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↓『30独身女、どうよ!?』(岡田斗司夫著、現代書林、2001)より引用(25)
うさぎ:海外赴任する時の彼女たちの捨てゼリフは、「日本の男の子には、私の需要ってないみたいだから、もういい。外で探すさ。その方が金も儲かるし」って。それで、ぴょーんと行っちゃう。
岡田氏:日本のおとなしい男の子を婿にして連れていって、現地で使いこなそうという発想はないの?
う:そういうの、実はほしいみたい。みんな「嫁さん欲しい」って言ってるもん。
岡:「嫁さんほしい」。いい言葉だな。
う:でしょ?
岡:仕事も続けたいし、心の安らぎはほしい、ってことだよね。
う:「同僚の男の人がみんな、すごくかわいいお嫁さんを選ぶのはわかる。私だって、何でも言うことを聞く、素直な嫁さんほしいもん。気持ちはよくわかるよ」とか言ってる。社会人になったばかりの頃は特によく言ってましたね。「オレにも嫁さんくれー!」。(笑)
岡:どれくらいのキャリアなの?
う:そんなに特別なキャリアじゃないですよ。勤め先がメーカーなら、一般職じゃなくて総合職。あと、マスコミ関係とか。
岡:その「嫁さん欲しい」というのは、メイドが欲しいということ?
う:メイドだけじゃなくて精神的なものも…。
岡:メイド+癒し系?
う:そう。癒し系。
今までは、女性にもてるような職種の男性が「最終的に自分たちみたいなできる女じゃなくて、かわいい女を選ぶのはけしからん」とか言っていたんだけど「わかったね、ちょっと」って(笑)。
岡:男の心がわかっちゃった。
う:「ああー、なんかしょうがないね。この状態じゃやっぱり、そういうものがほしくなるわね」って。
岡:なるほどね。
みんな知らないんだね。そういう癒し系メイドのかわいいお嫁さんをもらった男が、どんな不幸になっていくのか。見ればわかるんだけどね(笑)。
う:どんな感じ?
岡:なんでも言うことを「はいはい」と聞く素直なお嫁さんというのは、その時まで素直だったか、その時は素直な演技をしているかどっちかでしょ。
う:そりゃそうですよね。「結婚した時にはかわいかった」と言われてるお嫁さんって、けっこう計画的なんじゃないかな。実はものすごい女だというのは、同性の目で見ると、わかるんだけど。
岡:そうそう。だって、今の男女平等教育を受けた女の子が、そんな素直な演技がすんなりできるはずがない。できるからには、よっぽど意図的でないとね。
もしくは天然ボケ。天然ボケは現実にブチ当たって、悪性のボケへと、ボケをこじらせていくしね(笑)。
↑(引用ここまで)
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…『なんでも言うことを「はいはい」と聞く素直なお嫁さんというのは、その時まで素直だったか、その時は素直な演技をしているかどっちかでしょ』。
…『今の男女平等教育を受けた女の子が、そんな素直な演技がすんなりできるはずがない。できるからには、よっぽど意図的でないとね』。
…「お嫁さん」。
自分に変わって煩雑な家事をやっておいてくれる「お嫁さん」。
いつも家にいて留守番していてくれる「お嫁さん」。
もし急に雨が降っても、洗濯物を取り込んでおいてくれる「お嫁さん」。
着払いの宅配物も、確実に受け取ってくれる「お嫁さん」。
子どものしつけも、自分のいない間にしっかりやってくれる「お嫁さん」。
性的にも、ときには精神的にも癒してくれる「お嫁さん」。
…そうなんです。
「お嫁さん」と言えば聞こえがいい気がしますが、それはただの「お手伝いさん」なんです。
今の時代、お金を払ってダスキンやセコムにやってもらうような生活に関する雑務の一切を、献身的に、奉仕的に、無償でやり続けられる人なんて、果たしているのでしょうか。
相手のことが好きだというだけで。
それも、タダで。
…あなただったら、できますか? 心からの「奉仕活動」を。
…そして、あなただったら、そんな「奉仕活動」を「自分が稼いでるんだから」と平気な顔して、毎日させられますか?
