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↓『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』島田紳助著、幻冬舎新書、2007)より引用(05)


最近の若者は、根性がない、夢がない、礼儀も知らない。
世の大人はそういうことをよく言うけれど、僕はそんなことはないと思う。


僕が言うのもおかしいが、吉本興業なんてところは、根性なしの礼儀知らず、おまけに怠け者と、三拍子揃った若者の溜まり場みたいなものだ。


だけどそういう中に、感心するぐらいのいい子もいる。
なんとかこの子に実力を発揮させてやりたい、幸せになってもらいたい。僕にそう思わせる若い子が時々いるのだ。


↑(引用ここまで)
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『最近の若者は、根性がない、夢がない、礼儀も知らない』なんて、古代エジプトの壁画にさえ書かれていたくらいの古典的な「ぼやき」ですが、紳助氏のように『僕はそんなことはないと思う』と言ってのけるおっさんやおばはんに、私はあまり出会ったことがありません。


そりゃあダメな若者も山ほどいるのもわかりますが、けっこういますよ、根性も礼儀もある若者が。


少なくとも、「自分が学生時代の頃は、もっとだらしなかったよなあ」とちょくちょく想起させられる程度には、見どころのある若者は、います。


要は、それを「やりよるな」「根性のある若者もけっこういるよな」と思える精神性やゆとりが、我々大人の中にあるかどうか、ということだと思うんです。


逆だって然りです。
若者たちが、我々大人の立ち振る舞いを見て、「あの人の言動は、筋が通っている」「あの人の言うことなら信用できる」と言えるような「おっさん」や「おばはん」であるか、どうか。
…できれば、若者を失望させないような「おっさん」や「おばはん」でありたいものですが。


自分と異年齢の人たちを、どう評価する「人を見る目」を持っているか。
また同時に、自分自身を棚に上げない「厳しい自己評価」を持ち合わせているか。


自分自身にそういったバランス感覚が身に付いているかどうかもさることながら、他人を見るとき、こういう指標を持つ人物であるかどうかを見れば、その人自身の人となりがわかるように思うのです。


少なくとも、「最近の若者(大人)は○○だ」と安易に口にする奴は、信用できないですよね(笑)。


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