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↓『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』(みうらじゅん・リリーフランキー著、扶桑社、2011)より引用(06)
みうら:結婚ってね、結局ダメになる原因は互いが褒め合ってないからだと思うんですよね(笑)。
ずっと褒めるとこ捜してたら、離婚しないと思うんですよ。
みんな相手が褒めてくれなくなってきて、たまに「褒めてくれてもいいじゃん」って不満を言うんだよね。
そうなると相手も売り言葉に買い言葉でさ、「そんなの言わなくてもわかってると思ってた」って。
でも、言わなきゃわかんないですよ、基本的に他人なんだから。
↑(引用ここまで)
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…褒め合うこと。
…『言わなきゃわかんないですよ、基本的に他人なんだから』。
これは何も、結婚や男女間の関係に限ったことではなく、友人や仕事仲間の間でも言えることだと思うんです。
特に、長い付き合いだったり、親しい間柄だったりするなら余計に、です。ありていに言えば、「親しき仲にも礼儀あり」ですね。
些細なことでも、きっちり「ありがとう」「ごめんなさい」を口に出して言う。
相手のちょっとした気配りに気づいたら、「さすがです」「ありがとう」と口に出して言う。
自分からも「これをやっといたら喜ばれるかな」と、ちょっとした気配りや贈り物をするように心がける。
…こんなことをお互いにやり合える人間関係は、多少疎遠になっても崩れにくいし、そして何より素敵です。
偉そうに言っている私だって、照れくさくて「ありがとう」「ごめんなさい」が言えないときもたくさんあるし、面倒くさくて「これをやっといたら喜ばれるかな」をサボることだってしょっちゅうです。
「ちょっとした気配り」「ありがとう」「ごめんなさい」を継続するのは、本当に難しいと痛感して毎日暮らしています。
…先日、私の家に遊びに来た友人のT君が、夜遅く帰ったあと、わざわざ「言い忘れました! いろいろごちそうさま」とメールをくれました。
確かにゴハンやらお菓子やら飲み食いしながら遊んでいたのですが、礼を言っていなかったことに気づき、わざわざそれを伝えようとする律儀な彼に、ちょっとした感動と「自分も言い忘れないようにしなくちゃ」を覚えました。
「親しき仲」に寄りかからず、場面場面で、ある意味「他人行儀」な一面を見せるのを忘れないこと…こんな文章を書いては、今日も自己反省です。
