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↓『自分を愛する力』乙武洋匡著、講談社現代新書、2013)より引用(09)


乙武:ルールに従ってさえいれば、「いや私が判断したんじゃないんです、ルール通りなんです」と言えますから。
自分で考える、自分で判断することを放棄していますよね。


泉谷:「思考停止」状態なんです。
自分で思考できる人は、他人や子どもに対しても「思考停止」を強要しないでしょう。
乙武さんがお子さんになさっているように、自分で考えることを促し、その意味がわかるように失敗すら許容して子供が自発的に行動するように待っている。
そうした子どもへの接し方は、最初は時間がかかるように思えても、子どもは自分で応用を利かせるようになっていくし、物事を理解する力もついて、立派に成長していくんですけどね。


↑(引用ここまで)
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…『自分で思考できる人は、他人や子どもに対しても「思考停止」を強要しない』。


私が、結婚や出産、持ち家を購入するなどの、いわゆる「人生の節目」と言われるような場面で、一番違和感を覚えるのが、こういう『思考停止を強要』してくるおっさんやおばはんです。


「若いうちに子ども作っておかないと、歳とってから子どもの相手は大変だよ~」とか。


「子どもはお金かかるよ~。国立大学コースでもひとり1千万円もかかるんだから、教育費を積み立てできる保険に入ったほうがいいよ」とか。


「家賃を払い続けるなら、早いうちにローン組んで、家買ったほうがいいよ」とか。


…大きなお世話ですよ、と(笑)。


いや、わかるんですよ、好意から言ってくれているのは。
気にかけていただいて、ありがたい限りです。


ただ、そういったありがた~いアドバイスのどれもが、若い世代のオリジナリティを削り取る可能性を持った発言であること、前例踏襲・おもしろくともなんともない人生にさせてしまう可能性を持った発言であることを無視しているのでは、と思えてならないのです。


「結婚」なんてしてもしなくてもいいし、「育児」や「住居」なんて、一番のオリジナリティの出しどころじゃないですか?
いずれ死んでいく者として、世の中に自分の爪あとを残していくのに、一番の工夫のしどころじゃないですか?


「自分のアタマで考えて、周囲におかしい奴と思われても、自分の”おもしろい”に従って実践する」選択肢を潰すようなアドバイス、やめてくださいよ、と。


泉谷氏も言う『自分で思考できる人は、他人や子どもに対しても「思考停止」を強要しない』と、心底思うのです。


…こんなことを言ってしまって、「そう言うオマエの生き方も、別におもしろくないやん!」とツッコまれないよう、「オリジナリティあるおっさん」を演じ続けます。。


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