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↓『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』(みうらじゅん・リリーフランキー著、扶桑社、2011)より引用(03)


リリー:まあやっぱりプライドなんか、なくていいんじゃないですか。
ないほうが、何を言われても腹が立たないしラクじゃないですか。
そもそも人が怒るときでも、自分のプライドを傷つけられて怒るヤツって、やっぱり怒り方がセコいですしね。
何に対して怒るかということで、その人の大切にしてるものがわかるでしょ。
「結局、自分のイヤなことを言われて起こってるだけじゃん」っていう状態って、一番みっともない自尊心の見え方だし。


みうら:経験をつんでいくなかで、自尊心っていうのがとてもセコいものだっていうことに気づくんだよね。


L:結局、大人になってそういうことで怒ってる人って、自分自身に対して自信を持てないから、他者を攻撃してるんだと思う。


M:プライドってなくしていけばいくほどラクになるんだよね。
「なんで怒ってるんだ?」ということを己に何度も問いかけることで、「カッコ悪いじゃん」ということを、脳に叩き込まなきゃ。


↑(引用ここまで)
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『「なんで怒ってるんだ?」ということを己に何度も問いかけること』。


人の行動レベルの高さや、どれだけ周囲に気配りできる人物か、というあたりは、みうら氏の言う『己に何度も問いかけること』をどれだけやってきたか、その分量に比例しているように思うんです。


悩んだときも、「なんで悩んでいるんだ?」と、逐一問題点を洗い出す。
なんだかイライラしているときも、「なんでイライラしているんだ?」と、自分の言動をいちいち反省して修正する。
そうして、「自分の”見え”」「カッコ悪い自分の後ろ姿」を日々強く意識していくことで、「自分と周囲が気持ちよく過ごせること」を自然と体現できる人物になっていくと私は考えています。
…逆に、こういうクセが身についていない人は、周囲に気を配れる余裕もなく、行動が自分本位で、洗練されていない傾向が強いのではないでしょうか。


なんだか地味な話ではありますが、この「自問するクセ」の分量こそが、その人の「魅力」を左右する、もっと言えば「自問するクセ」のない・少ない奴に人としての「魅力」はないと、そう思うのです。


みなさんも、一度そんな目で自分や他人を眺めてみてください。
けっこう、「この人、自分がなぜ悩んでいるのか、自問するクセがついてないな。周囲まで暗い雰囲気にしてしまっている自覚もない」「この人、自分の”見え”を意識して生活していない人やな。こんなことであんなに怒った姿を見せて平気でいるなんて」と思わされることが多いですよ! …自分自身が恥ずかしくなることも多いですけど(笑)。


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