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↓『いつも心に紳助を』島田紳助著、小池書院、1996)より引用(07)


スポーツ選手とか、芸能人なんか、遊んでそうなのに、危ない女にひっかかったりしますよね。


危ない女。わかりますよ、あれは。ひっかかるほうが、アホやねん。
ぼくら絶対、危険やと思ったら近づかへんもん。ずっといろんな女のコと付き合ってきたけど、そういうトラブルは一切ないですね。


この間も、そういう女のコに「好きなんです」とか言われて。まあ、きれない女のコやったけど。横におったぼくの友達が、言うてくれた。
「紳助はアカンで。こいつ、昔から、自分で危険やと思った女には近よらへんから。君、危険やから、アカンわ」


危ない女のどこに気をつけるのか、と言われたら困んねんけど。まあ、おいしい話には気をつけろ、ということです。


会っていきなり、そんな話、来るわけないやんか。「好きなんです」。なんでやねん。
なんで、好きになんねん。だって、自分に置き換えたらよくわかるでしょう。
酒の席でね、きれいなコがいた。飲みながら、かわいいなァ、好きやワ、って言うでしょ。
いかにいい加減な「好き」か、ね。


↑(引用ここまで)
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『だって、自分に置き換えたらよくわかるでしょう。…いかにいい加減な「好き」か、ね』。


本当に紳助氏は、わかりやすくしゃべりますよね(笑)。
そりゃあ、冷静になって考えてみれば、「そんなうまい話が、あちこち転がっているわけがない」んです。
こちらにとって都合のいい話、おいしい話は、どこか軽薄だったり、どこかに歪みがあったり、ただのビジネスだったりするものですよね。


自分のことをあまり知らないはずの異性が、いきなり「好きです」「隣に座っていいですか」。
…どこかヘンです(笑)。
そこには「軽薄さ」だったり、「失恋に傷心中でやけになっている(優しくしてもらいたがっている)」だけだったりが、見え隠れしています。


一杯280円の牛丼。
確かに安くて美味しいですが、ゴールデンタイムにテレビCMをバンバン流して、そんな値段でやっていけるのは普通じゃないです。どこかで、絶対に無理をしている。そして、必要以上に金を払わされている人が多くいるんです。


占い、パチンコ、競馬、生命保険など、「あなたの人生のために」「あなたを楽しませるために」みたいな顔をしてやがりますが、全部ビジネスとして成り立っているわけです。当たり前の話ですが。
本当に「あなたのため」なわけ、ないんです(笑)。


もし、自分が美人で、失恋直後「ちょっといいかも」と思った男がいたら、どう話しかけるか。
自社商品を買ってもらうなら、どう値段設定するか。買ってもらいたい人に、どう話しかけるか。
ちょっと想像すれば、わかりそうなもんですよね。


「おいしい話に乗っかってはいけないよ」というありがちな話ではあるのですが、みなさんわかったような顔をして、結構ひっかかってらっしゃると感じ、今回こう書きました。
ケータイのアプリやゲームのテレビCMが昼夜流されていることに「異常さ」を感じているのは、私だけでしょうか?


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