------------
↓『子どもの脳によくないこと』小西行郎著、PHP新書、2011)より引用(01)
妊娠中は、栄養のバランスについても細かく指導されると思います。
確かに栄養のバランスを全く考えないで、お母さんの好きなものだけを食べ続けるのは、好ましい習慣ではありません。
炭水化物、たんぱく質、ミネラル、ビタミンといった栄養素を考えて食するのは、妊娠中も授乳期も大切なことだと思います。
ただ、無理に食べなくちゃいけないと思う必要はないと言いたいのです。
戦時中のことを考えてみてください、と言っても、今の方には想像がつかないかもしれませんが、栄養のバランスを考えるどころか、卵一つ食べることすら大変な時代でした。
食べられるものは芋だけ。
それも満足な量を食べられるわけでもなかったのですが、それでもお母さんは子どもを産み、育ててきました。
そうやって産まれて育った私たちの上の年代には馬鹿な人間、どうしようもない人間、精神的に不健康な人間、そんな人ばかりしかいないかというと、そんなことはないはずです。
食べ物が人格までを左右することはないと思います。
現代は少し過剰反応になっている気がします。
これがいいと聞けばすぐに飛びつく。
カルシウムが足りない、葉酸は必要量を食事からは取れない、足りない栄養素はサプリメントで補いましょう、と言われれば、何の疑いもなく、すぐにそうしてしまうでしょう?
↑(引用ここまで)
------------
私も、育児をしながら「戦時中の食糧事情を考えれば、子どもが食べるものに、そんなに神経質にならなくても大丈夫。数日食わなくても死にゃしないよ」と口にすることは多いです。
特に、保育園で食べる「給食」があれば、その1食で相当バランスやエネルギーを考慮してくれていますから、あとは適当でもいいんじゃないですかね? …そんなこと言ったら怒られそうですが(笑)。
そもそも日本人は、大人も子どもも年がら年中食べすぎなんですよ。
「朝昼晩、3食ちゃんと食べなくちゃいけない」と思いこみすぎですし、その実何を食べているのかといえば、炭水化物過多の「娯楽食」ばかり。胃腸は動きっぱなしです。
もっと「食べない」「与えすぎない」「腹が減ったら食えばいい」「食べられることを”ありがたい”と思わせる」といった、ある意味「いい加減」なスタンスで「食」と向き合い、子どもには向き合わせるようにしていかないと、「食べすぎ」「食べさせすぎ」「栄養のバランスを考えすぎて苦しみすぎ」になりがちだと思うんです。
特に、「食べられることを当たり前だと思うな」というメッセージを伝えられている主婦は少ないと感じます。
…そもそも、その主婦自身が「食べられる」ということに日々感謝していなければ、それを子どもに伝えようとも思わないわけですが。。(笑)
そういう意味でも、子どもにマンマを「与えすぎ」。これに尽きると思います。
もっと「食わなくても大丈夫」って声高に言っていいと思いませんか?
