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↓『30独身女、どうよ!?』(岡田斗司夫著、現代書林、2001)より引用(34)
う:つまり、相手はいる。それを、うだうだとぜいたく言ってるせいで、つきあえないということ?
岡:そう。赤い糸とか、本気の恋とか、いつまでも恋愛甲子園なことを言ってちゃダメ。ちゃんとプロの恋をする。
「男なんて、自分が言い寄ってやんなきゃ、ビクビクしていて何もできないんだから」って思うことにして、プロとしてちゃんとご希望に答えてあげる。
う:プロというのは、結婚を目標にした恋ってこと?
岡:結婚できなくてもいいの。ひとときの恋でもOK。ただし、自分がその恋愛に何を求めてるか、目的をはっきりさせること。
目的は、結婚相手を見つけるのか、グチをきいてくれる相手がほしいのか、一緒に遊びにいく相手がほしいのか、セックスを楽しみたいのか。
う:でも、今の条件って、全部ほしくなっちゃいません?
岡:全部ほしくなってOK。ただし1人の相手に全部を求めちゃダメだよ。結婚にぴったりの相手とは結婚する。セックスの相性がいい相手とはセックスする。ひとときでも、燃えるような恋をさせてくれる相手とは、恋をする。
う:つまり、自分の一番したいことを絞り込んで、ぴったりの相手を見つけるんですね。
岡:別に絞り込まなくてもいいじゃん。何人もの男とつきあえばいいんだよ。
う:えっ? えっ? そんな器用なこと、できるかな? 現実的にはムリなんじゃ?
岡:ちっともムリじゃないよ。うさぎの並べた条件を、たった1人の男性に当てはめようとする方が断然ムリだよ。
↑(引用ここまで)
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…『自分がその恋愛に何を求めてるか、目的をはっきりさせること』。
自分の現在の仕事の状況からして、だいたい平日は何時間ヒマをもてあましているのか。毎日誰と夕飯を食べているのか。
休日はどのくらいヒマがあって、家族や友人との付き合い以外の時間で、どのくらい寂しさを感じているのか。
ひとりでいる時間がどのくらい好きなのか。
自分自身の「好み」や「ゆとり」と向き合って、自分自身とよく相談して、「その恋愛に何を求めるのか」を決めておく。
その作業をしてこなかったために、なんやかんやでひとりの異性にたくさんの要求を押しつけてしまっている人は多いと思います。
「カレシ(カノジョ)」なんだから、オチのないグチを聞いてもらってあたりまえ。
「カレシ(カノジョ)」なんだから、メールや電話で毎日連絡をとりあってあたりまえ。
「カレシ(カノジョ)」なんだから、お互いが相手の生活の中心になってあたりまえ。
「カレシ(カノジョ)」なんだから、結婚について真剣に考えてあたりまえ。
…それらはどれも自分自身や相手の「好み」「ゆとり」といった状況にいちいち関わってくる要求であって、それらすべてをひとりの人に集中して求めるのは、どう考えてもムリが生じると思うのです。
あなたの目の前にいるその人の「能力」と、あなたの「ゆとり」とを鑑みて、割り切るところを決定しておく。いくつかの要求は、きっぱりあきらめておく。
そうすることで、「恋愛」という契約のもとに、お互いがお互いの「能力」や「ゆとり」以上のことをさせてしまっているおかしな状況を、回避することができると思うのです。
「自分がそうしたいから、する」
「精神的、時間的ゆとりがあるから、してあげたい」
「精神的、時間的ゆとりがなくても、それでもしてあげたいから、する」
…「どうしてほしい?」なんて言わずに、自信と責任をもって、行動したいものです。