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↓『30独身女、どうよ!?』(岡田斗司夫著、現代書林、2001)より引用(09)
うさぎ:恋人っぽい雰囲気じゃない場面でも、「はっとする」部分を持っている人がセクシーな男かなって思うんですけど。
岡田氏:具体的には、何にはっとするの?
う:例えば私の場合は手ですね。男っぽい、ごつい手。「あ、この人、手がごついんだ」と思った時って、「キャア」って思っちゃいますね。
友達は、首筋だそうです。車をバックで入れてる時とか、この首筋が見えると、きゃあ、セクシー!って。あと、別の子は、胸筋。Tシャツ着てる時なんか、好きな形の胸筋が見えてたりすると、キャア、セクシー!
これは、「フェティッシュ」でいいんですか?
岡:ほんとに用語が難しいな。男の場合のフェティッシュの「たまんない」っていう場合、ゴールまでの距離がメッチャ近いんだよ。
う:もう、セックスまっしぐら?
岡:そう。例えば白くて細い指の女の人が好きだっていう場合、白くて細い指の女の人が好き→0.05秒後に「そんな女を組み敷いて→俺のを突っ込んで→おおその指が曲がってヒーイク→たまんない!」っていうとこまで一気にいってしまう。
う:(笑)。そんなの、いかない、いかない。
岡:そうでしょ? 女の子の場合、その組み敷くまでよりずっと前のプロセスじゃないの? そのモアンとした感じって。
う:そうです。あくまでもロマンチックフィールド。セックスフィールドじゃないです。
岡:男はラストがたまんない部分だから、そこまでイメージが走っちゃう。セクシーって、直接その行為の最中が思い起こさせるものでなきゃダメなわけ。
う:それとは違いますねぇ、ぜんぜん。
岡:違うでしょ? 女が「男の人の胸筋とか、きゅっとしまったお尻がセクシー」って言うのと、男が「おっぱいが大きい女がいいよ」言うのとは全く意味が違う。男の場合、はっきり使用感がよさそうって言ってるわけ。
う:でも女はそうじゃないです、別に。
岡:きれいにデコレーションされたお皿のお料理見た時に「ステキ」っていうのと「ハラへった」っていうのと違うでしょ。男の場合のセクシーは、「おいしそう」なんだ。「ステキ」じゃない。盛りつけどうでもいいって。
う:「早く食わせろ」ってカンジ? 食べるのがもったいないとかって、ないです?
岡:ない、ない。でも、女の子のセクシーって、「食べるのがもったいない」世界だと思う。
う:そうですね。「ワッ、すごいセクシー」って思った人が、私に近寄ってきたりしますよね。そうすると、「えっ? えっ?」なんて、とりあえず隠れちゃうかも。柱のこっちからこう、覗いてたいっていうカンジ。
岡:私という要素を入れたら彼のセクシーが崩れちゃう。もったいない! そっと取っとこうっと。
う:そうそう。もう、なんかドキドキしちゃって。男の人って、理想の女の人に会ったら、ドキドキして話ができないとかってないですか?
岡:あるよ。でも、理由が違う。そんな女の人の前で、立派に振る舞う自信がないからドキドキする。理想の女に嫌な目で見られたくないから。
↑(引用ここまで)
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…『女が「男の人の胸筋とか、きゅっとしまったお尻がセクシー」って言うのと、男が「おっぱいが大きい女がいいよ」言うのとは全く意味が違う。男の場合、はっきり使用感がよさそうって言ってるわけ』。
男女の「セクシー」に対する認識の違い。
それは、私が中学生くらいのときから、ずっと感じていました。
彼氏がいるいない、結婚相手がいるいないに関わらず、まるでオバちゃんがジャニーズの子たちに熱狂するように、ちょっと離れたところから、比較的身近なイケメン君にキャーキャー言って興奮したい、という傾向が女性には多いと感じます。
しかし、いざそのイケメン君が自分に言い寄ってきちゃったりなんかすると、急に幻滅して付き合おうともしない…なんて話は、私の身の周りにもゴロゴロ転がっていました。
「その矛盾した行動は一体なんなんだ!?」と、まるで男が女を「女性として見る」ことをあざ笑うかのようなその態度に、若かりしみつなり少年は、やきもきとさせられたものです。。(泣)
そんな男女の「セクシー」に対する認識を、岡田氏は非常にわかりやすく表現してくれています。
男が言う「セクシー」は、「使用感」。
女が言う「セクシー」は、「作品感」。
…あなたの考える「セクシー」は、あなたが異性に求めるものは、一体どんなものでしょう?
