「日本を縛るためにわしらが憲法を作った」といわれたぞ(笑) | 偕楽園血圧日記

「日本を縛るためにわしらが憲法を作った」といわれたぞ(笑)

台風一過。久しぶりに夏空が戻ってくたが……むちゃくちゃ暑いな!


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 空自が最新鋭ステルス機F35初号機の写真公開 ホームページで

(写真、産経新聞より。航空自衛隊が公開した最新鋭ステルス戦闘機F35の日本向け初号機(空自提供))

 航空自衛隊は16日までに、米ロッキード・マーチン社がフォートワース工場(テキサス州)で製造中の日本向け最新鋭ステルス戦闘機F35初号機の写真をホームページ上で公開した。空自は計42機を調達する計画で、初号機は10月に引き渡される予定となっている。
 写真は工場内の格納庫で前方と後方から撮影した計2枚。引き渡しを受けた後、空自は米アリゾナ州のルーク空軍基地で空自パイロットの操縦訓練を行う。今年度は4機の引き渡しが予定されており、来年度から空自三沢基地(青森県)に実戦配備される。
 F35をめぐっては、米空軍が今月2日に米空軍が空軍仕様機が初めて実戦配備が可能になる「初期運用能力」を獲得したと発表したばかり。
 産経新聞 8月16日(火)18時29分

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 自衛隊が将来使うF-35の初号機が完成したらしい。
 インテイクのところにある丸いものは国籍マークのように見えるのだが、赤く塗られないのだろうか?
「ロービジ」の考えには反するが、ここはやはりきちんと国籍を主張しないと。そもそもF-35は「先敵発見、先敵撃破」の戦術思想で設計されている機体なのだし。
 

 思想といえば、F-22といいこの機体といい、なんだか米軍の考えがベトナム戦争前の「ミサイル万能時代」に戻っているような気がしてならないのだが……それで失敗した二の轍は踏まないようにしてもらいたいなぁ。
 我が国の防衛にも多大な影響を及ぼすのだし。



 さて、昨日も書いたようにこの終戦の日に向けて、我が国ではやたらと「戦争は悲惨」「戦争は二度とやってはいけない」があちこちで繰り返されるのだが、そういうことをいう人間たちが「やってはいけない」で非難するのはなぜか我が日本国であって、彼らは今起こっている東シナ海のことや北朝鮮のミサイルのことについては、ほとんど、口にしない。時々アリバイ程度に非難するものもいるが、それでも最後は「話し合いでなんたら」というところに逃げ込む始末。
(2016/07/15の記事、近代にまだ追いつけない国が世界にはある)で書いたように、国際仲裁裁判所の判決を「紙屑」といって従おうとしない国といったいどういう「話し合い」をすれば相手が引くというのか、そういう人間にはぜひ考えを披露してもらいたいものだ。


 こういう国があるということだけで憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」がまったく意味のない食う文であることが明らかだというのに、

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2・戦後の日本は、日本国憲法を礎とした民主的な「平和国家」として歩み、他の国々との信頼関係を築く努力を積み重ねてきました。しかし安倍晋三政権の発足以降、憲法解釈は捻じ曲げられ、戦前回帰への扉が開かれようとしています。集団的自衛権行使容認の閣議決定と、今年3月に施行された「戦争法」によって、自衛隊の活動範囲は大きく広げられました。自衛隊が「専守防衛」から世界の紛争に加担する「軍隊」となれば、日本国憲法前文に示した全世界の国民の「平和的生存権」を踏みにじることになり、日本への信頼も「平和国家」としての歩みも崩壊します。なんとしても「戦争法」廃止と閣議決定の撤回を実現させて、「戦争できる国」への暴走を止めなければなりません。
(中略)
6・日本はこれまで、平和憲法の下で「戦争しない国」を貫き、憲法9条は「世界の宝」として多くの国々の信頼と羨望を得てきました。社民党は、平和を希求するすべての人々とともに、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにする」との決意を固めあい、憲法改悪を断固阻止します。そして、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する」ことを確認した憲法前文を具現化する世界の「恒久平和」の実現に向けて、これからも努力し続けることを誓います。
 産経新聞 08月15日 00:14配信「【終戦の日】社民党声明「敗戦71年にあたって」 平和を希求する全ての人々とともに憲法改悪を断固阻止する」より

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 まだ後生大事にそれを掲げて日本の「軍国化」を押さえておけば世界は平和だという勢力がいるのだから、日本の病巣は深い。


 そもそも一国の憲法が「世界の宝」というのがもうとんでもない思い上がりで、自分たちが主張している「信頼関係のある他国」を見下している矛盾を内包しているところにも気がつかない「腐った臭い」がぷんぷんする主張なのだが、そういう彼らはいったい、


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 日本の憲法「我々が書いた」…米副大統領

【ワシントン=黒見周平】バイデン米副大統領は15日、ペンシルベニア州の集会で、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)が日本の核保有を認める発言をしたことを巡り、「日本は我々が書いた憲法で核保有国になれないことを彼は理解していない。学校で習わなかったのか」と批判した。
 バイデン氏の発言は、日本国憲法が連合国軍総司令部(GHQ)主導で作成されたことを踏まえたものとみられるが、米政府高官が公の場で「我々が書いた」と表現するのは極めて異例だ。
 日本政府は、「憲法9条は一切の核兵器の保有及び使用を禁止しているわけではない」との立場をとっている。ただ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など「他国の国土の壊滅的破壊のためにのみ用いられる兵器」は、自衛のための必要最小限度を超えるため、9条との関係で保有できない。
 読売新聞 8月16日(火)12時48分



 「日本が核を持てない憲法、我々が書いた」 米副大統領

 バイデン米副大統領は15日、日本の核武装を容認することを示唆した共和党大統領候補のトランプ氏を批判し、「核保有国になり得ないとする日本の憲法を我々が書いたことを知らないのか」と発言した。米政府要人が日本国憲法の起草に関して明言するのは異例。
 バイデン氏は、ペンシルベニア州で民主党の大統領候補のクリントン氏の応援演説の中で語った。
「(トランプ氏が)事実に直面しても、そこから学ぼうとしない」と非難する流れで、日本国憲法について触れた。その上でバイデン氏は「(トランプ氏は)学校で学ばなかったのか」と話した。「分別のない者を信用できない。彼には核兵器発射のコードを知る資格がない」と語った。
 朝日新聞デジタル 8月16日(火)19時13分

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 反対する候補を非難するためとはいえ、現職の米副大統領がこんなことを公の場で行ったことにどう反応するのだろうか?


 バイデン氏はただ「日本国憲法は我々米国が作った」といっているだけではなく、「学校でそれを教えているので、米国民には常識だ」というようなことまで口にしているのである。
 だいたい「護憲」特に「九条守れ!」とやっている勢力は一方で反米主義なのだが、そのアメリカが「その憲法は我々が作った」といわれた。さて彼らはどうするか。「誰が作ってもいいものだからいいのだ」と開き直るか、それとも無視してだんまりを決め込むか。


 何度も書いているように、憲法九条は素直に文のまま読むと、ただ「日本は二度と戦争しません。他国に攻められても反抗戦はしません。その権利は放棄しますし、そのための戦力も持ちません」といっている「第二次大戦の詫び証文」でしかない。
 このたびのバイデン米副大統領の発言は、アメリカにも確かにそういう意図があったことを外からも認めたものである。
 こんなものを「平和の大典」「世界の宝」というのは、日本を嫌いな人間が「いじめのためのレッテル」を首にかけさせようというに等しい。


 世界の状勢がきな臭くなっている今、憲法九条は性急に改正し、
「九条の一 我が国は、他国の主権を簒奪し、領土を占領し、国民を支配下に置くような戦争は二度と起こさない。
 その二 我が国は、自国の主権を簒奪し、領土を占領し、国民を支配下に置こうとするような相手からは断固としてこれを守る。
 

 というシンプルなことを謳い、それにともない自衛隊の国軍化という法的位置づけを行うべきだ。



 本日の牛。


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 <牛の角突き>ペーパークラフトキットの試作品完成

(写真、毎日新聞より。闘牛キットを組み立てる親子=新潟県長岡市で)

 新潟県長岡市山古志地域に伝わる「牛の角突き」の闘牛をイメージしたペーパークラフトキットの試作品が完成した。
 市内の工業デザイナー、黒崎英也さん(56)が市の依頼を受けて考案。硬質段ボール製で、闘牛の各部分をかたどったパーツを枠から抜いて組み立てると、前足で地面をかく立体的な闘牛が出来上がる。はさみや接着剤は不要で、小さな子どもでも短時間で完成できるのが特徴。全長30センチで、自由に彩色ができるスチレンボード製の白色版もある。
 試作品は6日の「やまこしフェア」で披露され、黒崎さんは「闘牛の激しい動きと力強さを表現するのが難しかった。組み立てながら闘牛の迫力を実感してもらえるのではないか」と話した。角突きには県外から大勢の観光客が訪れるが、これまでは手ごろな記念グッズがなかったため、市では土産品として売り出すことも検討していくという。【金沢衛】
 毎日新聞 8月17日(水)11時49分

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 もうすっかり忘れられているが、新潟県の地震の時の山古志村(当時)の被害もひどかった。名産の錦鯉もほとんどダメになっていたし、この「牛の角突き」もしばらく中断されていたのでは無かったかな?


 この牛の模型は、その構成はどこかで見たことがある気もするが、脚の角度を工夫するなどデザインがいい。
 首が揺れるようにしたら……それは山を隔てた隣県のものか(笑)。