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↓『恋愛自由市場主義宣言!』(岡田斗司夫著、ぶんか社、2004)より引用(03)


(倉田真由美氏との対談)


倉田 でも優香だったら餌くれなくても好きになるでしょ。その場にいるだけで。


岡田 「優香だからね」って言う男はいっぱいいるだろう。でも優香の内面を見て本当に好きになる男がいるのかどうかなんて、俺は怪しいもんだと思うよ。優香と寝たい男はいっぱいいるけど、惚れる男なんてあんまりいないよ。と言うより男の惚れるレベルは寝たい+α程度のものなんだよ。内面は評価の外なんだよ。内面はない方がいいんだよ。だから(男は)恋愛しないって言ってるんだよ。


倉田 優香にも(内面が)あるんだろうけど、限りなくなく見えるよね。


岡田 うん。それはモテるコツだよね。だから、内面があればあるほどモテにくいよね。


(中略)


岡田 男って女の子が議論みたいなのを見せると「あ、そういう遊びは俺、男とやるから」っていうふうになっちゃうから。それは男同士でやるから、お前は無理して野球しなくていいよ、お前タオル持って向こうで立ってろよと。
あのね、モテる男の話を聞いて面白かったのが、要するに僕たち男は女の子と何したのかということが明らかになっていくんだ。結局誰とでもつき合えるとしたら、本当につき合いたいんだろうかとか。


倉田 モテる男の人たちは、女の子と何をしたいわけ?


岡田 プレステとか添い寝とかセックスとか。男とするようなことは別にしたくないみたいなんだ。だから女の子から見たら、男同士がしてることが恋愛なんじゃない? 一緒に飲みに行ったり。口説く目的以外で女の人と飲みに行ったりしないもん、男の人。会話を求めてないもん。


(中略)


岡田 その深くなりたいのは男同士で深くなりたいんであって…。


倉田 なんで深くなりたいの? 男同士で。わからないね。


岡田 多分ね、男同士だったら恋愛が発生しないから、安心してストイックな恋愛ができるんだと思う。


倉田 じゃあ男にとっての、今恋愛と言われているものはなんなの?


岡田 女遊びとか女が欲しいとかいう感覚がわりと近い。で、じゃあ女の人がいう恋愛のやり取りとかは誰とやるのって言ったら、男同士の仲間でやるの。嫉妬したり、あの人に認められたいと思ったり、そういうのって男同士でやるのよ。仕事で。


(中略)


あの坂本竜馬ですら女は顔で選んだんだから(笑)。たまたま行った旅籠かどこかで火事で火傷させた女がいて、その女が若くてきれいだったから連れて歩いて、周りから「坂本さんは本当に素晴らしい男だけど、なんであんなつまんない女連れてるの?」って言われるようなやつなんだよ。歴史上の偉人であっても女を見る目はない。


↑(引用ここまで)
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…男が女に対して、何を求めているのか。女は男に対して、何を求めているのか。


本能的に万年発情期であるオスと、そうでないメスとでは、ひとくちに「恋愛」と言っても、認識にズレがあるのではないか、というのは私も経験上、薄々感じてはいました。
女性が「恋愛」や「カレシ」に求めることの多くは、あまりセクシャルでないものが多いなあ、とずっと思っていました。


深い話までできる話し相手。


自分の一番の理解者。


人間的にも一緒に成長できる同志。


…なんだか、そういったたくさんの要素を、恋人ひとりに求めている傾向が強いように思うのです。
でも、そのひとつひとつを我々男性の目線から見てみると、「別にそれ、恋人じゃなくてもええやん」っていうものが、いくつもあるような気がするのです。


別に、深い話のできる話し相手は、男でいるし。
自分の一番の理解者が「カノジョ」か、って言ったら、付き合いの長い気の合う奴は別にいるし。
尊敬したり、されたりする人間的成長は、別に恋愛以外でできるし。もちろん「仕事」でだってできてるし。


…では、自分は「恋愛」、「女性」に何を求めてるんだろう?
「恋愛」って何だろう?
「結婚」って何だろう?
そう考えてみると、岡田氏の『男同士だったら恋愛が発生しないから、安心してストイックな恋愛ができるんだと思う』というのは、過激な表現ではあるけども、今まで私が感じてきたことを、まさにわかりやすく表現してくれている、とそう思ったのです。


確かに、そうでない男性も、います。
むしろ、女性であっても、そんな人はいます。
私が今回、この対談を引用して言いたかったのは、付き合ってはすぐ別れてしまう若者の恋愛だったり、同棲や結婚をしてみたけど実際一緒に暮らしてみたら不満ばっかりだったり、そういった悩みの多くは、岡田氏の言うような『女性が恋愛に求めるものと、男性が恋愛に求めるもののズレ』に原因があるんじゃないか、ということなのです。


一方は「恋愛」に、「安らぎ」や「癒し」や「セックス」を求めている。
他方は「恋愛」に、「日々の会話」や「人間としての深いつながり」を求めている。


自分が「恋愛」に、何を求めているか。
相手が「恋愛」に、何を求めているか。
「自分がこうだから、きっと相手もこうだろう」で見切り発車して痛い目ばかり見たあの頃には、もう戻りたくないなあ。。(笑)


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