他人事ではないぞ! | 偕楽園血圧日記

他人事ではないぞ!

++++++++++++++++
 <中国>NHK海外放送のニュース番組など一時中断

【北京・浦松丈二】中国で17日夜、NHK海外放送のニュース番組と「クローズアップ現代」が一時中断された。18日開会する第19回中国共産党大会関連の報道で、反腐敗闘争を指揮する王岐山・党中央規律検査委員会書記の映像が流れる直前から断続的に画面が真っ黒になった。
 毎日新聞 10/17(火) 23:09

++++++++++++++++

 中国共産党がこんなことまでするほど統制に力を入れている党大会が開かれた。

 それについてはまた後日取り上げるつもりだが、ちょうどそんな時期に、

++++++++++++++++
 北弾道ミサイル発射台、格納庫出て移動…韓国紙

【ソウル=中島健太郎】韓国紙・東亜日報は14日、北朝鮮で最近、弾道ミサイルを載せた複数の移動式発射台 が格納庫を出て移動する様子が米偵察衛星に捉えられたと報じた。
 韓国政府消息筋の話としている。北朝鮮の首都平壌(ピョンヤン)や平安北道(ピョンアンプクト)の3、4か所で、移動式発射台に動きが見られるという。
()
 読売新聞 10/14(土) 18:19

++++++++++++++++

 こんな動きがあったということで、

++++++++++++++++
 中国共産党大会にあわせた北朝鮮の軍事挑発 各国が警戒

 北朝鮮はことしに入って中国が重視する行事のさなかに核実験やミサイル発射を強行していることから、18日に北京で開幕する中国共産党大会にあわせて新たな軍事挑発を行うのではないかという見方が出ており、各国が警戒を強めています。
 核・ミサイル開発を巡って中国とぎくしゃくした関係が続いている北朝鮮は、ことし3月、中国が向こう1年間の重要政策を話し合うために開いた全人代=全国人民代表大会の2日目に、中距離弾道ミサイルの「スカッドER」と見られる4発を同時に発射したほか、5月には、中国が提唱する巨大な経済圏構想「一帯一路」をテーマにした国際会議の初日に、新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」1発を初めて発射しました。
 さらに、先月には、中国南部で開かれた新興5か国でつくるBRICSの首脳会議の初日に、北朝鮮は6回目の核実験を強行しています。
 このように、北朝鮮はことしに入って中国が重視する行事のさなかに挑発に出る傾向を強めており、アメリカ主導の制裁強化に中国が同調しているとして不満を募らせていることが背景にある可能性があります。
 このため、18日に北京で開幕する5年に1度の中国共産党大会にあわせて、新たな軍事挑発を行うのではないかという見方が出ています。
(後略)
 NKHニュース 10月18日 4時08分

++++++++++++++++

 北朝鮮がこんな「面子潰しの嫌がらせ」をやってくるのではないかという観測もされていたわけで。
 とりあえず今日のところは「その後」の動きはないようだが、だからといって安心しているわけにはいかない。

 ニュースをいろいろ見ておられる方ならば、ここ数か月「ビットコインの相場が乱高下」というものを目にされていることだろう。
 この要因として「ビットコインが二つに分かれてだなんだ」といわれてもよくわからないと感じられるかもしれないが、

++++++++++++++++
 中国の仮想通貨取引所、9月末で全取引停止・閉鎖へ

 中国にある仮想通貨の3大取引所の一つ、「ビットコイン中国」は14日、新規利用者の登録をやめ、9月末で仮想通貨と人民元との交換など全取引を停止して閉鎖すると発表した。ほかの取引所も閉鎖されるとみられる。取引量の多い中国の規制は世界中の仮想通貨をめぐる議論に影響しそうだ。
(後略)
 朝日新聞デジタル 9/14(木) 23:10

++++++++++++++++

 こういうことがあったので「今後どうなるかという不安」と「希少価値が出るかもという期待」で値が動きまくっているのだろうということは想像がつくだろう。

 中国はこの仮想通貨による資金調達禁止を「当局の監視が及びにくいから」と理由づけているようだが、その「資金調達」の中には、

++++++++++++++++
 北朝鮮のハッカー、全世界からビットコインを巻き上げる

 北朝鮮は制裁が強化された場合に備え、ビットコインなど仮想通貨をため込もうと活発に動いている様子だ。
 米サイバーセキュリティー会社ファイア・アイの新たな報告書によると、北朝鮮のハッカーらは韓国内の仮想通貨取引所や関連サイトへのサイバー攻撃を増やし ている。ビットコイン関連ニュースを扱う英語サイトをハッキングしたほか、身代金要求型ウイルス(ランサムウエア)「ワナクライ」で全世界からビットコイ ンを巻き上げたという。北朝鮮の最高指導者、金正恩氏は仮想通貨に対して明らかに高い関心を持っている。国家の統制を受けず、秘密が守られるという仮想通貨の特徴は、資金調達やマネーロンダリング(資金洗浄)の手段として有用だ。制裁強化と仮想通貨の利用拡大が見込まれることを考慮すると、北朝鮮の仮想通貨志向は強まる一方だと専門家らは語る。
 この報告書をまとめたファイア・アイのリサーチャー、ルーク・マクナマラ氏は「制裁を大きなばねに、この種の活動が加速しているのは間違いないとみている」と指摘。北朝鮮は仮想通貨を「外貨を稼ぐ極めて低コストのソリューション」だと考えているのだろうと分析した。
(後略)
 Bloomberg 9/12(火) 5:00

++++++++++++++++

 こういう話もあるとなれば、「なるほど北朝鮮と中国の間でガチャガチャやっているのも無理はない」と思うのではないだろうか。(ブルームバーグの記事は、普通に「紙の新聞」しか見ていない人の目には触れないというのが困ったところだ)

 北朝鮮情勢は、決して「一服」などしていない。今でも東アジアを中心にしてうごめいているのだ。

 だというのに、

++++++++++++++++
 共産・志位氏「国民の知らないところで戦争当事国に」

■志位和夫・共産党委員長(発言録)
 米国のトランプ政権は、北朝鮮に対して「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と言っている。「あらゆる選択肢」の中には軍事的選択肢も入っている。つまり先制的な軍事力行使、先制攻撃のプランがある。
もし米軍がそこに乗り出してしまったとき、自衛隊が一緒に行動していると、一緒に戦争に参加することになる。ずるずると戦争に引きこまれてしまう。そうなると日本に報復がやってくる。国民の知らないところで日本が戦争当事国になり、戦火が日本に及ぶ。こんな危険な道は絶対に認めるわけにはいかない。(JR甲府駅前の街頭演説で)
 朝日新聞デジタル 10/18(水) 2:16

++++++++++++++++

「日本が首をすくめていれば、災いはみんな避けて行ってくれる」かのようなことをいう政党というのは、無責任というほかはない。


 アメリカの調査会社のアンケートで、

++++++++++++++++
 日本人、対米関係の先行き悲観=8割が「トランプ氏は傲慢」―世論調査

【ワシントン時事】米調査機関ピュー・リサーチ・センターは17日、トランプ大統領の就任で日米関係は「悪くなる」と考える日本人が41%に上り、「良くなる」の17%、「あまり変わらない」の34%を上回ったとする世論調査結果を公表した。
 米国に好感を持つ日本人は57%で、オバマ前政権時代の2016年の前回調査から15ポイント低下した。対米関係に悲観的見方が多かったことについて、同センターは「米大統領への信頼度の低下を反映した」と分析している。
 日本人がトランプ氏に抱く印象では、80%が「傲慢(ごうまん)」、62%が「狭量」、56%が「危険」と回答し、「大統領の資質がある」はわずか15%だった。ただ、29歳以下では28%が「資質がある」と答えるなど、若年層の方が肯定的な意見が多くなる傾向も見られた。
「日本と北朝鮮との間に深刻な軍事衝突が起きた場合、米国が日本防衛のため軍事力を行使すると思うか」という質問には、82%が「行使するだろう」と答え、日米同盟への信頼が依然強いことを示した。日本と中国との軍事衝突では、米国の軍事力行使を予想したのは67%だった。
 公表された調査結果は同センターが今春、世界規模で実施したものの一部。日本では3月8日~4月2日に1009人を対象に電話で行われた。 
 時事通信 10/17(火) 23:10

++++++++++++++++

「トランプは傲慢」「でもいざとなったらアメリカが何とかしてくれる」と思っている日本人が多いという結果が出たという。
 傲慢というのならば、トランプ大統領は「乱暴」ではあるがその地位にあるものの力通りにふるまっているだけで、対立候補であったクリントン氏のほうがよほど傲慢な態度をとっているように私には見えるのだが。
 多くの人は「トランプ氏自身の行動・発言」ではなく、それを報じたメディアがつけている「感想」を刷り込まれているのではないだろうか?

 対米関係は、日本のメディアが「安倍は歴史修正主義者」だと海外に向けてデマを吹き鳴らし、それをそのまま報じた米メディアを信じたオバマ前大統領の就任当初に比べれば、「シンゾーが言った通りじゃないか」とトランプ氏がいうほどの今の方がよほどうまくいっている。「オバマ時代より悪い」という人たちは、いったい何を見ているのだろう?
 白人至上主義者たちが「日本も敵だ!」と言い出すと心配しているのだろうか?

 それはともかく、そういう「メディアの見方」に引きずられていると、志位氏が言っているような話で「戦争の恐怖」に思考停止してしまうことにもなりかねないので、注意が必要だ。

 北朝鮮の話で、我が国は決して部外者ではない。「アメリカが動いても何もしなければ見逃してもらえる」ようなところにはいない。
 そして「戦争」とは、目に見える火器の撃ちあいだけではなく、経済活動も含めた政治の大きな動きの中の一面でしかない。中国の「ビットコイン禁止」も、日本を含めた国連の経済制裁も、実戦を含めた大きな局面の中にある。
 そういう意味では、すでに北朝鮮との「戦争」は始まっているし、現在進行形でもある。
 これが物理的な動きになった時に、我が国の被害を減らすためには何をすればいいのか。それをしっかりと考えるのが政治家の役目というものである。ただ「顔を背けていればいい」というものにその任が果たせるものだろうか?


 本日の戦い。

++++++++++++++++
 <芋の子汁>「日本一の鉄鍋」でサトイモ500キロ 岩手


(写真、毎日新聞より。大鍋で調理される芋の子汁=岩手県奥州市で2017年10月15日、和泉清充氏撮影)

 岩手県奥州市水沢区の水沢公園で15日、「奥州水沢グルメまつり」(実行委員会主催)が開かれ、直径3.5メートル、深さ0.8メートル、重さ5トンの「日本一のジャンボ鉄鍋」で約6000人分の芋の子汁が振る舞われた。
 鋳物の街・水沢をアピールする秋の恒例行事。サトイモ500キロや長ネギなどを入れて水沢調理師会員らが約2時間がかりで作り、来場者に無料で提供された。
 配食の1時間以上も前から行列に並んだ同市水沢区大橋の千葉善一さん(77)は「同時に開かれている産業まつりに毎年来ているが、芋の子汁も楽しみだ」と舌鼓を打った。【和泉清充】
 毎日新聞 10/17(火) 9:36

++++++++++++++++

「芋の子汁」というのは、「芋煮」とは違うのかな?

 鍋の大きさにしても、

++++++++++++++++
 山形芋煮会>「2代目鍋太郎」有終の3万食提供


(写真、毎日新聞より。直径6メートルの大鍋で作った特製の芋煮=山形市で2017年9月17日、二村祐士朗氏撮影)

 山形県の郷土料理である芋煮を作る「日本一の芋煮会フェスティバル」が17日、山形市内の河川敷で開かれた。直径6メートルの「2代目鍋太郎」が約3万食を提供し、老朽化のため引退した。
 県産の里芋3トン、山形牛1.2トン、しょうゆ700リットルなどを煮込んだ芋煮は、約4時間で完売。初代(直径5.6メートル)を継いで、1992年から25年間に振る舞った芋煮は延べ約80万食となった。
 2代目は2001年、岐阜県高山市の鍋(直径6.1メートル)に日本一の座を奪われたが、主催者は「芋煮を全国に知らしめてくれた」と、ねぎらっていた。3代目は再び日本一を目指す。【二村祐士朗】
 毎日新聞 9/17(日) 20:02

++++++++++++++++

 こっちのものより小さいようだが。
「鍋太郎」はアルミ合金製だから、「鉄製」ということでは岩手の方が「日本一」ということなのかな?

 東北では山形と仙台が「芋煮の肉は牛か豚か」や「汁は味噌味か醤油味か」で争って(笑)いるけど、他のところともいろいろな「戦い」が繰り広げられているのだなぁ。