先日知り合いの女性が、恋人の仕事がだいぶ遅くなるということで、お弁当を作ってあげて、恋人の職場まで届けに行ったときのことです。
「急に作ったお弁当、驚くかな?喜んでくれるかな?」とワクワクしつつも電話をかける彼女。
彼女の恋人は、「もうちょっとしたら出るところだったけど、せっかく作ってくれたんだから、待ってるよ」と快返事。
きっと、仕事が忙しい中でも、手作りのお弁当とふたりだけの時間が一瞬でも仕事のことを忘れさせ、日常の中のイベントとしては申し分ない出来だと言えるでしょう。
…しかし!
そこで待っていたのは、同僚の目を気にしているのか、職場でとはいえ、ろくに対応してもらえないという扱い。
料理に対する気のない品評。
明らかに、仕事の片手間に相手をされている。
彼女も、さすがにキレたという。。
…私はその話を聞いて、真っ先にこう言いました。
「きちんと対応できないなら断れよ!!」、と。
百歩譲って、職場の中での立場やら、忙しさやら、疲れやら、あったとしましょう。
でも、「どうせやるなら喜ばれるようにやる」べきでしょう!
できないんなら、丁重にお断りしなきゃ!
そんな遅い時間に、お弁当作って来てくれてるんですよ?
どんな理由があっても、恋人に「仕事の片手間に相手されてる」と思われるような対応、したらイケマセン。
恋人同士とはいえ、きちんと失礼のないように対応できる時間も余裕もないならば、そこはしっかり断らなくちゃダメだと思うのです。
…こんな話があります。
私は、時間にルーズな奴でした。
というより、相手に悪い気がして、しっかり断れない奴でした。
ツレが、夜10時に私の家の玄関前で待っています。私の電話が鳴りました。「いまどこ?何時に帰って来れる?」
そのとき私は外で夕飯を食べていて、今すぐ店を出て車をとばせば10時半すぎには着きます。
せっかく家の前まで来てくれてるのに、あんまり待たせては悪いと思い、「10時半頃には帰るよ」と言ってしまう私。
そんなギリギリの時間を言ったって、時間通りに着きゃしないのに。
案の定、家に着いたのは10時45分。
ツレを待たせただけでなく、できない約束をしては、破ってしまう奴だったのです。
そんなことの積み重ねが、自分の信用を下げまくっているとも知らずに。。
…しかし、世の中には教育的影響力のある人とはいるもので、そんなある日、友人のS君がやってくれたのです。
私はいつもどおり(苦笑)、S君を家の前に待たせ、約束の5分遅れで家に着きました。
ところが、家の前に彼がいないではないですか!
あわてて彼に電話してみると、「時間通り来ないから、帰った。今日はもういいわ」。
アカン。
やってもうた。
そのとき彼の言動で私は気付いたのです。
「間に合わない時間言うの、やめよう」と。
「できないなら、できないと断ろう」と。
…それ以来、私は、余裕をもって着ける時間しか言わないようになりました。
決めた時間には間に合うよう行くようになりました。
言い訳をしなくて済むように行動するようになりました。
謝らなくて済むように行動するようになりました。
仕事等でやむを得ず遅刻してしまうときでも、たとえそれが数分の遅刻だとしても、前もって連絡するようになりました。
帰りに45分位かかると思われるときでも、「1時間後家に着くよ」と言うようになりました。
「1時間も待つんなら、今日はいいわ」と帰られてしまうことも、そりゃ、あります。
でも、思ってたほど、悪い気はしません。
断るときは、はっきりと断るべきだったのです。
先日の「お疲れ弁当事件」も、しっかり対応できないのなら、せっかく作ってくれた弁当だけども、「ゴメン、今日はちょっと忙しいわ。また今度作って!」と断るべきだと思うのです。
誰にでも、「断りづらさ」はあります。
誰もが、相手の好意を断ることに「悪い気」がします。
でもそれは八方美人なだけで、そんな中途半端な優しさが一番相手を傷つけるのです。
今日の教訓! 「できないなら、できないと断ろう」。
…以上、「お疲れ弁当事件」からお送りしました。