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↓『「かわいい女」練習帳』(里中李生著、三笠書房、2003)より引用(03)
「大人の女性」と言うと、すぐに年齢的なことを想像してしまい、あたしなんかまだ若いからダメだと思う子もいるかもしれないが、三十歳を過ぎても、まるで子供っぽい女もいるので、あまり年齢は関係ない。
もって生まれた感性、優しさ、女らしさ。
そういう部分に男は惹かれる。
一部の女の子が勘違いしている、イケメンのモテモテ男がセックスの対象としているのはガキで、本物の男は、大人の女性としか付き合わない。
大人の女性とは、
一、セックスの安売りをしない。
一、周囲に気配りができる。
一、ダンディズムを知っている。
一、酒や煙草で醜態を晒さない。
一、今がどういう時代か知っている。
一、独占欲や嫉妬心をむき出しにしない。
一、自分が綺麗に見えるファッションを心がけている。
一、子供みたいな男を相手にしない。
一、仕事を適度にこなし、人付き合いや生活に余裕を持っている。
といった感じか。あなたが大人か子供かは、これで判断してほしい。
昔の私は、かわいい女の子なら、どんな子でも食事に誘っていた。けっこう、顔重視で、ルックスが自分の好みだと簡単に惚れてしまうところがあった。
だが、一年くらいで、それに疲れてやめてしまった。子供では、どんなにルックスがよくても魅力がないのだ。
愛もわからなければ、男がどんな生き物かも知らない。
顔さえよければ、それが仕事ができないバカ男でもセックスする。
ファッションは街中の女の子と同じで、自分に合ったものを選べない。
言葉遣いも悪いし、仕事は満足にできない。
一方、大人の女はどうか。
男の中身をよく見ている。
セックスは自分を確認するため、大人の快楽と純粋な愛情のためにする。
時代をきちんと見つめていて、奇妙な流行に惑わされない。
仕事はきちんとこなし、しかし、仕事に依存するわけではない。
趣味や男との時間をもっている。
周囲によく気を遣い、見ているこちらを嬉しくさせる。
男の器や才能も見てくれる。
仕事ができない男や食事がいい加減な男とは付き合わない。
大人の女はストレスにならない。
たとえ、私と付き合わなくても、見ているだけでほっとする。
「こんなにいい女がまだいたのか」と。
↑(引用ここまで)
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…『大人の女はストレスにならない。たとえ、私と付き合わなくても、見ているだけでほっとする』なんて思わせてくれる女性、なかなかいませんねぇ(笑)。
私の周りで思い当たるのは、子育てを終えたおもろいおばちゃんくらいなもんです。
主婦をやっていたからでしょうけど、一緒に食事したり、外出をしたりしても、一緒にいる人間が腹をすかしていないか、お金は誰がどう払うべきかをしっかり見ています。それも、あたりまえのこととして、それが身についています。
その人に関して言えば、話にちゃんとオチをつけるし、聞いているこちらを安心させてくれます。自分もいじられるし、他人も適度にいじって「笑い」を提供してくれます。
また、独自の趣味や政治意識もちゃんと持っていて、「流行」に流されることもなく、一本筋が通っています。
まあ、なにぶんおばちゃんなので、セクシーさには欠けますけど…(笑)。
…一方、若い女性の多くは、たいていそういった要素のどこかが抜け落ちていて、私はしょっちゅうガッカリさせられます。
まず、コミュニケーションの姿勢が確立していない人。これはかなり多いと思います。
「こいつ本当に何も考えていないんやろな」と思わせるほどの聞き役・イエスマンだったり、「こいつ前に出すぎだし、話にもオチがない。自分勝手な奴だなあ」と思わせるほどの話したがりだったり、どちらもバランスが悪い。
ちょうどいい「この人、おもろい人やな」「いいバランス感覚してるな」と思わせる女性なんか、まずいません。
また、「流行」に対する立ち位置もそうです。
「好きなもの」「趣味」なんて人それぞれと言われれば確かにそうなのですが、聞いていてあまりにつまらない、どこかで聞きかじったような「流行り・廃り」がお好きな人に出くわすと、なんだかとてもガッカリします。
その人の「独自性」に対する追求心の弱さを感じてしまうからかもしれません。
いい歳して「人間関係の処理・立ち回り」のヘタクソな女性にも、ガッカリします。
自分の身の回りの人間関係をスマートに処理できない人は、家族や職場に対する愚痴も多く、聞かされる周囲の人を暗くさせます。
「お父さんが嫌い」「上司がムカツク」なんていう台詞を聞くと、どうしてもその人の「人間関係処理能力」を疑ってしまいます。
「うちの家は、父親とこんなおもしろい関係なんです」とか「口うるさいけど、尊敬できる上司がたくさんいます」とかいう話は、あまり聞きません。
理由はどうあれ、いい歳して家族や職場の人間関係をコントロールできないようでは、「こいつガキか」と思われても仕方ないことだと思うのです。
「強気」すぎず、「弱気」すぎない「公」「私」のバランスのとれたコミュニケーションができ、オリジナリティのある「趣味」や「嗜好」を持っている。また、身の回りの人間関係をコントロールする術も持っていて、周囲を明るくさせ、気遣いを怠らない。
…こう並べると、とても大きな要求のように聞こえるかもしれませんが、私は、二十代の後半には、これらのことが一通りはこなせるようになったと(自分では)思っております。
『大人の女はストレスにならない。たとえ、私と付き合わなくても、見ているだけでほっとする』。
そんな風に思わせてくれる女性がいたら、是非紹介してください(笑)。
