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↓『30独身女、どうよ!?』(岡田斗司夫著、現代書林、2001)より引用(10)


岡田氏:「いい男」は本当にいないのか、いるのか。現実的に考えれば、いると思うよ。条件のレベルを下げていけば、きっと見つかる。


うさぎ:でも、いいなぁと思うと、必ず結婚してたりするんですよ。


岡:結婚しててもいいでしょ?


う:えっ? えっ?


岡:だって今、いい男と結婚したいわけじゃない、って言ってたじゃん。


う:言いました、確かに。


岡:「いい男の条件」って実はこれ、女の子にとっての「いい愛人の条件」なんじゃないかな。恋愛相手とか恋人とか言うとあいまいになるから、あえて「愛人の条件」と言おう。結婚を前提としない恋愛相手っていう意味での「愛人」。
ところが、ついつい「いい男を見つけたら、結婚するものだ」と思い込んでるでしょ。だから、いい男が見つかった→でも結婚してる→これじゃダメだ→いい男がいないというルーチンなっちゃってるんだよ。


う:えっ、でもそれじゃあ、結婚できないでしょ?


岡:結婚できなくてもいいでしょ?


う:えっ、できなくていいの?!


岡:そう。いい男がいて、そいつと楽しくデートしてれば、結婚なんてしなくてもOK!


う:えっ、えっ、そうですか? でも、ほんとにそうかなぁ? 違う気がするんですけど……。


岡:結婚にこだわるの、やめたらいいんだよ。そうしてピカイチの愛人を探す。それなら割といるよ。だって「結婚しなくていい」って割り切った瞬間、相手が既婚でも歳下でも、同性でも全く関係ないでしょ。対象がグンと広がるよ。


う:う~ん、確かに候補者の人数は何倍にもなるけど、だけど…


岡:しかも、既婚者の方が、余裕もあれば、話もおもしろいよ。
自分たちが求めているのが、実は愛人なんだということに気がつかないから、みんな困ってる。日本の社会がもう何年も前からゼロ成長の「成熟社会」に突入しちゃって、女の子がちゃんと大人になっちゃった。そうするとどうなったかというと、おっさんと同じように愛人を求めるようになったんだよ。
それなのに旧来の価値観が抜けていない。「だって結婚はどうするの?」って言っちゃう。結婚なんてしなくてもいい。その枷をはずすだけで、幸せはやって来るんだよ!


う:……愛人でもいいと思ったら、いい男っています?


岡:いるいる! 既婚者だったら、余裕ある態度とか安心感を与えるふるまいとかって、簡単だよ。他に彼女がいようとも、「自分だけのものにしたい」と思わないでつきあえばいいじゃない。
それぞれの条件の説明でも言ってると思うけど、どうしても相手をものにしたいっていう切迫した感情をなくせば大丈夫なんだ。子育て経験者なら、甘やかし方もうまいし、つまんない相手の話を聞いてやるという技も身につけてる。それって、幸せ感を与えてくれる男になる。
才能だって、賭けじゃなくて、すでに成功している奴とつきあえばいい。別に彼女がいたって奥さんがいたって、あなたにとっては「愛人」なんだからかまわないでしょ。
セクシーなんて、いっくらでも該当者は見つかるって。


う:そうかぁ。既婚者や彼女持ちも含めて探すから、確率も高い。しかも、当たりも多い。うーん。


岡:そう。範囲を広げれば、絶対見つかるはず。


う:それでも、結婚しないと決めてしまうと言うのは、やっぱり不安…


岡:う~ん、じゃあそっちも考えてみようか。


↑(引用ここまで)
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…『女の子がちゃんと大人になっちゃった。そうするとどうなったかというと、おっさんと同じように愛人を求めるようになった』。


…『それなのに旧来の価値観が抜けていない。「だって結婚はどうするの?」って言っちゃう。結婚なんてしなくてもいい』。


私が女性と恋愛の話なんかをしていてよく感じるのは、皆さん揃いも揃って、「いずれは結婚しなくちゃいけない」みたいな強迫観念を持って生きてらっしゃる、ということです。


女性の皆さんは、私なんぞにそんな風に思われたかないかもしれませんが、もし自分が「女」という性に生まれたというだけで、そんな爆弾を持たされて生きていかなくちゃいけないなんて、それも、身近に「結婚して10年経つけど、結婚って最高だよ! みんなも絶対結婚した方がいいよ」なんて言う人が皆無のこの現状の中で、そんな強迫観念を抱えて日々両親や友だちなんかの目に晒されて生きていかなきゃならないなんて、どう考えてもつらすぎます!(泣)
男でも、親から「あんたもそろそろ落ち着きなさいよ」なんて言われることもありますが、どう高く見積もっても、それが女性の比じゃないだろうことは、容易に想像できます。


1.心から大好きと思える異性(もちろん彼女ナシ・独身限定)と出会って。
2.その人も自分のことを大好きになってくれて。
3.その人と毎日一緒に暮らして(できれば一戸建てで)。
4.その人と子どもを育てたい。


…こんな条件すべてをクリアしてくれる相手なんて、そうそういるわけありません!
でも、子どもは欲しい?
でも、一生働き続けるなんて考えられない?


…本当に、自分の心が求めていることは、一体何なのか。私個人にとって、何が第一優先事項なのか。
心揺さぶられるいい「恋愛」がしたいだけなのか。
どうしても自分の両親を安心させてあげたいのか。
自分のキャリアや収入がどうなっても、どうしても自分の子どもを産んで育てたいのか。


…どうして、あなたは「結婚しなくちゃいけない」んですか?
周りの目や旧来の価値観がなかったとしたら、あなたが本当にしたいことは、「結婚」ですか?


…この本のテーマは、「すべての女性にかけられている『結婚しなくちゃいけない』という足かせ」「男性が女性の足かせの大きさにどれだけ無頓着か」について客観的に考え、男性にとっても、女性にとっても、現在みなさんがお持ちの大きな固定観念を解きほぐしてくれる流れになっていきます。
『30独身女、どうよ!?』をテキストにした【哲学】10回目にして、ようやく明らかになった本書のテーマ。。今後の展開にご期待くださいm(_ _)m!


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