6月は3月決算の会社の株主総会が集中する時期でもありますね。
今回は、株主総会ではなく「総代会」の話。
総会と総代会にはちょっとした違いがあります。
株主総会は、株主なら誰でも出席できる会合ですが、総代会は人数を絞り選ばれた人だけが出席できる会合になります。
非常に珍しい会合ですので、紹介してみたいと思います。
何年も前から某企業様の総代に選ばれ、若輩者ながら総代を務めていますが、任期3年の総代も早3期目を迎えてしまいました。
議事進行は、株主総会とほぼ変わりがありません。
会社の代表者が議長を務め、前期の決算報告や役員選任の件など、会社の意思決定を総代会に上程するものです。
株主総会と異なるのは、議決権行使書などはなく上程された議案について出席者の意思を問い、賛成なら拍手をもって了承するものです。
総代の総数は100人ちょっとという事や、企業側の専任で選ばれているので、少数意思決定機関といえるのでしょう。
総代会は、不特定多数が出席する株主総会とは違い、異業種企業同士の交流の場。
大人数での集まりはあまり得意ではないのですが、自分の責務だと思い参加しています。名刺も多めに持参しての参加なんですよ~
総代会会合が終わった後は、異業種交流の「懇親会」
新型感染症蔓延の頃は、懇親会はなく会合後は手土産をいただき解散となっていましたし、2019年までは立食でしたが、今は着席での懇親会になりました。
地元のホテルを利用しての総代会なので、懇親会の料理もちょっと豪華。
食の仕事をしているので、毎回楽しみにしています。
同じテーブルを囲うのは、同じ地区から選ばれている総代さん。
そして企業様側から役職付きの方がご一緒です。
お料理は毎回豪華な内容で用意されます。
食べることが好きな僕は、どうしても名刺交換に出向くより料理を堪能してしまいます。
昔、ある方から「自分の事を覚えてもらいたいなら、自分から名刺を持って行かない事です。自分のところに他の方来るのを待ちなさい。傍から見るとみんなが『名刺をもってきているあの人は誰?』と興味を持つようになるから」と教えられたことがあります。
その通りかどうか?はわからないけど、確かに自分から名刺をもって挨拶に行くよりも、その会社の面識のある理事さんなどと話していると、「あの人とどういう知り合い?」と声をかけてくれる方が増えたような気がします。
お料理は、ふかひれとかにの餡かけ茶碗蒸しでした。
なんとも涼やかなお造り盛り合わせ。
話ばかりして、アルコールばかり飲んでいて料理が二の次はやはり作り手さんに申し訳ないですから、鮮度が良いうちにいただきます。
牛フィレのステーキ
今日も和洋折衷のコースのようです。
毎回総代会の会場は同じホテル。
きっと企業様も綿密な打ち合わせをしていると思われるので、通常の宴会プランの料理とは全く違うようです。万人向けって感じでしょうか?
ご飯ものは、稲庭うどんとウナギのおこわと2種盛です。
冷たいうどんとウナギ…夏を感じるメニューですね
デザートはケーキ2種盛。
シンプルだけど、美味しいケーキでした。
懇親会は、総代会会合後に行われましたが、会場の都合もあるのでしょう。
2時間ほどで終了となりました。
一緒のテーブルでお世話になった方、企業様の担当者にお礼を言って、会場を後にします。会場の入口では、企業様の社長はじめ主な方々が出席者一人ひとりに声をかけてくれます。
こういった場面も、株主総会とは一味違った光景と感じています。
お土産もいただきました。
今回も非常に有意義な時間でありましたが、責務が全うできたのか?
と思いながら家路につきましたよ。