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↓『鋼のメンタル』百田尚樹著、新潮新書、2016)より引用(12)
↓『鋼のメンタル』百田尚樹著、新潮新書、2016)より引用(12)
これをお読みになっている独身の皆さんに申し上げたいことがあります。
理想の夫や理想の妻を求めるのは悪いことでありません。
でも、相手に理想を要求できるほど、あなた自身は素晴らしい人間なのでしょうか。
もしあなたが誰よりも知的で、教養深く、仕事の能力も抜群で、優しくて包容力があり、人格的にも申し分のない人なら、それに見合うだけの配偶者を求めてもいいかもしれません。
でも、自分は欠点だらけなのに、相手には理想的な人が欲しいというのは、少々虫が良すぎる気がするのです。
↑(引用ここまで)
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いつだか、リリー・フランキー氏が言っていました。
好きなタイプを聞かれて「優しい人」と答える女はよくいるが、そういう場合、その人自身はたいてい「優しくない」ことが多い、と。
結婚を考えている女性からすれば、上手なデートの立案やエスコートもできない、金もない、車もない、優しい声かけもできない、マメな電話やLINEもできない、気配りもできない…そんな男は「ありえない」「恋愛の対象にすらならない」と言うのかもしれませんが、「では自分自身はできているのか?」という思考にはどうやら至らないようです。
だって、考えてもみてください。
あなたが結婚を考える若い女性だとして、その相手(もしくはその候補)から、上手なデートの立案からエスコートまできっちりでき、サービス精神も旺盛、お金も稼げていて仕事もプライベートも充実、いい車に乗り、落ち込んでいればちゃんと気づいて優しく声かけもしてくれる、マメに電話やLINEで楽しいやりとりもしてくれて、いつも相手の立場に立って気配りも怠らない…、そんな女性であることを期待されているとしたらどうでしょう?
…気後れしちゃいますよね(笑)。
とてもじゃないけど、私はそんな完璧な人間じゃない、と。
「自分はできないけど、相手には要求する」というのは、百田氏も言うように「虫が良すぎる」と思うのです。
オマエは何様だ、と。
そんな「消費者根性」いっぱいの女性を見かけると、「彼氏や夫を”好き”と言うのなら、ちょっとくらいテメエからデートの立案でもしろや」と言いたくなることも多いです。
とはいえ、逆も然りです。
結婚を考えて「嫁さん欲しいな~」なんて言っている男性の多くは、料理上手で、気立てもよく、洗濯や掃除もきっちりやってくれて、子どもが産まれれば喜んで家庭に入って育児に専念してくれて、また出産後も太ったりせず綺麗なままでいてくれて、なおかつ旦那のことだけ見続けてくれる…、人によって多少の差異こそあれ、そんな女性を期待していると思うんです。
結婚を考えて「嫁さん欲しいな~」なんて言っている男性の多くは、料理上手で、気立てもよく、洗濯や掃除もきっちりやってくれて、子どもが産まれれば喜んで家庭に入って育児に専念してくれて、また出産後も太ったりせず綺麗なままでいてくれて、なおかつ旦那のことだけ見続けてくれる…、人によって多少の差異こそあれ、そんな女性を期待していると思うんです。
…女性も、気後れしちゃいますよね(笑)。
とてもじゃないけど、私はそんな完璧な人間じゃない、と。
というか、「あんた、それを全部私にやらせる気なの?」と問い詰めたくなってしまいますよね。
…とはいえ、結婚や出産後も炊事・洗濯・掃除・育児を全部自分でやってみよう、なんて考えている男性はまずいないでしょうけど(笑)。
つまるところ、こうして文面に起こせば「ああ、けっこう自分は異性にとんでもないことを要求しているんだな」と思えるようなことを、みなさん身勝手に夢想されているのではないか、ということです。
自分でやるつもり、自分ならできることを相手に要求するのならまだしも、自分ではやりもしない、できもしないことを、自分のことは棚に上げて暗に要求している…これが、巷の「恋愛」や「結婚」の現状だと思うのですが、どうでしょう?
島田紳助氏がよく言っていた「愛しているから、期待しない」という「恋愛」や「結婚」にあまりお目にかかれたことがないので、今回こう書きました。