昨日、みなさんと盛り上がった話が、金(ゴールド)


保有していますか?金。延べ棒でも金貨でも良いですよ。


長期チャートを見てわかる通り、米国でクレジットクランチが起こり、リーマンショックに向かう辺りから大きく上昇し始めました。誤解してほしくないのは、金価格が高くなっているということではなく、ドルに価値がそれだけ下がっている、通貨の価値が急激に下がっているという事なのです。




2000年に1ozt(トロイオンス=31グラムほど)、最高値でも316ドルだった金は、わずか20年で2067ドルになりました。1944年に世界経済はドルの裏付けとして金を指定して、1オンス35ドルでブレトン・ウッズ体制をスタートさせましたが、1971年8月15日当時のニクソン大統領は、金との兌換を突然停止、ニクソンショックが起こります。


それから1オンス35ドルの固定相場は崩れて、ドルの価値と見合う金価格になっていきました。

つまり、35ドル持っていけば31グラムの金を買えたけど、今は約2000ドル近く持っていかないと金と交換できないくらいドルの価値が紙屑に近くなっているという事と思います。


日本では、金価格に為替レートがくっつきますから、かなり変動しますが、純金積立をし始めた頃は1グラム1600円くらいだったので、今の1/4位の金額だったと思います。


純金積立は、金価格が3000円位の時、停止しましたスター




日本円は大丈夫か?と言いますと、どの国の紙幣も金を買うことはできますが、金の裏付けを有していないので状況は変わらないと思っています。


株式投資をしていれば大丈夫。…というわけではありません。

株は通貨との連動。金とは切り離して考えるべきです。

株投資がどんなに上手い人でも、通貨が紙クズになれば、株になんの価値もありません。

本当に株が上手な方は、金(ゴールド)もお持ちで、ヘッジしていると思いますよ。




Twitterにこんな書き込みがありました。

昭和天皇が崩御されたのは昭和64年1月7日。昭和64年は1989年です。



確かにその年の金価格は400ドルほど。


この方と同じように、7年ほど前ですが僕もある方から「次の金融システムは、ドルの反省を踏まえ別の形で金本位制を取るだろう」「その前に世界は混沌とするだろうから金価格は一気に上がるだろう」

「2000ドルは軽く超え3000ドルになるが、世界が混沌とすればそれ以上かも」と聞かされていました。


2015年の世界にはそんな影もなく半信半疑だった事を覚えていますが、確かに今は世界が混沌として、当時グラム4000円だった国内金価格は、円安も手伝って8000円以上で推移するようになってしまいました。つまり100グラムの延べ棒を買うのに7年前の倍の金額必要になりました。



先日のこのブログの中の質問にもあるように、「今から金を買って遅いかどうか?」はその方の考えによるでしょう。「証券コード1540でも良いか?」という質問もありました。1540:上場純金信託は気軽に売買できますが、ペーパーというか電子上の取引で現物取引ではないと思っています。


個人的には、どうせ保有するなら現物を持ちたいと思いますが、これも個人の判断で。


ツタンカーメンやクレオパトラの時代から、金は重宝されていましたから、価値は不変なのでしょうね。


そして、世界一金を保有している方が、日本にいるのですよ。

ドバイの石油王や、英国国王よりも金を保有しているそうです。



それでは、また。