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↓『哲学』(島田紳助・松本人志著、幻冬舎、2003)より引用(10:紳助)
しょせん僕らタレントは、ひとつのパーツだと思っている。
だから冗談半分ではあるが、
「僕は通りすがりの司会者です」
と、よくいっている。
結局僕らがいう意見というのは、自分がやりたいようにしてるだけじゃないかと思うから。タレントが口をはさむというのは、自分がやりたいように、文句いってるだけじゃないかって。
だからアイディアを出すことはあっても、番組をああした方がいいとか、こうした方がいいとかはいわない。それに、そういうことをしていると、自分の出てる番組が、みんな似たような番組になってしまいそうな気がする。
スタッフは少なくとも僕以上に番組のことを考えているわけだから、その人に任せようと思う。それに、たとえば能力のない演出家にどれだけいっても、その人はこれまでそうやって生きてきたわけだから、なおらないと思う。
「これは番組として成立してない」っていくら僕が思っていても、その人が成立してると思ったらこれはもうどうしようもない。甘いものを辛いと思ってる人に、「ほんとはこれ甘いんやけど」っていってもしょうがない。
↑(引用ここまで)
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…『甘いものを辛いと思ってる人に、「ほんとはこれ甘いんやけど」っていってもしょうがない』。
「あたりまえ」のレベル。
同じ仕事をしていても、黙って素早くこなせる人もいれば、「忙しい、忙しい」とグチを言ってばかりの人も、必ずいます。
”【哲学】021:「覚悟を決めさせる」教育的配慮”で、私はこんな文章を書いています。↓
…私が思うに、ダラダラ過ごしている奴は、本当に多いです。
中途半端な覚悟しか持てない奴が、本当に多いと思います。
「やる」って言ったらやれよ。
「私、がんばってます」と言う。その「がんばり」がちっぽけな奴が、本当に多いです。
仕事も、恋愛も、ロクに続けられない奴が、多すぎます。
「石の上にも三年」って言葉知らんのか?
「自分なりに」がんばってるって?
その、「自分なりに」のレベルが、低すぎるやろ。
「みんな、そんなに強くない」って?
違う。それはただ、自分に甘いだけです。
…でも、仕方ないのかもしれません。
今の日本は、別に本気になってがんばらなくてもそれなりに食っていけるから。
自分を向上させなくたって、別に生きていられます。
別に、死にゃしないのです。
そういうダラダラした奴が増えていくのも、当然の流れなんだろう、と思います。
がんばってる奴と、ダラダラした奴の能力差は、ますます離れていく時代なんだろうなぁ。。
…また、”【哲学】047:「教育」の難しさ。。”でも、私はこんなことを言っています。↓
学生の面接で何を求めるか。何を聞くか。
高い離職率の中、使える奴と使えない奴をどう見分けるか。
採用が決まって一緒に働くことになっても、上司に向かって「ご苦労様でした」なんて言えちゃう社員。
自分で調べもしないで「○○って何ですか?」とすぐ聞いてくる社員。
「ちょっとは自分で調べてから聞きに来るもんでしょ」とアドバイスしても、「でも、聞いちゃったほうが早いじゃないですか」と口ごたえしてくる社員。。
…けっこうそんな奴ばっかりらしいんです。まあ、想像はつきます。私の前の職場も、似たようなもんでした。
問題は、そいつの今後を考えていくら叱ったところで、聞き入れる奴は聞き入れるし、いくら言ってもできない奴はできない、という事実なんです。
「ハイ、わかりました」と返事はいいが、その後ちっとも改善されない「その場しのぎ」パターン。
「今、叱られている」という状況だけでイヤになってしまい、ふてくされたり、泣いちゃったりする「叱られ慣れてない」パターン。
叱られてる内容は理解できるが、改善する能力が追いついていかない「結局できない」パターン。
同じく叱られてる内容は理解しているが、この仕事を続ける気も、仕事に対する執着もないので、そこそこ働いて時間が過ぎるのを待つ「執着なし・やる気なし」パターン。。
…大学を卒業して、年齢的にはしっかり大人で社会人になってしまった彼らを、いったいどう「教育」したらいいのでしょうか??
叱っても、諭しても、同じことの繰り返し。。
ちょっと言えばわかる奴もそりゃたまにはいますが、そういう奴はこちらが教える前から改善能力が備わっているわけで、しかもそういう奴は全体の1割にも満たないのが現実です。。
…紳助氏は『その人はこれまでそうやって生きてきたわけだから、なおらないと思う』とあきらめているようです。
私は、そんな奴に出くわすたび、せめて自分はそうならないように、と自己反省することくらいしか、できません。。
みなさんは、どう対応していますか?