「責任」は常に自分以外にあるという身勝手に釣られる日本人はいないはずだ | 偕楽園血圧日記

「責任」は常に自分以外にあるという身勝手に釣られる日本人はいないはずだ

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 宮沢経産相、SMバーへの支出認める「地元秘書が利用」

 宮沢洋一経済産業相は23日午後、産経新聞などのインタビューに応じ、2010年に広島市内のSMバーに政治活動費を支出していたとの一部報道について、「地元の秘書がその店にいった」として事実関係を認めた。宮沢氏自身は「行ったこともなく名前も知らない」と述べたうえで、「速やかに必要な措置をとる」として、政治資金収支報告書を訂正する考えを示した。
 同報告書で、同年9月上旬、「交際費」名目で1万8230円が広島市内のSMバーに支出されていたとの報道について、宮沢氏は「報道を受けて初めて知った」と話した。その後の調査で、地元の秘書が店にいき、政治資金として処理をしたことを確認したという。
 宮沢氏は「政治資金として支出していいはずはない」と述べ、地元秘書に当該額を弁済させるという。
 一方、経産省が所管する東京電力の株式を宮沢氏が保有していることに言及。東日本大震災前から保有していたことを明らかにし、「責任者である私が手放すというのは理屈としては難しい話だ」として、売却に否定的な認識を示した。
 産経新聞 10月23日(木)18時17分


 維新の江田氏「次元が低すぎる」 SMバー問題で宮沢氏を批判

 維新の党の江田憲司共同代表は23日の記者会見で、宮沢洋一経済産業相の資金管理団体によるSMバーへの政治活動費支出について「全く適性を欠くと言わざるを得ない。あり得ない話で、次元が低すぎる」と批判した。
 産経新聞 10月23日(木)18時32分

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 小渕優子氏の経産相辞任を受けて任命された後任者が、また下らない批判に巻き込まれている。
「SMバー」という刺激的な単語にマスメディアは多分の下衆意識をもって「それ!」とばかりに飛び付いているが、個人の性癖というのは他人がガチャガチャいうものでもない。このバーが違法なことをしていたというのならばともかく、「ただのSMチックなショーを見せるところ」だという証言もあるので、それは問題ではない。
 これは秘書とされる人物が遊行費を政治支出の中に入れたという、宮沢氏の事務所スタッフが事務所の金を使い込んでいたという話であり、氏もまた「被害者」ということができるものなのだ。
 宮沢氏も「弁済させて」というだけではなく、スタッフに処罰を与えることはしておくべきだろう。

 まあ、私はそういうものでもなくこれは、何度も指摘している「地元接待」の話だと思うが。


 で、この話を受けて、

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 <宮沢経産相>今度はSMバー 野党「あぜん」「辞任を」

 小渕優子前経済産業相らのダブル辞任に加えて23日、小渕氏の後任の宮沢洋一経産相の不適切な政治活動費計上が発覚した。30日の衆院予算委員会集中審議で「政治とカネ」を巡る閣僚の疑惑を追及する構えの野党は新たな攻撃材料を得た形で、閣僚辞任論も含めた批判が相次いだ。与党内からは、第1次安倍政権時の「ドミノ辞任」再来を懸念する声があがった。
(中略)
 民主党の枝野幸男幹事長は同日の記者会見で「あぜんとした」と強調。「国会(での宮沢氏の答弁)が始まる前にしかるべく対処してほしい」と述べ、自発的な辞任を暗に促した。また、維新の党の江田憲司共同代表は会見で、宮沢氏がエネルギー政策を所管しながら東京電力株を保有しているとして「利益相反だ」と批判。国会で宮沢氏の二つの問題を追及する考えを示した。
(後略)
【葛西大博、高本耕太】
 毎日新聞 10月23日(木)21時38分


 SMバー支出、民主「情けない」 宮沢洋一氏を追及へ

 閣僚のダブル辞任のショックが冷めやらぬ中、経済産業相に就いた宮沢洋一氏の資金管理団体からSMバーへの支出が発覚した。首相官邸は違法性はないとして問題視しない考えだが、民主党は閣僚のドミノ辞任を狙って追及する構えだ。
「あぜんとした。こうした問題を国会で取り上げざるを得ないのは、大変情けない」。民主党の枝野幸男幹事長は23日の記者会見で、宮沢氏をこう批判した。民主党執行部の一人は「チャンスだ。さらに変なことを言えば、完全にクビを取れる」と語り、辞任に追い込むことも視野に入れる。
(後略)
 朝日新聞デジタル 10月23日(木)21時43分

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 左傾新聞と民主党など野党が大はりきり。

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 民主・川端氏「内閣チェックは野党の責任」

 民主党の川端国会対策委員長は、記者会見で、野党側が「政治とカネ」の問題を中心に攻勢を強めていることに、与党側から政策論争を優先すべきだとけん制する声が出ていることについて、「内閣をチェックするのは野党の責任だ」と述べ、与党側の指摘は当たらないという考えを示しました。
 この中で、民主党の川端国会対策委員長は、野党側が「政治とカネ」の問題を中心に攻勢を強めていることに、与党側から政策論争を優先すべきだとけん制する声が出ていることについて、「これまでの国会論戦で、安倍総理大臣を含めて政府側は、政策論争を避けてすり替えて、開き直った答弁に終始した印象が残っている。真面目な政策論争ができるように猛省を促したい」と述べました。
 そのうえで、川端氏は「内閣をチェックするのは、野党の大変大事な責任の1つだ。新しい閣僚の資質をチェックするのは当然のことであり、われわれへの批判が続くようなら、よほどチェックをされたくないのかと思わざるをえない。今後も当然ながら必要な対応をしていく」と述べ、与党側の指摘は当たらないという考えを示しました。
 NHKニュース 10月24日 15時15分

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 NHKでは動画で批判する野党幹部の姿が流されていたが……おやおや、誰かと思えば政治資金団体がキャバクラやニューハーフショーに行った代金を「政党活動費」として計上した当時の文科大臣であった川端氏ではありませんか
(2009/10/01の記事、「憲政史上に名を残す?」 参照)
 あれを「民主党の内規的には問題だが、法律違反ではない。キャバクラなどできちんと政治会合をしたのだから問題ない」といって不問にした民主党の人間が、いったいどういう了見で今、「大臣の資質」などと言えたものだろうか?

 東電の株をもっているのがどうこうというのも、責任大臣どころかその上に立つ総理大臣が一企業の株を大量に持っていても何の問題もないとされたのが民主党時代ではないか。
 今これを問題にするのならば、鳩山総理(当時)の株所有をもっと取り上げ。日本の交通インフラ関係の政策をみな停止しておくべきだった。もちろん、当時民主党政権が掲げた「高速道路無料化」も、「タイヤメーカーと利益相反」と叩かれなくてはならなかっただろう。

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 「もう一人辞任したら内閣総辞職を」生活・鈴木幹事長、任命責任を追及

 生活の党の鈴木克昌幹事長は24日の記者会見で、閣僚2人の辞任に続き、安倍晋三内閣の現閣僚にも不祥事が相次いでいることに関し「任命責任は首相にある。万が一、もう一人閣僚が辞めることになれば、内閣総辞職ものだ」と述べた。
 産経新聞 10月24日(金)16時40分

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 野党にはこんなことをいうものもいるが、馬鹿馬鹿しい。その彼らが支える党代表は、「政治とカネ」で大きな問題を引き起こしていながらも政権交代後に与党の幹事長になったではないか。そして「陳情の幹事長室一本化」という利権の独占を謀ったのだ。
 なにが「責任」だろうか。まったく馬鹿馬鹿しい。


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 野党追及は「クレーム」=収支報告書訂正問題で―江渡防衛相

 江渡聡徳防衛相は24日の閣議後の記者会見で、自らの政治資金収支報告書訂正問題を野党が追及していることについて、「訂正を理解いただけないということでクレームを付けられている部分もあろうかと思う」と述べた。
 江渡氏は直後に「クレームという言い方は失礼ですね。私自身は丁寧に説明し、理解が得られるように頑張っていきたい」と言い直したが、苦情を意味する「クレーム」との表現は野党の反発を招きそうだ。
 時事通信 10月24日(金)11時3分

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 江渡大臣がこういうことを言って、

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 「クレーム」発言に反発=民主

 民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は24日の記者会見で、江渡聡徳防衛相が自らの政治資金収支報告書を訂正したことに対する野党の追及を「クレーム」と評したことについて、「委員会審議をクレーム、苦情と受け止めて答弁している。
 反省のなさ、誠意のなさがこの一言に表れている」と反発した。
 時事通信 10月24日(金)14時41分

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「野党の反発を招きそうだ」というメディアの煽り通り、さっそく野党が騒いでいるが、今野党がやっているのはクレームという単語にも値しない。自分たちが問題を起こした時にはマスコミと一緒に鎮静化を謀ったものを、今回は大げさに騒いでいるだけで、万引き犯の開き直りよりも見苦しい
 そこには「政治とカネ」問題の本質を正していこうなどという姿勢はかけらもない。

(2014/10/22の記事、いいかげんにしろ!(怒)) などでも書いたように、これが「自民党の大臣を攻撃する武器」としてしか使われない間は、有権者がこれを「己の問題」だと自覚することもなく、当然その意識も変わることもない。
「たかり有権者」はそのまま存続し、当選したい候補者は同じことを繰り返し、その風土は残ったまま受け継がれて行くことになる。


「政治とカネ」というと「権力の腐敗が長期政権が」という人間がいるが、それは政権叩きを正当化するためのただの論点そらし。今騒がれている問題の基本は、我々有権者が「どう議員を選ぶか」という根本のところが問われているものなのだ。


 本日のギャラドス。

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 青海湖で竜巻が大量発生・・・40分内に9本、次々に湖の水を吸い上げる=中国

りゅうのいかり
(写真、サーチナより)

 中国北西部の青海湖地区で20日午前、竜巻が次々に発生した。写真は午前9時50分ごろ撮影。現地の保護利用管理局関係者によると、約40分の間に、竜巻9本が湖から水を吸い上げるのを目撃したという。
 青海省の気象専門家は、短時間のうちに強い気流が発生した際に見られる現象と説明。竜巻が湖を吸い上げる現象は中国で「竜吸水」と呼ばれるが、同専門家によると青海湖周辺では2014年、例年と比べて気流が強い状態が多発しており、「竜吸水」が発生しやすくなっている。写真はCNSPHOTO提供。(編集担当:如月隼人)
 サーチナ 10月21日(火)15時43分

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 竜でも登ったか。

 まあ、普通昇竜は吉兆なのだが、今の支那大陸は、「竜すら逃げ出す」と捉えるべきかな(笑)。