子どもがこじらせたかぜの始末(病院連れて行ったり、自分もひいたり)で一日終了。

明日気張ります
油性ペンキにうすめ液を入れず、10分で終わる作業を1時間格闘してしまった、
startsmileです。

旅館のオペレーション改善を中心に経営コンサルタントを行なっています。
西へ東へ奔走しながら、思うこと。気づいたことを書いています。

簡保旅行、生保の旅行、職場旅行、等々、ありとあらゆる団体旅行が絶滅しています。
その代替として、今は個人客を集めることに全国腐心しています。

言うなれば、”おごり”の旅行よりも”自腹”の旅行が増えているんですが、
こう不景気も続くと、なかなか単価も上げ切れない。

銀行からのやいのやいのと、利益確保をつき上げられていきます。
銀行の支店長からは、「他では、利益を出している旅館もある」
(そう言われちゃ、頑張んなきゃいけないかも、、、)

結果
皆そこからスタート事業の見直しがスタートするんですが、 
ココで立ち止まって考えていただきたいことを書きます。

宿屋とは何屋さんでしょうか。
お部屋をお貸しし、浴衣、タオルもお貸しし、お風呂も使わせて食事も用意する。
しかも、お泊り頂く。「衣食住」すべてを提供する、ある意味総合産業になる訳です。
そんなこと十分承知で経営者の皆さんには、釈迦に説法になりますが、
触れる、食べる、匂いをかぐ等、風景を愛でる等々、
「五感」をフルに感じさせる、本当にデリケートな仕事なんです。

銀行の人たちは、これを理解してくれません。
そこで、勝手に術中にはまっていきます。

「すべてを見直す。」

決意を感じます。是非応援したいのですが、心配もしちゃいます。
先程書いたように、旅館業は「五感」に関わる仕事です。
すべて見直す、この作業には良い物、悪いもの全て薄くする危険性も含まれます。

成果を優先しようものなら、全部同時進行で走っていくでしょう。
でも、過激なダイエットのごとく、その旅館が存在し成し得たミネラルとも言うべき、
【良さ】まで、一緒に流れていくことがあります。

ある旅館の女将さんの話です。
当時高級旅館で有名な旅館でしたが、リニューアルもなかなか出来ず、
基本単価1万円は切らない努力を続けていきましたが、
ついに8千円の団体を受け始めました。

そこで、考えたのが、うつわの仕入削減です。でも、安いうつわでは料理が映えない
料理との相関関係をよく熟知していたその女将さんは、グラスに着眼しました。
取引している酒屋さんから○○◯ビールのロゴ入りグラスを300無料でもらいました。
ビール用冷蔵庫が店内に並んでるような食堂にある、あれです。

タイトルにコップと書きましたが、あの類は、やはりグラスではなく、”コップ”です。

低価格の団体にしか使わないとのことでしたが、全部倉庫にしまうべきと言いました。

このことの受け手は、2者います。一人はお客様。もう一人はスタッフです、。

まず、お客様ですが、グラスは口が触れるものです。一番敏感な部位には、
意識が強く働きます。
団体だけといっても、足りなきゃ、個人にもそのグラスが廻るわけです。
コップのロゴを見て、日常に戻される。個人のご旅行の場合、がま口は一個です。
4人でラーメン屋にいっても、¥5000-ぐらいで済むでしょうが、旅行の場合は、
交通費、往復時の昼食、みやげも全て含まれます。4人でトータル10万円は超すでしょう。

一人12千円でも、感覚は10万円でそのコップに口をつけるわけです。。。。


もう一人は、スタッフです。
無料でグラスを仕入れたとなれば、その話は宴会スタッフの耳に届くのも時間の問題でしょう。
会社大号令の【コスト削減】の手柄です。交渉上手なんて、ほめられるでしょう。
なん百も手に入るわけですから、素人でもまた無料で補充できるかなぐらい考えます。

これが、一種のタガが外れるきっかけになる可能性があるんです。

「お客様の視点に立って」 のブログでも書いたのですが、
言われた方は、自分の価値観で考えるから、相手を見て話すべきと考えます。

無料のもの、補充にきくもの→ぞんざいに扱っていいものに変わっていきます。
誰もそんなことは口に出しません。でも潜在意識に時間をかけて、根深く。。。

  話は飛躍していません。3年もあれば完成です。
先回りして心配ではなく、実際多くの現場で見ていきました。

食に関わる以上、グラスはスタッフに取って、武器です。
大切に扱うもの、そうでないものの区別があっていいのでしょうか?

この”武器の扱い”が、接客につながったら、、、接客を使い分けるなんて器用なヒトはまず少ないので、人間、やっぱり簡単な方を選びます。だんだんサービスも変わっていくもんです。

こんなことをターニングポイントにしたくないですけど、
進度が先に行っている旅館もよく見かけます。
本人達は複合的な原因がある、景気のせいなんて言いますが、
違います。自分達の環境を自分達で崩していったのです。


イイ物を使えとまで言いません。
”五感”を感じさせるところには金をかけましょう!!

旅館のオペレーション改善を中心に経営コンサルタントを行なっています。
西へ東へ奔走しながら、思うこと。気づいたことを書いています。

今回は、香りです。何回かに分けて書いていきます。

皆さんの旅館では、個室宴席会場はお持ちでしょうか。
最近は、すっかり分煙化が進んでいます。
禁煙居酒屋も出てきているこの状況の中、個室は唯一タバコが吸える場所になってきてます。

そこで、焼き物(魚、肉)類を出すとどうしても残ってしまうのが、問題です。
バターとか焼くと、きつく残ります。それにタバコ臭が混じるととんでもないニオイに!!
残り香が延々と続くわけです。

喫煙者も他人のタバコの匂いには敏感です。
吸わないヒトが同行の場合は遠慮するでしょう。

昼、夜の宴席二回転の場合、皆さんの旅館ではいるでしょうどう対処なさってます?

私も食事に邪魔しない香りを探すことしばらく。

見つけたのが”茶香炉”でした。
香炉の上に皿が乗っかっていまして、下からティーキャンドルでいぶすのです。
アロマ系のニオイをかぶせるものではなくて、消臭効果がバツグンなのです。

しかも、ランニングコストが安い。

ティーキャンドルは100均で買って1個10円です。(10個1セット)
ティーキャンドルは約6時間燃焼ですが、3時間もいぶせば、十分効果があります。

ただし、火の注意があるので、膳の準備を含めて午後出勤してからの点灯。
宴会前の消灯が必要です。


煎茶で試していましたが、下の商品紹介だと「くき茶」がこげづらいようです。

一度お試しあれ。

追記:ただ、最近は緑茶成分配合の消臭剤も出てます。
同じ効果があるのであれば、これで済ませるのもいいんですが、
あえて、茶香炉を床の間に置けば、気づいたお客様に気配り感を伝えられますよね!

お店のファン作り には、”心意気”を伝えることが、必要です。