リート(不動産投資信託)の1つ、2004年上場のインヴィンシブル投資法人が投資口発行でやや株価を落としてきています。投資口発行は株式売り出しと同じように資金調達のための増資なので、口数が増えることを嫌気して一旦株価が下落する傾向にあるんですよね。
通常は、事件事故・優待改悪・減配などにならないと株価は落ちにくいものですが、それらがない中での金額の下落は☆チャンス☆って思ってしまいます。
インヴィンシブル投資法人というリートはホテル中心のリート。
元は東京グロースリートって名前だったかな?まぁ名前なんてどうでもいいけど。
保有する物件の多くは、近年急速に客室数を増やしてきたマイステイズホテル。
日本郵政が保有していた「かんぽの湯」はマイステイズホテルが2022年に取得して「亀の井ホテル」にリブランド。どんな客層にも対応できる体制を整えつつありますね。成田空港前泊などでお世話になってた成田エクセル東急(東急ホテル)も今はマイステイズ・プレミア成田に。伊豆ののニューアカオホテルや函館国際ホテルやホテルノルド小樽もマイステイズグループのようです。
まさに不動産は金のなる木?
古くから土地所有という考えが生まれ、小作人に畑を貸し出して年貢を納めさせたり、江戸時代は長屋を作り庶民に貸し出して賃貸をしていたわけだから、昨日今日生まれたビジネスではないわけです。
投資口発行(増資)を発表した7/18から価格が下がり始めています。
価格が発表されるのは来週になるけど、2%~4.5%ほどの割引価格で販売されるので、使っている証券会社がインヴィンシブル投資法人の公募売り出しを扱っているようだったら、申し込んでおくのも1つではないか?と思います。
申込しても抽選なので、手元に来るかどうか?はわかりません。
しかし通常売買と違って、売買手数料もかからないし、割引価格だし…
メリットは大きいと思っています。
僕も当たらない前提で申し込みしちゃいましたよ
投資口価格が66000円程で、年間配当が3600円程なので、利回りが5.5%前後ですよね。おススメはしませんが、僕は投資したい水準です。また分配金が増えてきているのも注目しています。
不動産投資ほど面白いものはない
欧米人の考え方の1つ「お金に働いてもらいたい」と思った時に、企業倒産などのリスクを伴う投資先より不動産は不変だと思っちゃうんですよね。
インヴィンシブル投資法人の所有物件の多くがマイステイズですが、外資系の物件も保有してて、その1つがマリオット系のシェラトングランデ・トーキョーベイ。
東京ディズニーリゾートの提携ホテルですね。
営業自粛も終わり、ディズニーリゾートの満員御礼とともにホテルも大盛況のようですね。
他にも、イギリスの海外領土の1つで金融拠点であるケイマン島にリゾートホテルを2軒保有しているようです。ケイマン島はオフショアとしても有名(税金のかからない地域)で、世界中の投資会社が籍を置く場所としても有名です。
欧米系のファンドマネージャーは休暇になるとケイマンで休暇を取るとともに、横のつながりも構築して世界市場に影響を与えたりするそうですよ。
下々が新NISAを使って積立投信を細々やっている中で、ケイマンに集う投資のプロが「○○市場は日本人が買い始めたって暴落させて揺さぶってみるか?」と邪な事を考えているかもしれませんよ。
僕の考える投資のポイント
投資で成功するのは、有名投資家が近くにいることではなく、ファンドマネージャーなど投資のプロの重要情報が入ってくる環境に自分がいるか?と言われていますね。一般の人ではそれはムリと思われがちですが案外そうでもないのかもしれません。
このことについては例を挙げて、過去にも書いています。
もう一度読んでみると、有名投資家のマネよりも有益情報を事前につかむことがいかに大事かわかります。
僕の場合過去のオフ会でリアルタイムにお知らせしたくて、「細かくは言えないけど、この銘柄買っておくといいかも」みたいな話はしてましたね。例えば、日本たばこ産業が2022年に2000円前後まで下がったころとか、日本製鉄が1800円だったころ、JFEホールディングスが1300円。良品計画やアスクルが1000円位だったころ。
それは自分だけが儲けたいというより、出会った全ての方に日本に興味を持ってもらいたい、日本株をもっと買って欲しい、日本企業を応援してほしい、日本を信じてほしい、日本人であることに誇りを持ってほしい…という思いからでした。
日本の基幹産業の多くは、なかなか株価は上がらないのでつまらないかもしれません。「教えていただいたけど上がらないから売っちゃった」という声もよく聞きました。心の中では「そういう事じゃないんだよな~」と嘆いていましたけどね。
半導体などの花形産業とは一線を画して考えてほしいと思っています。
これからも、たまに重要なことを書きたいと思っています。
旅行と投資は背中合わせ。常に良い情報は転がっていると思いたいですね。