二人でいるのがあたりまえだと思っていた・・


ずっと一緒だと信じていた・・・


二人で季節の移り変わりを見て、何でもない毎日を過ごし


何でもないことに笑い合える・・


そんな日々はもう二度と訪れない。


【同乗したバイクで事故に遭い、突然恋人:淳一を亡くした


泉美。


突然の喪失感、崩れゆく日常を必死に繋ぎとめようと


試みる中で日増しに膨れあがってゆく淳一への想い。


心にぽっかりと空いた穴を埋める事も出来ず、止まった


時の中で淳一の思い出ばかりが頭をよぎる。


しかし、最後の時 事故の瞬間だけが白い膜に覆われた


様に思い出す事ができない。


現実を直視したくない意識を振り払い、止まった時間


を進める為にもう一度事故に向き合う覚悟を決める。


そこには泣き崩れる現実と二度と失う事の無い


淳一の泉美への想いがあった】






瞬(またたき) (幻冬舎文庫)