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↓『30独身女、どうよ!?』(岡田斗司夫著、現代書林、2001)より引用(31)
岡:例えば、あなたがお化粧をして、エステ行って、ちょっときれいになる。美容院に行って、髪の毛をきれいにカットしてもらって、ちょっとあか抜ける。それで、彼の目の前に出ても、彼のその横をミニスカの若い女の子が通ったら、その瞬間彼の目からあなたは消えてしまう。あなたが築き上げた「ちょっとだけど、でも頑張った美しさ」がわかんない。そんな微妙な差には気がつかない。
女を見る目がないというのは、こういう見た目においてすら、そうなんだよ。女の子がよく言っている「髪の毛を切ったけど、彼氏は気がついてくれない」ってヤツ。女の子同士だったら、ちょっとアクセサリーを変えていっただけで、「あ、それいい。どこで買ったの」とか言うんだけど、男にはそんなの見えない。もっと大味にできている。
う:大味の男にもわかる演出って?
岡:とりあえず胸のところがバーンと開いてやるやつじゃないとわからない。胸がデカいとか。そっちの方ならまだわかりやすい。
↑(引用ここまで)
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…『「髪の毛を切ったけど、彼氏は気がついてくれない」ってヤツ』。
これはおそらく、小さい頃からの関心事と習慣の違いと言うほかはありません。
あえて男性の味方をして言わせてもらえば、彼女の細かい変化に気づかないのは、別に彼女に関心がないからでも、もう好きじゃなくなったからでも、ないのです。
以前「【哲学】040:男らしさ? 女らしさ?」にて、男女の「感情を見つめる能力の違いは、小さい頃から仕込まれているもの」と私は書きました。
男は、小さなことに一喜一憂しないように育てられます。いちいち泣いたり、わめいたりすることは「男らしくない」と言われ一蹴されます。
逆に女の子は、小さなことにいちいち敏感になるように育てられます。ちょっとしたことに気づいて感動したり、声を掛けたりできないと「女の子らしくない」と言われ矯正されます。
こんな仕込みの積み重ねにより、(人によって差異はあるにしても)男は「細かい変化にいちいち関心を示さない」ように、女は「細かい変化に気づいてあたりまえ」に育っていくんだと思うのです。
そんな環境の中で育てられた女性たちは、誰もが「細かい変化に気づいてあたりまえ」と思いこんでいますので、気づかない男性を目の当たりにすると、「なんでこんなわかりやすい変化に気づけないの?」「興味ないから気づかないんでしょ?」と「能力」や「気持ち」の問題に置き換えて考え、腹を立ててしまいます。
…これは声を大にして言いたい。
それは、男性に「能力がない」からではありません!
それは、男性に「気持ちがない」からではありません!
それは、小さい頃から植え付けられた「男らしさ」「女らしさ」の差異によるものなのです。
育てられ方の「違い」によるものなのです。
男性だって、自分には全く関係のない他人の話や、アドバイスのしようもない愚痴を、たくさん聞かされてるんですから。
だから、女性のみなさん!
前髪切ったの気づかなくても、怒らないでm(_ _)m!