「数学が嫌いだから文系」には時系列も理解できないのか? | 偕楽園血圧日記

「数学が嫌いだから文系」には時系列も理解できないのか?

 今日は昼からなんだか胸苦しく、動くと時々ズキッと来るので、簡単に一言だけ。


 横になりながらNHKニュース7を流していたら、相変わらずの「森友森友」。
 ネットでは、

 


 こういう指摘をする人もいるが、その通り。こんな答弁は一言も流さず、一方で共産党の「明恵夫人の名誉校長が土地取引に影響したのは間違いない」という決めつけは平気で流すのだから、もはやただのフェイクニュースになっている。

(2018/03/24の記事、へぼ探偵にやる報酬はない!)で「どうしてマスコミは時系列に沿ってきちんと整理した記事を書かないのか?」と指摘したが、ようやく産経が、

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 森友改竄問題 「昭恵氏言及」前に売却方針 近畿財務局、籠池氏に伝達


(表、森友学園への国有地売却経緯)

■野党追及「忖度」、希薄な根拠
 学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却をめぐる財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題で、森友学園の籠池泰典前理事長が近畿財務局職員に対し、安倍昭恵首相夫人について言及する7カ月前から、近畿財務局が、売却を前提に森友側に土地を貸し付ける方針を固めていたことが25日、決裁文書の記載から分かった。野党は取引や文書改竄の背景に昭恵氏への「忖度(そんたく)」があったとして、27日の証人喚問で佐川宣寿前国税庁長官を追及する構えだが、その根拠は希薄だと言わざるを得ない。(沢田大典)

「時系列を見ると、全て決まった後に昭恵さんが動いた形になっている。それを見ないで『昭恵さんが…』と言うのは政治が取るべき姿ではない」
 自民党の竹下亘総務会長は25日、都内で記者団にこう語った。
 近畿財務局の決裁文書などによると、籠池氏は平成25年6月、小学校新設のため、国土交通省大阪航空局が所有する大阪府豊中市の国有地購入を検討していることを近畿財務局に伝えた。籠池氏は、購入を前提にした貸し付けを希望したが、小学校の認可権を持つ大阪府は、借地での認可に難色を示していた。
 近畿財務局は、森友学園に土地を10年間貸し付けるため、27年2月4日と27年4月30日に「特例承認の決裁文書」を作成し、財務省理財局に提出。この中に経緯が詳述されている。
 文書には「本件は、平成25年8月、鴻池祥肇議員(参・自・兵庫)から近畿局への陳情案件」と記載。近畿財務局側が25年9月12日に「大阪府私学・大学課を訪問し、今後の連携について要請」、25年10月30日に「認可の状況について照会」と記されていた。
 一方、鴻池事務所の「陳情整理報告書」とされる別のメモには、25年9月9日付で鴻池事務所が籠池氏に「小学校用地の件、先週、財務局より、7~8年賃借後の購入でもOKの方向。本省および大阪府と話し合ってくれる」と伝えたと記載していた。
 このような経緯を追うと、近畿財務局は、籠池氏や鴻池氏側の意向を受け、土地貸し付けに積極的に協力していたとみられる。

 昭恵氏に関する記述は、半年後の26年4月28日に近畿財務局側が籠池氏と面談した際の記録として登場する。「安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からは『いい土地ですから、前に進め>てください』とのお言葉をいただいた」という籠池氏の発言を紹介した上で籠池氏が籠池夫妻と昭恵氏の写真を提示したことが記されていた。
 近畿財務局は26年4月15日、小学校設置認可前の土地貸し付けを求める森友学園側に対し、「答申前の契約はできない」としていたが、同年6月2日には「売り払いを前提とした貸し付けについては協力させていただく」と返答していた。
 昭恵氏の名が登場するのは、この交渉の最中だったが、近畿財務局は6月以降も大阪府に審査基準を照会するなど働きかけを続けており、昭恵氏の存在を知って方針を急変させた様子はうかがえない。
 
近畿財務局は27年5月に森友学園と貸し付け契約を結んだ。昭恵氏が小学校の名誉校長に就任したのは同年9月、昭恵氏付政府職員が財務省に問い合わせを行ったのは10~11月だが、2つの「特例承認」以降の決裁文書に、昭恵氏に関する記載はなかった。
 産経新聞 3/26(月) 7:55

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 こういう記事を書いてくれた。

 ヤフー配信ではつけられた表の文字が小さいのでわかりにくいが、明恵夫人が名誉校長になったのは、彼女の名前が出てくる土地の貸し付け契約が終わった後なのでまったく「影響」などないし、値引きが言われている取り引きの方では名前も出てこないのだから、もとより関係はない。
 こんな明らかな話が一つもされず、ただひたすら安倍総理に悪印象をつけようとしている勢力の「デマ」ばかりが垂れ流されているのが、今の「報道」状況なのだ。


 NHKでは先日また「ネットはフェイクニュースばかりなので取り締まらなければならない」と「反安倍」勢力を集めた番組で言わせていたと聞く。
 これは拙ブログで昔からずっと反対している「人権擁護法」が新たな衣をまとってまたぞろよみがえってきたものである。
 こんな者たちがネットの情報を「検閲」するようになったら、中国のように情報のコントロールが彼らによって行われることになる。
 そしてそれは、彼らによって「民主主義」がコントロールされるということ。

 そんな国になったら、はたして我が国は「自由な民主主義国」だなどと言えるだろうか?


 本日の回転。

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 <姫路・手柄山>回転展望台が閉鎖へ 展望台喫茶に惜しむ客


(写真、毎日新聞より。25日で閉鎖される回転展望台=兵庫県姫路市西延末で2018年3月23日午後2時56分、幸長由子氏撮影)

 兵庫県姫路市の手柄山(標高約50メートル)にある回転展望台が25日、施設の老朽化で閉鎖される。上部の展望台にある喫茶店「手柄ポート」には名残を惜しむ客が押し寄せている。
 1966年の「姫路大博覧会」の際、米空港の管制塔を模して建設。円形の展望台は1周14分ほどでゆったり回る。閉鎖を控え、喫茶店は連日1~2時間待ちだ。
 市内の女性(40)は「幼い頃に父親とホットケーキを食べた」と懐かしみ、亡夫との散歩や両親とのピクニックの記憶を語る人も。半世紀を経て回転は止まるが、思い出は巡り続ける。【幸長由子】
 毎日新聞 3/23(金) 21:01

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 姫路にこんな観光スポットがあったのか。今なら「インスタ映え」ではやりそうだけどなぁ。

「回転展望台」といえば、我々の世代ならばまず思い浮かぶのが「ガメラ対ギャオス」でギャオスの目を回すのに使われた「あの」展望台だろう。
 あれは東京にあったホテルニューオータニの展望ラウンジがモデルだとされているが、あの時代はこの手の回転展望台が結構流行っていたようだ。

 ニューオータニのものはまだ回っているらしいが、この姫路の話を見るに、保守点検が大変なのだろうなぁ。
 人気があるならば新しく作るということはできないのだろうか?