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↓『子どもの脳によくないこと』小西行郎著、PHP新書、2011)より引用(06)
中国では一人っ子政策の中で「一・二・四症候群」と呼ばれる子どもが少なくないと言われています。
一人の子どもに両親とその祖父母、つまり一人の子どもに六人の大人が振り回されていて、かえって非行や引きこもりを増やしたのではないかと言われているのです。
↑(引用ここまで)
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ガキの一挙手一投足に振り回されている大人、多いですよね~(笑)。
「やめなさい」「ほら、言ったでしょ」なんて母親が一応大声をあげるものの、大人をナメくさったガキが聞くわけもなく、やりたい放題。自分の思い通りにならないとすぐ泣く。周りの大人たちはガキひとりに言うことを聞かすこともできず、おどおどするばかり。。
まるで、バカ殿様とその従者たちです(笑)。
小西氏が中国の「一・二・四症候群」を引き合いに指摘するように、まずもって、大人たちがガキひとりに注目を浴びせすぎなんですよ。
いつも注目されている、黙っていてもメシは出てくる、ちょっと泣けばご機嫌をとってくれる…こんな待遇を毎日受けていたら、そりゃあ勘違いしちゃいますよ。…デートで奢ってもらうことを当然と思っている調子に乗った美人のように(笑)。
もっと周りの大人たちが「子どもに興味ないふり」「大人には大人同士の楽しみがある、という姿」を見せるようにしなくちゃいけませんよね。
泣いたら泣いたで30分くらい放っておけば、子どもからこちらの顔色をうかがってきますから。…うるさいからといって、お菓子やDVDを与えて黙らせるなんて、愚の骨頂です。
こちらがガキの顔色をうかがう図式が出来上がっちゃいますもんね。ここは、うるさいのを我慢して、「オマエになんて興味ないよ」って顔をしておかないと。
…ガキはガキで、わかっているんですよ。うるさく泣きわめけば、こちらが不快に思うのを。
だから、根くらべです。
ガキが泣き疲れるのが先か、大人が「うるさくてかなわん」と折れるのが先か。
「生まれて間もないオマエごときに、我慢くらべで負けるか、ボケ」と意地になるべきでしょう、ここは。
そして私は、そういった「根くらべ」場面では、親がどんなに急いていようと、大人が「全勝」することが重要だと思っています。
「子どもである自分の要求は、基本通らない」ことを痛感させてやることが大切です。
だってそのまま大きく育ってしまったら、「幸せのハードル」が高いまま学校や社会へ出ることになってしまうから。
ちょっと自分の思い通りにならなかったら、不満を口にする。泣く。
自分が注目されなかったり、なにか壁に当たったりするだけで、すぐにストレスを感じる。
…こんな感受性が身についてしまった子どもは、「幸せ」とは言えないですよね。
世の中へ出たら、自分の思い通りにいかないことばかりです。
だから、せめて親や、そいつの周りの大人くらいは、「幸せのハードル」をできるだけ下げてやるように努めてあげましょうよ。
私のところで暮らす1歳児も、2歳が近くなって、いよいよ「勝負」してくるようになりました。
家に帰って「ただいま」を言い忘れたことを指摘しただけで、後には引けないと思ったのか、への字口でだんまりを決め込みます。こちらの出方をうかがっているのです。
ここは負けるわけにはいきません。
そいつが「ただいま」「ごめんなさい」を言うまで根くらべです。
…私の父の遺言(まだ死んでいませんが…笑)では、「3歳までで勝負は決まってしまう」とのことです。おそらく真実でしょう。
子どもの「幸せのハードル」を下げてやるために、みなさんもっと「勝負」しませんか?
