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↓『島田紳助100の言葉』(島田紳助著、ヨシモトブックス、2011)より引用(06)
恋愛は基本、錯覚です。
だから、ある日突然、目が覚めることがあるのです。
口説き落とすという作業は、いかに相手を錯覚させるかというプレゼンです。
理想の相手を演じるのではなく、「こんな人がいるんだ」と驚かせるのです。
素敵な行動を、まるで自分の常識かのように行いましょう。
裁判の時、弁護人は不利な発言や証拠を出しません。
恋愛も一緒です。不利な発言や行動は禁止です。
「こんな人がいるんだ」と興味を持たせましょう。
自分を少しアレンジして、相手が出会ったことのない人を演じましょう。
優しさやロマンチック、行動力などで、まるでニューマシンのような自分を作る。
ただし、まったく自分にないものは無理ですから、自分の中のいい所を大きく膨らませ、弱点は見せず、素敵で珍しい人間を演じましょう。
↑(引用ここまで)
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「こんな人がいるんだ」と驚かせる。
素敵な行動を、まるで自分の常識かのように行う。
それは何も恋愛に限ったことではなく、仕事や家族、友人との付き合いなど、すべての人間関係に通ずることだと思うのです。
たとえば、職場で上司からアンケートか何かの回収を指示されたとき、結局は誰かが集計しなければならないことは誰にだってわかっているんだから、言われずとも、せめて自分が回収した用紙だけでも、集計して表紙をつけて提出する。
「今ここで飲み物や甘いものがあったら嬉しいなあ」と感じたら、周りの人のぶんも買ってきて、振舞う。喜んでもらう。
ゴミ箱がいっぱいになってきたら、見て見ぬふりをするのではなく、率先してゴミ袋を交換して、流しの三角コーナーの生ゴミもまとめて、シュレッダーのゴミも集めて、率先してゴミ出しに行く。
上司や親戚、両親などのオチのない自慢話なんかが続いて空気が悪くなったら、自らいじられ役・ボケ役に回って、場を和ませる。話を転がりやすくする。
…どれもちょっとした「自分がやらなきゃ」という背伸びばかりですが、そんな「背伸び」を、「素敵な行動」を、ちょっとした「面倒臭さ」をガマンして続けていくと、それが「自分の常識」となり、周りから見た「あの人の常識」「あの人の行動レベル」「あの人ってフットワーク軽いよね、気がつく人だよね」という評価につながるのです。
なんだか自慢話のように聞こえてしまうかもしれませんが、恋愛にせよ、仕事にせよ、家庭にせよ、「ちょっと珍しくて、素敵」な人間であろうと背伸びを続けていると、そのうち本当に「素敵な人」になっているんじゃないかと、最近本気で思うのでした。。
