僕は東京国立博物館に寄付をして、賛助会員になっています。
今回は、賛助会感謝デーというイベントがあったので、参加してきました。
年数回、国立博物館から手紙が来て、特別展のセレモニーとか学芸員による説明など賛助会員でなければ参加できないイベントがあるのですが、国立博物館の一般公開の休館日に開かれることが多く、なかなかいくことが出来なかったけど、今回は日程に選択肢があったので、思い切っていってみることにしました。
東京国立博物館の賛助会案内は、ここから行けます。
昨年までは会員数が少なく、新型肺炎も流行っていたので休館日である月曜日に感謝デーを行っていたそうですが、今年からは個人会員が587名、団体会員も77社に増えたこともあり、土曜日を含めて3日間に分けて行うことにしたそうです。
僕は7月31日(水)の回に参加しました。
国立博物館の平成館館内に通常は入る事はない大講堂があり、そのホールで事業報告会や講演がされました。
客席200席ほどの大講堂に20分ほどの簡単な報告会。
会計報告ではなく事業報告なので、この1年間どのような事業を行ったか?をスライドを見ながら案内がありました。
途中、会計報告と勘違いした会員から「何故紙の報告書がないんだ」と怒号が飛ぶ一幕もありましたが、事業報告は問題なく終わりました。
その後、7月17日から始まった特別展「神護寺-空海と真言密教のはじまり」の学芸員による解説などがありました。
神護寺は京都の北西にある山寺だそうですが、空海(弘法大師)ゆかりの品物やお宝が多数所蔵されているお寺だそうです。
神護寺は、春は桜、秋は紅葉、冬は雪化粧で写真家や観光客が多く訪れる寺らしく、所蔵のお宝が寺を出ることは無かったそうですが、住職から「夏の期間だったら」と特別の配慮をいただき、初めて国立博物館に出張することになったそうです。
学芸員による案内が終わった後、実際に見て回ることになるのですが、通常17時の閉館の国立博物館。17時20分からの観覧は「貸切」
一般のお客様の出入りは全くないので、のんびりと見ることが出来ました。
賛助会員の特権だと思いますよ。
国立博物館の賛助会員になって良かった!と思える瞬間でした。
館内で唯一写真撮影OKな場所が、二天王立像
増長天と持国天
神護寺の楼門に2体の像があるようで、多くの観光客が通る場所なので写真OKとして頂いたと話していました。
それ以外は撮影禁止なので、今回は割愛しますね。
国立博物館で懇親会?
初めての参加だったので、メチャクチャ意外だったのが懇親会。
え?こんなのがあるんですか???って感じ。
「学芸員や館長と語る会」みたいな感じで、賛助会員じゃないと味わえない至極なひと時でした。
先ほどの大講堂の前、一般の方がくつろぐロビーになっている場所には、テーブルが用意されて、小皿に盛った料理が用意されていました。
そのエリアに入っていくと、ビール・ウーロン茶・ジュースの中からドリンクが飲み放題。料理はセルフサービスで取っていくサービスがありました。
カッペリーニやタコのマリネ、燻りチーズのポテトサラダ、ミートボール、スパニッシュオムレツなど色鮮やかな料理に舌鼓を打ちながらも、学芸員さんとお喋りをしていました。
横から館長さんが「こいつ(学芸員)に仏像や寺の事を語らせたら、どんなに時間があっても終わらないんですよ。本当に詳しい…いや詳しすぎる」って茶々を入れられていました。
良いですよね~趣味と実益を兼ねた仕事が出来て
料理はついつい食べすぎ。
国立博物館の中にあるカフェやレストランはホテルオークラが担っているので、オークラさんのケータリングだと思い、ドリンクを配っていたオークラさんのスタッフに聞いたら「残念ながらウチじゃないんですよ~。今回オークラはドリンクだけで」と笑っていました。
職業柄つい気になってしまうんです。こんな些細な事
懇親会の会場が混む前に帰ろうと思ったら…雷が鳴り響き、まさかの大雨 写真を撮ってた数分後猛烈な大雨になり、傘を持ってこなかったことを後悔しました。タクシーは通るものの、国立博物館の入口(奥まった場所)から手を振るものの運転手さんは気が付いてくれず難儀しましたが、何台目かのタクシー運転手さんがようやく気が付いてくれ、濡れながらもタクシーに飛び乗り帰宅するために一番便利な最寄りの駅まで乗車しました。
人が全くいない国立博物館本館や表慶館はライトアップされなんともステキでした。
今まで何回か?賛助会員向けの案内が来ていましたが、日程が合わず無視していましたが、こんな楽しい会なら再び来たいと思いました。
帰りにお土産もいただきました。
世の中には、こういう世界もあるんですね〜