ちょっと難しいことをブログに書いておこう!
って思うときは、コーヒーを飲んでリラックスして頭を整理してから書くことが多い僕です。のんびりとコメダ珈琲でコーヒー休憩。
 
コーヒーチケット使い切っちゃったので、新しく買い求めました。
駅前のコメダは、スタッフさんが笑顔で元気で対応も良く大好きですラブ

 

 

怒涛の展開が訪れる前夜?

 

 

学者や世界の中央銀行当局者が参加して開かれる金融研究所主催の国際コンファランスで、日銀の内田副総裁が講演をしたそうです。

講演の題名は「わが国における過去25年の物価変動」

についてだそうです。どんな内容か?

 

 

この中で内田総裁は〆の言葉として

 

~最後に、この言葉で締めくくりたいと思います~と前置きをして・・・

またインフレ予想を2%にするという課題は残っていますが(としつつ)

「デフレとゼロ金利制約との戦い、終焉は視野に入った」

「今回こそこれまでと違う!(This Time is different)」と

 

今回こそこれまでと違う・・・とは、日銀は本気で動き始める!ということでしょう。6月中旬か7月末にある日銀政策決定会合で、3月のマイナス金利解除に続き何らかのアクションを起こすということかも?と僕は感じています。

 

その1つが利上げ

利上げ幅は0.25%と小さいものになると予想していますし、0.25%上がったから即座に影響がものすごく現れるというものではないと思っています。

このことは昨日の不動産価格成長率が世界一になったブログで書いてみました。

 

 

今回もし日本が利上げに踏み切った場合、世界に与えるインパクトは大きいと思っています。1999年2月に導入されたゼロ金利政策を、当時の日銀速水総裁は2000年8月に政府の反対を押し切って解除。市場のインパクトは大きかったと記憶しています。

 

しかし、デフレが続き物価下落の中でのゼロ金利解除は時期尚早と批判され、再びゼロ金利、その後マイナス金利と前代未聞の金融政策に入っていったようです。

速水総裁のゼロ金利解除に猛烈に反発したのが植田和男審議員だったそうです。

植田和男審議員・・・今の日銀総裁ですね。

 

植田さんは25年前と今と状況が全く違うことは承知していると思うので、植田日銀が本当に今回「本気の行動」に出るのか注目されます。

 

経済の先を読む指標である株は、5月27日に行われた会合での内田副総裁の講演内容を更に先読みして行動しているのか?先週末から銀行株、保険株などの値上がりが著しいですよね。

 

僕のポートフォリオに含まれる金融関連株も大きく上がりました。

 

 

利上げで金利が付く世界になると儲けの多くなるのが銀行株。

バブル崩壊後の不良債権処理や焦付き資金処理の為、ゼロ金利・マイナス金利で銀行の健全化を図ってきた当局は、銀行が本当に健全経営できる利上げに踏み切れるでしょうか?

 

バブル崩壊後、不良債権処理の為に多額の国費が使われ、体力強化のために合併を繰り返した銀行。古くからあった多くの銀行は合併で消滅したのは記憶に残っていますね。

 

国営銀行だったはずの日本長期信用銀行と日本債券信用銀行は破綻。

北海道拓殖銀行も破綻

日本興業銀行と富士銀行と第一勧業銀行は合併で「みずほ銀行」に

三菱銀行と東京銀行、三和銀行と東海銀行は最終的に「三菱UFJ銀行」に

三井銀行と住友銀行、太陽神戸銀行は「三井住友銀行」へ

大和銀行と協和埼玉銀行は「りそな」へ

 

当時からの負の遺産は段々縮小され、次の時代に入っていた2010年代。

異次元金融緩和下でもマイナス金利だったので銀行株はずっと底辺を這いPRBも0.5以下と超割安を演じていたけど2020年代に入り明らかに変わっていったように思います。

 

そして今再び転換期を迎えようとしているのは、昨今の銀行株の株価推移を見ればわかります。一気に「元に戻ろうとしています」

 

もうバブル崩壊も不良債権も金融危機もデフレ経済も・・・

「過去のモノ」

そんな日銀内の声が聞こえてきそうです。