------------
↓『ヒンシュクの達人』ビートたけし著、小学館新書、2013)より引用(02)


まァ、とにかく「未来の子供たちのために」とか「子孫にツケを残すな」なんて言葉は疑ってかかったほうがいい。


そういうセリフを吐くヤツには「じゃあ、お前は自分のひいひいじいさんの顔や名前を知ってるのか」って聞いてみたくなる。
オイラなんて、自分のじいさんの顔すら知らねェぞ。
自分たちが先祖のことなんて考えたこともないのに、自分たちが先祖として、後の世代のことを親身になって考えるなんて、まるでリアリティーがない。
政治家だって国民だって自分の生活やら老後が気になってるだけなのに、いかにもひ孫やらに気を遣っているような、そんな大ウソをつくんじゃネェって思っちまうよ。


政治家なんてのは、後ろ暗いことがあったり、ちょっとごまかしてお茶を濁そうって時にかぎって、そういう「未来の子供たちに」とか「地球規模、宇宙規模で」なんて大仰なことを言い始めるんだよ。
具体的なことを言わないくせに、デカイことばかり言ってるヤツには気をつけたほうがいいぜってね。


↑(引用ここまで)
------------


いや~、言ってますよね、「未来の子供たちに明るい未来を」だとか、「地球のために私たちができることを」だとか(笑)。
「おまえは何様だ?」とツッコんでやりたくなることしきりです。


「エコ」カー?(笑)
「エコ」家電?(笑)
…自動車なんて乗らず、無駄な買い物もせず、壊れた物は修理して、慎ましく質素に暮らすのが一番の「エコ」だっつうの(笑)。


いったい何なんでしょう、テレビCMにしても、企業のうたい文句にしても、「タテマエ」がひど過ぎやしませんかね?
…小学生の学級目標の方が、まだ具体的なことを言っていると思います(笑)。


わかりますよ。
モノを売りたいんでしょう? 選挙で当選したいんでしょう?
…だから、耳触りのいい「タテマエ」を吹聴しまくって、自分のアタマで考えていないアホ国民にモノを買ってもらう。投票してもらう。
逆に、買う方は目新しい新商品が買いたいんでしょう? 「自分は正しいことをしている」って思いたいんでしょう?
…だから、「エコ」だとか「未来の子供たちのために」だとかを免罪符に、カネを払う理由づけをして節操も無く新商品に飛びつく。


原油の枯渇問題に代表されるように、地球上のエネルギーが有限であることは周知の事実でしょうから、今の時代は「浪費は悪」「節約は善」が正解。それを言っておけば間違いない。それを言っておけば誰からも非難されない。それはわかります。


それにしても、その「タテマエ」を多用しすぎでしょ。
傍から見ていて「”エコカー”を買うことが地球の未来のためになる」と本気で思っているんじゃないか、と感じてしまうくらい多用されています。
…まさか、そんなわけないですよね(笑)。「”エコ家電”を買うこと」自体が「浪費」「自然破壊の一端」であることなんて、サルでもわかる道理です。


「自動車に乗り、コンビニも利用する私なんて、とてもじゃないけど”エコ””地球のために”なんて口走れない」と、まともな神経の持ち主なら思うはずだと思いません?
…そんなことを口にしているの私以外に見たことないですけどね(笑)。


ペタしてね