3歳も目前の最近になって急に、ぐっすり寝ていたはずの2歳児が夜中に立ち上がり、しくしくと泣くようになりました。
「どうしたの?」「大丈夫だよ」と話しかけても、「こわい」とか言うだけで泣くばかり。
「悪い夢でも見てうなされたのかな?」とか思いながら、泣き疲れて寝てしまうまで待っていました。
つい先日も、夜中に起きだして、ひとり泣いていました。
「どうしたの?」とたずねると、「おばけこわい」と。
そこで、私はピンときました!
なるほどそうか、と。
我々大人は「なんだ、夢か」と、経験則から自分を納得させることはできますが、「夢」というシステムを理解できていない2歳児は、「おばけに追いかけられた」夢を見れば、それは本当に「おばけに追いかけられた」こととして捉えてしまうんじゃないか、と。
そこで私は、「夢を見る」というシステムについて、淡々と語ってやりました。
「おばけに追いかけられた」と目をつぶって想像しても、「実際にそこにおばけはいない」こと。
「人は寝ている間にいろんなことを思い出したりする」こと。
「父である私も、こんな夢を見たことがある」という経験談も。
…とはいえ2歳児ですから、私の言葉は全部理解はできなかったでしょう。
でも、彼女は「はい」「わかりました」と、彼女なりにとりあえず納得したようで、また布団に戻ってすやすやと眠りました。
いや~、大人にとって、経験から「あたりまえ」と思ってしまっていることでも、初見の子どもにとっては「一体何なんだこれは?」とびっくりすることは少なくないんですね。
今回は、「”夢”というシステムを知らない」ことに気付かなかった大人の話です。
それと、「子どもだから、説明してもどうせわからない」と決めつけて、「説明せずに結論だけ強制する」(たとえば「大丈夫だよ」だけを連発して寝かせてしまう、とか)になりがちな大人の話でも、あります。
