために「ほぼ犯罪」行為をやってしまうこともある。

 最近でも、

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 元税務署職員に有罪判決、名古屋 公文書偽造の罪

 交際相手の親族の個人情報を知る目的で固定資産台帳の閲覧を求める書類を偽造したとして、虚偽有印公文書作成・同行使と公務員職権乱用の罪に問われた岐阜県の元大垣税務署職員松田和久被告(52)に、名古屋地裁(田辺三保子裁判長)は16日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
 起訴状によると昨年6月、税務調査の権限を利用し、固定資産台帳の閲覧請求書1通を作成して大垣市役所に提出。台帳の内容を記載した書類1通を提供させたとしている。
 松田被告は当時、署長や副署長に次ぐ統括国税調査官の立場で、名古屋国税局が今年6月、懲戒免職処分とした。
 共同通信 9/16(水) 10:35

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 こういう事件も起きているから、「きちんと監督しろ」というのは必要だ。
 が、それをいうのならば、やるべきは叱咤激励というやつであり、嫌味を並べることではない。


 総務省が政治資金収支報告書を公開し、

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 河井夫妻、使途すべて「不明」 政党交付金1億2500万円

 総務省が25日公開した2019年分の政党交付金使途等報告書によると、19年7月の参院選を巡る買収事件で公判中の元法相河井克行衆院議員と妻の案里参院議員がそれぞれ代表を務めた自民党支部には4~6月、党本部から計1億2500万円の政党交付金が入っていた。支出欄はすべて「不明」と記載。
捜査機関が書類を押収したことを理由にし「明らかになった時点で訂正する」との宣誓書を添付している
 報告書によると、党本部から克行議員が支部長の支部に計5千万円、案里議員が支部長の支部に計7500万円を交付。支出の「人件費」「選挙関係費」などはいずれも「不明」と書かれていた。
 共同通信 9/25(金) 17:40

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 参議院選挙に関する買収容疑で逮捕されている河井元法相とその妻杏里氏の報告書がすべて「使途不明」という形になっていたということで、

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安倍元首相を公然と批判して恨みを買った溝手氏を落選させる目的で、無数の一人区に河井案里氏を地元の反対を押し切り擁立し、圧倒的不利だった案里氏が大逆転できたのは現金バラマキ選挙買収は明らかで、政党交付金の私物化以外の何物でもない。

手慣れた手口は、これほど大規模でなくても他にもやっていそうだと思わせる。秋元氏の証人買収の資金に充当された可能性もあり、ノーチェックで国民の税金が浪費されている感。

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もう、自民党の政党助成金はゼロにしろよ!

犯罪に使われるんだからな。

私たちの血税が犯罪に使われるなんて言語道断!

あと政党助成金を含めた政治資金を選挙買収に使った河井以外にも、無駄遣いが多すぎる。

ラブホテル代に使った小泉進次郎、生活費や有権者買収に使った小渕、SMバーに使った宮沢、他にキャバクラに使う奴もいる。

しかし、一向に政治資金規正法の改正の話が全く出てこない。

自分達の既得権益を守るために、無駄遣いを放置して、増税ばっかり。

正義感がある、まともな政治家が全く出てこない。

そもそも自民党は政治資金パーティーをバンバンやってんだから、政党助成金は渡すな!

自民党には絶対に渡してはダメ!!!!血税の無駄遣いだ。

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河井夫妻は菅総理の側近で
河井安里議員の選挙応援には何度も足を運び相当力を入れていた。

自民党からの1億5000万円の振込は
当然二階幹事長の決済が無いと実行できない。

にもかかわらず、菅総理も二階幹事長も責任を感じているどころか、
まるで無関係のそぶり。

メディアの多くの記者も、総理や幹事長に忖度しているのだろうか。
総理はパンケーキが好きだとか苦労人だとか、そんな報道はするが、
この件についての質問はほどんどしない。

もう自民党を離党した人間だから、もう司法の判断に任せるとかで
この問題を決してうやむやに終わらせてはいけない。

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こんな事がまかり通る世の中であってはならない。
こんな人達が国会議員である世の中であってはならない。。と思う。。。

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これ、マネーロンダリングだろ。半分は安倍事務所が持って帰ったともいわれてるけど、もっとやばい金になってるかもしれない。徹底究明しないと。

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そんなにたくさん使途不明金使えるのか〜。いいな〜。
政治家っていい商売なんですね〜。

何に使ったかわからないわけ無い。検察はとことん追及すべき。

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こんなのが許されるなら一般人の確定申告でも領収書無しの不明を認めてくれよな

 共同通信 9/25(金) 17:40配信「河井夫妻、使途すべて『不明』 政党交付金1億2500万円」コメント欄より。

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 というコメントがずらずらと並んでいるのだが、少しは落ち着いて記事を読んでみろといいたい。
「不明」になっているのは検察が書類を押収してしまったから。「検察はとことん追求すべき」もなにも、彼らが領収書などをもっていってしまったから、使途が公開できないのではないか。

 すでに「買収で有罪になった」ことが規定であるかのように話をしている者もいるが、それを証明しなければならない裁判では(2020/07/09の記事、「忖度罪」の次は「期待罪」を作るつもりか)で書いたように「受け取った方は罪に問わない」という犯罪要件の立証すら放棄したようなことが行われているのだから、なんなのだろうか。
(2020/06/19の記事、また検察が社会工作をやっているようで……)でも書いたように、政界には元から「もち代・氷代」とか「陣中見舞い」とかいって政治活動費を渡しあう習慣がある。
 そういう習慣がいわゆる「地盤・鞄」の継承を生んでいるところがあるので、それをなくしていくことは必要だと私は思っているのだが、そのためには、今回のような「ただ政権の足を引っ張りたいがためだけに無理やり事件化し、メディアを使って私刑の空気を作る」ようなことをしていてはいけない。それでは本当に問題にすべきところがボケてしまう。

 まあ、この件は「安倍政権が人事に手を突っ込んできたから検察が復讐している」という側面のあるものなので、安倍氏が辞任した今では、どうなっていくかわからない。検察が情熱を失っていくとますます「金で政治家がつながる仕組み」が埋もれてしまうので、本当に「検察の暴走」は国民のためにならない。


 一方、総務省が公開した文書からは、

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 逮捕当日、秋元司被告の支部に自民が政党交付金200万円

 カジノを中核とする統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件などで起訴された秋元司・衆院議員(48)の逮捕当日、自民党本部が秋元被告が代表の党支部に政党交付金200万円を支出していたことがわかった。
 秋元被告は昨年12月25日、日本でのIR事業参入を目指していた中国企業側から現金300万円を受け取ったなどとして、収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕され、同日付で離党した。起訴後に別の収賄事件や保釈中の証人買収事件でも3回逮捕・起訴されている。
 政党交付金使途等報告書によると、党本部は昨年4~12月、秋元被告が代表だった「自民党東京都第15選挙区支部」(今年2月に「自民党東京都衆議院第60支部」に名称変更)に計1300万円を支出。そのうち、200万円の支出日は12月25日だった。
 秋元被告の支部は、特捜部による資料の押収を理由に、使途を「不明」と記載した。
 自民党幹事長室は「逮捕以前に交付が決定されたものを、事務的に送金手続きしたにすぎない」などとしている。
 読売新聞オンライン 9/25(金) 18:32

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 こんなこともわかったというが、いやいや、検察は独立して動いているのだから、こんなものは「たまたま日が重なった」というだけの話ではないか。「なにかある」かのような印象の記事にするものではないぞ、読売さんも。

 この秋元被告の件でも、「偽証の要求」とか別の案件がいろいろ言われているが、「で、本丸の請託についてはどうなっているのだ?」。
 収賄で罪を問いたいのならば、それを立証しなくては。
 この秋山被告が接待を受けていた時期にはまだIR整備に関する認可部署などは定まっておらず、被告がその影響力穂持って接待してくれた会社に便宜を図れる構図は整っていなかった。
 状況としては、ただの過剰接待と政治資金収支報告書記載違反ぐらいしか、今のところは問えないのだが。
 意気揚々と逮捕・立憲した検察は、この後この公判をどう持っていくつもりなのだろう?

 まったく。安倍政権の時代はいかに「俺正義」をいう人間たちが暴走していたのか。
 彼らにはクールダウンが必要だし、その間しばらく後ろに下がっていてもらいたいものだ。ずっと下がってそのまま消えてくれてもいいけど(←嫌味だ(笑))。


 本日のびっくり。

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 赤べこ見つけて! 鶴ケ城でトリックアート、会津短大生が制作


(写真、毎日新聞より。鶴ケ城の南走り長屋に設置された赤べこのトリックアート。制作した会津大短期大学部の(左から)遠藤すずみさん、丹治帆乃香さん、天童萌々美さん=福島県会津若松市追手町で2020年9月13日、三浦研吾氏撮影)

 会津大短期大学部生が、新型コロナウイルスなどの疫病退散の願いを込めて「赤べこ」をモチーフにしたトリックアートを制作し、福島県会津若松市の鶴ケ城で完成発表会が開かれた。
 トリックアートは、会津若松観光ビューローが鶴ケ城の新たな観光スポットにしようと企画し、同学部デザイン情報コースの高橋延昌准教授のゼミ生4人で制作した。鶴ケ城の敷地内2カ所に設置され、1カ所は南走り長屋で忍者の赤べこを、もう1カ所は武者走り石垣に設置され、温泉に入って疲れを癒やす武士の赤べこを天守閣から見ることができる。南走り長屋のトリックアートは立体的に見える赤べこと来場者が一緒に記念撮影できる。
 アイデアを出すところから制作まで約1カ月かかったという。制作した丹治帆乃香さん(1年)は「上から見た時に立体に見えるように気をつけた」、遠藤すずみさん(同)は「トリックアートとして楽しんで、子どもが写真を撮って思い出の一つにしてほしい」と話していた。
 高橋准教授は「城でトリックアートは珍しい取り組み。足を運んで見てほしい」と話した。12月中旬ごろまで設置される。【三浦研吾】 
 毎日新聞 9/22(火) 12:00

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(2020/08/11の記事、とうとう共犯扱いを始めてくれたぞ)で仙台の街中にトリックアートが置かれている記事を紹介したが、東北ではやっているのかな、トリックアート?

 でもこれはいいな。こういうものがあると人が驚きたがって見に来てくれるし、設置場所を離しておけば「密」を避けることもできる。
 これからの集客はトリックアートだな(笑)。

 だから水戸市も、久しぶりに「カフェ・イン・水戸」やろうよ。「~アフターコロナの世界~」とかサブタイトルつけて。