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↓『フロン』(岡田斗司夫著、海拓舎、2001)より引用(11)


それよりも、そういう男性をダメとしか見れない価値観全体を疑ったほうが、より真実に近づけます。
「会社ではしっかりしているのに、恋愛関係になった途端に、すっかり子どもになってしまう」
「デート中も私に甘えるだけで、何ひとつ決められない」
「私はもっと、お互いに尊敬しあい、高め合う恋愛がしたい」
こう嘆く人ほど、オンリーユー・フォーエバー幻想が強いようです。
本来は「恋愛相手」「頼りになる友人」「信頼できる仕事仲間」などに分けて求めるべき要素を、ひとりに集中して求めてしまっているわけです。


「お互いに高め合う恋愛」というのは、やはり男性には理解できない女性のみの発想です。「高め合いたいなら仕事でがんばればいい」と考える男性が大部分でしょう。
仕事という厳しい現実を通して、なにかはっきりした成果を残したい。
こう考えている男性は多いですが、彼らにいわせれば「女性は、まるで仕事みたいな恋をしたがる」ということになります。
「いろいろ障害もあるだろうけど、相手との愛を貫くことによって互いの存在を高め合いたい」
こんなことを言われても「え~、なんでそんな仕事みたいなことをしなきゃいけないの?」と反発されます。


仕事にうちこめないのなら、趣味でもなんでもいいだろう? なぜお互いの本性をさらけだし、甘えられる唯一の関係である恋愛で、高め合ったりする必要があるの?
そう、大多数の男性にとって恋愛とは「高め合う」ものではなく「甘え合う」ものなのですね。この恋愛観の差をはっきり意識したほうが、余分な幻想を男性に持たずにすむでしょう。


↑(引用ここまで)
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…『高め合いたい女』。
…『甘え合いたい男』。
恋愛に、何を求めるのか。
お互いが恋愛に求めるものは、微妙に(時には大幅に)違うはずです。


片方は、今日あったことや、悩んでいることをいっぱい話したい。理解しあいたい。
片方は、できるだけたくさん一緒にいて、仕事のことなんて忘れて、甘い時間を過ごしたい。
また、日によってそういう気分にならなかったりもするし、今日は誰にも会いたくないっていう日もあるでしょう。
…そう、ふたりの欲求が毎日毎日ピッタリ合致し続けることなんて、まずありえないのです。


この、ふたりの欲求が毎日毎日「違う」という大前提を、忘れないでいること。これがとっても大切なことだと思います。
「違う」ことを前提にしていれば、自分の欲求ばかりでなく、相手の気持ちを汲み取ろうと努力するようになります。
また、自分の気持ちを汲んでもらえたら、次は相手の気持ちも汲んであげたくなります。


「自分と他人では、考えてることが違う」。
言われてみればあたりまえのことですが、こと恋愛になると、そこらへんが曖昧になることが多すぎると思うのです。
自分が遊びたいときでも、相手は何をしたいのかを考える。
言い方にも気を配る。
…人間関係の基本ですよね。


こんなこと言っている私でも、相手に失礼なことをしちゃうことも、そりゃあります。
会う約束をしていたのに、「その日ダメになっちゃったんだけど…。」と言うだけで、「ごめんなさい」や「すみません」の一言もなかったり。
会う前日までに、その日大丈夫かどうか連絡をすると言っておきながら、忙しいのを理由に連絡をせず、相手は連絡を待つばかりで一日動けなくさせてしまったり。。


…予定をキャンセルするなら、まず「ごめんなさい」から入らなきゃ。


…相手の予定も左右してしまうときは、前もって連絡しなきゃ。


「親しき仲にも、礼儀あり」。
こんな文章を書いて、今日も自分を戒めてます。。


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