死者に敬意をはらえない国は、生者を弾圧しても平気である | 偕楽園血圧日記

死者に敬意をはらえない国は、生者を弾圧しても平気である

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 <新藤総務相>「硫黄島慰霊祭」で靖国参拝

 新藤義孝総務相は12日、東京・九段北の靖国神社に参拝した。同日行われた硫黄島協会主催の慰霊祭に合わせた参拝。新藤氏は例年、春季・秋季の例大祭に参拝しており、日程が合えば21~23日の春季例大祭の際にも参拝する可能性がある。
 オバマ米大統領が23日に来日することから、外交問題に発展するのを避けるために参拝を前倒ししたとの見方が出ているが、新藤氏は毎日新聞の取材に、そうした見方を否定。春季例大祭の参拝については「その時のスケジュールによってとしか言えない」と明言を避けた。春季例大祭の期間中に再び参拝する可能性もあるとみられる。
 新藤氏の祖父は、太平洋戦争末期に硫黄島での戦闘を指揮した栗林忠道陸軍大将で、同神社に祭られている。【念佛明奈】
 毎日新聞 4月12日(土)20時43分

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 新藤総務相が靖国神社に参拝した。

 「今年の靖国神社の春季例大祭は21~23日だが、その直後にオバマ米大統領が来日する予定だ。新藤氏は日米首脳会談を控え、自らの靖国参拝が外交問題化することを避けるため、参拝時期を前倒ししたとみられる」(「新藤総務相が靖国神社を参拝」朝日新聞デジタル 4月12日(土)12時14分配信)とした朝日新聞や、上記引用の毎日新聞も早い版の記事で「特亜に配慮」という下衆の勘ぐりを書いているが、

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 新藤総務相が靖国参拝

 新藤義孝総務相は12日、先の大戦の日本側の遺族らでつくる硫黄島協会のメンバーとして、東京・九段北の靖国神社を参拝した。取材に対し「私は常に私的な行為として参拝している」と語った。新藤氏は太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)で旧日本軍を率いて戦死した栗林忠道中将の孫。同協会の顧問を務めており、例年、同協会の総会に先立ち参拝しているという。
 産経新聞 4月12日(土)15時12分

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 にあるように、そもそもが硫黄島で亡くなった将兵の慰霊会の前にいつも参拝しているということなのだから、とやかくいうこともない。
 何年か前にはクリント・イーストウッド監督のメガホンで「硫黄島の戦いを日米両国の視点で描いた映画が作られヒットしたぐらいなのだから、米軍関係者も呼んで平和の誓いを新たにする機会にでもすればなおいいだろう。

 そういう性格のものであることは、まともな目で見ているものならば誰でも分かるはずなのに、

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 「安倍内閣の姿勢」批判=新藤氏靖国参拝で抗議―中国

【北京時事】中国外務省の洪磊・副報道局長は12日、新藤義孝総務相の靖国神社参拝について「日本の現内閣の歴史問題に対する誤った姿勢を再度、映し出した」との談話を発表、日本側に抗議したことを明らかにした。
 洪副局長は「日本が侵略の歴史を深く反省し軍国主義と一線を画することは、戦後の中日関係再建と発展の重要な政治的基礎だ」と表明。「日本が歴史問題で態度を正し、真剣にアジアの隣国と国際社会の正義の声に向き合い、時代の流れに背く一切の挑発行為をやめる」よう求めた。
 時事通信 4月12日(土)20時20分


 <韓国>靖国参拝の新藤総務相を批判

【ソウル澤田克己】韓国外務省は12日、新藤義孝総務相の靖国神社参拝について「日本の帝国主義的な侵略によって苦痛を被った近隣国と国際社会に正面から挑戦する行為だ」と批判する見解を明らかにした。
 同省はさらに「日本の政治家たちはこうした時代錯誤的な行為を一日も早くやめ、歴史に対する謙虚な反省を基に、信頼に基盤をおいた韓日関係構築に努力しなければならない」と指摘した。
 毎日新聞 4月12日(土)19時16分

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 また騒ぐ国が出てくるのだから、「やれやれ」である。

 以前にも書いたように、支那大陸の「易姓改革」文化では敗者は常に罵られる存在でなければならず、そういう行為をしないものは「勝者に対して不服従の態度を示している」ことになる。そういう文化を受け継ぐ国だから、「英霊を貶める表現のない靖国神社」を見て「軍国主義の肯定」とみるのも無理はないのかもしれない。
 が、だからといって「自分たちが理解できない」からと他国の文化に文句をつけ。口汚く罵るのは許されることではない。
 というか、そもそも1978年に彼らのいう「A級戦犯」が合祀されてから七年間、その間大平氏など「総理大臣」をはじめとして閣僚が何人も参拝している間は何もいわなかった中国が、1985年、中曽根氏の参拝について朝日新聞が「文句をつけろ!」と言い出してから、「13億の痛み」とか言い出したのだ。これは、当時日米同盟の強化を公言し、レーガン大統領と「ロン・ヤス」関係を強調した中曽根氏の「足を引っ張ろう」とした反日左巻きと中共が「合同作戦」をとったというだけの話。(だから今、アメリカが靖国関係で何か言うということは、自らこの日米離間作戦に乗ってしまっているということでもある)
 歴史カードを振りかざすうちに、政治レベルの低い太子党の連中はその原点を忘れ、また洗脳工作を受け続けた中国人民もそれを見失ってしまったのだろうが、日本人はそのいきさつをしっかり覚えているし、政府に「それを世界に発信しろ!」ということもできるのだ。
「時代の流れ」という単語を出したことで自らメンツをつぶす前に、ゆっくりと論点をそらしていった方が得策だと忠告しよう。

 そして韓国の方は、その言葉遣いを見れば分かるように、ここでも「道徳的に劣った日本」という意識に浸って愉悦に浸っているようだが、たとえ、

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 韓国首相、重慶で抗日部隊司令部の復元要請

【北京=蒔田一彦、ソウル=豊浦潤一】韓国の鄭●原(チョンホンウォン)首相が11日、中国・重慶市トップの孫政才・共産党委員会書記と同市内で会談し、日本の植民統治時代に朝鮮独立運動家が中国で創設した抗日部隊「光復軍(クァンボクグン)」が同市内に設けていたとされる総司令部の復元を要請した(●は火へんに共)。
 孫書記は、市当局に検討を指示した。韓国の聯合ニュースが報じた。
 鄭首相は「総司令部の建物を原形のまま復元してほしい」と要請した。孫書記は「歴史は断絶されても忘れられてもいけない」と応じ、具体的な計画を検討するように担当者に指示したという。
 光復軍は、1919年に朝鮮独立運動家が上海で組織し、40年に拠点を重慶に移した「臨時政府」が創設した部隊とされる。ただ、実態は明確ではない。
 読売新聞 4月12日(土)22時17分

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 こんな「歴史の捏造」を続けようとも、当時日本の一地方であり、日本人として第二次大戦を戦った「敗戦国」であるという事実は消せない
 靖国神社に祀られている側であるものが「高飛車」な態度を取るなど、まさに「道徳的に劣った行為」でしかないことを知れ!

 日韓併合で国民の平等が担保され、その特権的地位を失った両班が大陸に逃げ、酒場の片隅でクダを巻く酔っぱらいのように「反日政府」を名乗ってカツアゲを繰り返していたところで、世界のどこも相手にしていなかったし、独立後に日本軍人から韓国軍人になったペク・ソンヨプ将軍でさえ「存在もしない独立軍などを討伐することなどできない」といっているのである。「実態は明確ではない」どころか、「戦後の捏造」なのだ、彼らのいう「光復軍」というのは。(おそらくソ連軍の後ろ盾で「抗日パルチザンをやっていた」と喧伝しているキムイルソンに対抗するために考え出されたものなのだろう)
 毎年この時期に出てくる「サクラウリジナル説」に関する話で、今年は「ワシントンの桜は韓国起源」という与太話が出てきているようで。その中に、「また、李博士は、日本の真珠湾空襲で浮き上がった反日感情のためにワシントンの桜が消える危機にさらされた時『桜の原産地は韓国だ』と救命運動をしたりもした。」(
http://www.koreadaily.com/news/read.asp?art_id=2455372 が出典らしいのですが、ハングルです。ちなみに李博士とはイ・スンマンのこと)というものまであるが、太平洋戦争が開戦した時、朝鮮半島は日本の一部であったので、こんな救命運動が「本当に」されていたところで何の意味もない。
 今の韓国人は、これほどまでに歴史が「分からなく」なっているのである。
 それで「自分たちは戦勝国」という妄想に浸り、「敗戦国の日本は偉い戦勝国の韓国にひざまづけ」とやっているのが現状なのだ。


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 <日独外相会談>独外相、中韓との関係悪化を懸念

 岸田文雄外相は12日、広島市でドイツのシュタインマイヤー外相と会談した。シュタインマイヤー氏は日中、日韓関係が悪化していることに触れ「東アジアの緊張が増している」と懸念を表明。岸田氏は中韓両国との対話を進めることが重要だとした。
 ウクライナ情勢については、両氏は「ロシアによるクリミア併合は明確な国際法違反」との認識を確認。緊張緩和に向けて両国が尽力する方針で一致した。【鈴木美穂】
 毎日新聞 4月12日(土)19時25分

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東アジアの緊張が増している」というのならば、ドイツ外相よ、まずは存在しない七十年前の亡霊を案山子にして叩いている中国に道理を説いてくれ。

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 日韓は問題の根源に目を=緒方さんらが提言―米紙

【ワシントン時事】国際協力機構(JICA)の緒方貞子前理事長ら日米韓の著名識者3人が11日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)に寄稿し、日韓の対立激化について「両国の指導者は問題の根源に公然と目を向ける時だ」と訴え、関係改善に向けて取り組むよう強く促した。
 緒方氏らは、日韓関係の現状は「第2次世界大戦後、恐らく最悪の状態」と指摘。さらに破綻した関係は北東アジア域内の日米韓の同盟網を弱体化させ、意図しない衝突を引き起こす可能性があると警告した。
 その上で、改善の方策として(1)両国首脳は対話実現へ環境を整える(2)日本は韓国を対等のパートナーと認めて受け入れる(3)韓国は日本の過度な愛国主義者が少数であることを認識すべきだ―などと提言を行った。
 時事通信 4月12日(土)14時4分

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日本は韓国を対等のパートナーと認めて受け入れる」べしと提案する緒方氏らよ、そもそもその韓国が「対等のパートナー」というものを理解しない/できないという事実を認識してくれ。

 世界がこの二国の「異常なメンタリティ」を認識するようになるだけで、東アジアの情勢は劇的に変わり、それは東南アジアや中央アジアにまで波及することだろう。


 おまけ。

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 <靖国参拝>「平和的生存権を侵害」首相と神社に賠償請求

 安倍晋三首相の靖国神社参拝で憲法が保障する平和的生存権を侵害されたなどとして、全国の戦没者遺族や宗教者、市民ら546人が11日、安倍首相と靖国 神社を相手取り、将来にわたる参拝の差し止めや原告1人当たり1万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。昨年12月の安倍首相の参拝を巡る提訴 は初めて。別の原告団が今月21日、東京地裁に提訴する予定。
 訴状によると、参拝について「北東アジアの外交的緊張を一気に高めた」と指摘。生命や自由が侵害される危機にさらされたと主張している。
 原告団は提訴後、大阪市内で記者会見した。日本思想史専攻の大学院生、吉岡諒さん(26)=京都市=は「参拝後のアジアの緊張の高まりは、一学生の私からしても怖い。過去に違憲判決が出ているのに参拝するのはおかしい」と訴えた。
 首相官邸は「内容が分からずコメントできない」としている。
 首相の靖国神社参拝を巡っては、小泉純一郎氏の参拝に対する訴訟で、福岡地裁(2004年)と大阪高裁(05年)が「違憲」と判断した。【堀江拓哉】
 毎日新聞 4月11日(金)20時18分

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首相官邸は『内容が分からずコメントできない』としている」と毎日は書くが、正確には「内容がまったく論理的ではないので理解できず、コメントできない」ではないだろうか?

「平和的生存権」とはまた妙な言葉を出してきたものである。
「靖国神社参拝が外交的緊張を高めた」から「平和的生存権が脅かされた」とは、「いちゃもんつけてくるヤクザがいるからお前は家から出るな」といっているのと同じ、まったくただの言いがかりである。
 おまけに「過去に違憲判決が出ている」などという嘘まで混ぜているし。(
(2013/12/27の記事、無国籍者が日本人の気持ちを踏みにじる!) でも書いたように、「靖国参拝は違憲」などという判決は出ていない。違憲だという訴えを却下する判決分の判決理由の中に突然主文と正反対の言葉が紛れ込まされているだけである。これは判決ではなく「傍論」といわれるものでしかない)
 こんなものならばまだ「家は○○宗なのに神道で祀るなんて!」という訴えの方が筋が通っている。
 もっともその場合でも、「靖国に祀られたからといって他者が別の方式で供養することを制限するものではない」で終わるだけだが。

 そんなに「平和平和」というのならば、彼らはただちに「集団的自衛権を認め、アメリカだけでなくASEANやオーストラリア、さらにはロシアなどとも軍事同盟を組んで戦争が起こらないような体制を作れ!」と安倍総理に迫ってみたらどうだろうか?
 みんなが軍事同盟を組んで「大きな塊」になれば、「不埒な拡張主義」を取ろうとする外れものが動き回る余地などなくなるだろう。それが「国際連合」の基本的なものの考え方なのだし(笑)。


 本日の「滝登り」。

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 <変わりコイノボリ>キンメダイもいるよ 東海大海洋博物館

変わりこいのぼり
(写真、毎日新聞より。クマノミやキンメダイのこいのぼりを眺める来場者=静岡市清水区の東海大海洋科学博物館で、井上知大氏撮影)

 三保の潮風を受けてはためくオレンジ色のクマノミにピンクのキンメダイ--。静岡市清水区三保の東海大海洋科学博物館では、色とりどりの珍しいこいのぼりが大空を泳いでいる。
 同館では、1999年から、飼育する魚や隣接する自然史博物館にある恐竜の模型をあしらった「変わりコイノボリ」を毎年ゴールデンウイーク前に掲揚している。全長6メートルのキンメダイは、今年の新作。ほかに、静岡市の鳥であるカワセミなども掲揚されている。
 先月婚姻届を出したばかりという同市葵区春日の会社員、鈴木佳志(よしむね)さん(26)景子さん(25)夫妻は「博物館の生きたキンメダイそっくりでかわいい。風になびいているのを見るといやされる」と声を弾ませていた。
 5月6日(15、22日を除く)まで掲揚する予定。雨天、強風中止。問い合わせは東海大海洋科学博物館(054・334・2385)へ。【井上知大】
 毎日新聞 4月13日(日)21時35分

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「鰹のぼり」とかいろいろ変わった「鯉のぼり」を設ブログでも取り上げてきたが、とうとうキンメダイまで「登る」ようになったか。
 もはや「鯉のぼり」がもともと持っていた意味、すなわち「なぜ鯉なのか」というところは忘れられてしまっているようだ(ため息)。

 形としてはおもしろいし、イベント用としては楽しくていいのだが、そのあたりはさびしいなぁ。