「憎みっ子」が憚る世など!
ツイッターを見ていたら、「宇崎ちゃんの献血ポスターがどうの」とやりあっているものが流れてきた。
まだやっているのか、やれやれ。
このポスター騒動については、ネットを使っている人ならば一度は目にしたこともあると思う。
「胸の大きなマンガのキャラの絵を使ったら『環境型セクハラだ!』と騒ぎが起きた」というもので、まったく肌の露出のない絵であるということは別にしても、「そもそもただの絵だよ?」ということが分からない自称フェミニストが「女性の人権がー」とわめきまくったものである。
なんだかわざわざリサーチ会社に依頼してアンケートを取った人までいたとかで、それを出して「不快が多いのだからなんたらかんたら」とそのツイートはいっているのだが、単に「快/不快」をいうならば、このポスターのキャラの「ひょっとして注射が怖いんですかぁ」という人を馬鹿にしたようなセリフが私には不快である。
こういう複数の意見を統合して聞くアンケートでは「何に対して答えているのか」があいまいになってしまい、論点がぼけてしまうのでなんの意味もない。これをわざとやっているのならば「世論を誘導するための印象操作」としか言えない。
そんなものを持ち出してまで「自分が嫌いなものを叩いて正義ぶる」人間がいるのだ。
昨年の大晦日には、
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苦情に高齢化…消える除夜の鐘「年越しの風物詩なのに」
(写真、産経新聞より。除夜の鐘を中止する玉蔵院。境内の前に告知文を張り出している=さいたま市浦和区(竹之内秀介氏撮影))
年越しの風物詩「除夜の鐘」に対し、「うるさい」などとする苦情が寄せられ、中止したり時間を夕方や昼間に変更したりする寺院が後を絶たない。さらに、寺の檀家(だんか)の減少などで人手が足りず、深夜の鐘突きを見直す動きも。人間の百八の煩悩を払うという除夜の鐘が、世知辛い現代社会の寒風にさらされている。
「毎年突いてきたのに、年末の風物詩が消えてしまうのは残念」。さいたま市の寺院「玉蔵院(ぎょくぞういん)」で毎年除夜の鐘を突いてきたという自営業の男性(52)は肩を落とす。
JR浦和駅から徒歩5分の市中心部にある玉蔵院。約1200年前の平安時代に弘法大師が創建したとされ、除夜の鐘には毎年約200人が集っていたというが、今年は行われない。
中止決定の契機は、ほかの寺院に鐘の音が「うるさい」と苦情が寄せられているのを、寺側が知ったことだという。かつて昔ながらの個人商店が立ち並んでいた寺の周辺も近年はマンションや飲食チェーン店などが進出して様変わりしているといい、木村晴雄住職(77)は「苦情を直接受けたわけではないが、取りやめるのも自然な流れではないか」と話す。
除夜の鐘をめぐるトラブルは各地で起きている。
都内のある寺院は、平成25年に寺の建て替えに伴って鐘の位置を変更したところ、近隣の住宅から苦情が寄せられた。住民側から申し立てられた民事調停の結果、防音パネルの設置や除夜の鐘以外で鐘を鳴らさないことなどで合意したが、苦情を受けてからは鐘を突くのをやめている。
静岡県牧之原市の大沢(だいたく)寺では十数年前、除夜の鐘を突いていると「いつまで鳴らしているのか」と匿名の電話がかかってきたことから、除夜の鐘を一時やめた。26年からは再開したものの、時間を昼間に変更して突くようになった。群馬県桐生市の宝徳寺も27年から昼に鐘を突くようにしている。
寺の檀家の減少や高齢化の影響もある。
千葉県松戸市の広竜寺では、大みそか深夜から元日未明にまたがる除夜の鐘の行事が、手伝う住民らの大きな負担になっているなどの理由で、今年から中止するという。
福岡市の東長寺は昨年から鐘を突く時間を夕方に変更したが、その決断の背景にはやはり、元日の未明まで手伝ってくれる住民らの疲労などもあるという。
全日本仏教会によると、除夜の鐘にとどまらず、法要や祈祷(きとう)に対しても「騒音だ」という苦情が各地で寄せられているという。
担当者は「各寺院は地元に根づいているので、苦情を寄せる人も『騒音』を承知の上で住み始めたのではないのか」と疑問を呈しつつも、音の感じ方は人によって異なるため「判断は難しい」と頭>を抱えている。
騒音問題総合研究所の橋本典久代表の話「音については保育園や学校行事などに対しても苦情が出ることがあるが、迷惑だからというよりも『他人の音が許せない』という不寛容さが広まっている。寺としては対処せざるを得ないかもしれないが、苦情があるからと言って取りやめていけば、あらゆることが一部の苦情でできなくなるので、安易な対応はするべきではない」
産経新聞 12/28(土) 20:54
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「幼稚園の子供の声がうるさい」に続いて、今度は「除夜の鐘がうるさい」と文句をつけている人間が騒ぎ、中には除夜の鐘を中止してしまった寺もあったという。
まったく風情がない。余裕のない人間が増えたものだ。
私などは逆に、子供の声のしない町など寂しいと思うし、除夜の鐘も聞こえない新年など味もそっけもないと思う。
「宇崎ちゃんポスター騒動」といい、昨年はこの手の「クレーマー」の声に振り回される例がやたらと目についた。
「そっち系」の勢力がいろいろ焦っているのもあるのだろう。
仕事始めを迎えた今年は、そういう勢力に振り回されない社会になってほしいものだ。
ポスターで騒がれた日本赤十字は献血呼びかけのキャンペーンから「その手」のものを除いてしまい、
おるふぁん / Al-Fun4@Al_Fun4コミケに来てる献血、一部の人への配慮のせいで貰えるポスターの絵柄が不明に #c97 https://t.co/MmIzx8I11c
2019年12月28日 12:01
「委縮」してしまったという。
聞くところによるとこのコミケでの献血は年末の関東の血液供給を支える大切なものであるという。それがただ「俺が嫌いな絵が気に入らない」と騒ぐ人間のおかげで縮小してしまった。
まったく。クレーマーというのはまるで社会のためにならないのだ。まともに相手にする必要などない。
本日の吉凶。
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大吉より縁起イイ「大福」 えべっさん総本社、兵庫・西宮神社「鯛みくじ」に登場
(写真、神戸新聞NEXTより。西宮神社の「鯛みくじ」に新たに加わった黄金色の「大福」=西宮市社家町)
大吉より縁起の良い「大福」で、めでたい令和の新年を-。商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、西宮神社(兵庫県西宮市社家町)が正月限定で授与する「鯛みくじ」に、大吉より上位の「大福」が加わった。
陶器でつくられたタイの人形を選んで運を試す「鯛みくじ」はえびす様が手に持つタイに着目し、2009年に同神社が考案。体を丸めた真っ赤なタイがおみくじを抱えるかわいらしい姿に、毎年約5万個が十日えびすを終えるまでに完売する人気ぶりという。
昨年、みくじの筒から棒を引くおみくじに黄金色の「大福」を加えたところ好評で、鯛みくじにも追加された。同神社の権宮司、吉井良英さん(58)は「令和初の正月に、おめで『タイ』おみくじを引いて良い一年にしてほしい」と話す。
鯛みくじは1回300円で、タイの人形は置物として使える。なくなり次第終了。西宮神社TEL0798・33・0321
(名倉あかり)
神戸新聞NEXT 1/5(日) 12:00
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以前ネットで、「天地渾沌の兆」とかいうわけのわからない卦が出たという御籤を見たことがあった。お御籤の中身というのは各神社で結構自由にできるようだ。
「大福」って、なんだか吉凶というよりもお菓子みたいだな(笑)。境内で「大福・大福」をコラボして売ったら「厄落とし」にいいんじゃないだろうか。
私は御籤は吉凶表示よりもそこに書かれた「教え」などの方に重きを置いている。
ちなみに、先日行った常盤神社の御籤には、
「世の中で 一番楽しく立派なことは 一生涯を貫く仕事をもつことである
とあった。
うん、雇われ人が多くなった今の世には、なかなか難しい話だな。